学園散策と校則 其の二
学園は広い、もう言い飽きだ。
だから新入生が迷うのは学園の風物詩みたいなものだ。地図読めない自分にとって迷うのは必然、でも一度歩いた道は覚えれるから。ならば、結局迷うなら先に迷う。自然豊かな景色は綺麗で入学式始まればいつ落ち着いて見れるが分からないしね。ついでにゲームメインキャラがよく出現する場所を事前に確認したい。
まずは鐘のある主校舎に向かおう、歩きながら昨日見た校則の内容を思い返す。
ポイント制:学園内の全活動にポイントを消費する必要がある。例えば、一般的に、食事や日常用品の買い出しにはもちろん。授業と先生を選ぶこともポイントを必要とするわけである。
ポイント獲得方法:学生のポイント獲得方法は主に成績上位者、先生の手伝い、異能供給それからミッションと探索だ。
安定してポイント手に入れるのは異能供給だ。具体的には水の異能を持っていれば、補給場に向かい異能使う。水の量に応じてポイントを与えられる。欠点は補給対象ではない異能には意味がない方法だ。一攫千金ならぬ一攫千点を狙うのならばミッションと探索だ。大陸内でありながら学園結界外の場所に指定されている動植物もしくは新しい発見を見付けた場合、莫大なポイントを手には入れる。
他には新たな発明を成功した際、学園の開発システムに登録され。他人がその発明を使用するごとにポイントは入手出来る。だが、その審査は厳しく研究に必要な器具も一つ一つポイントを使わなければならない。学生が登録システムに名前が出るのは先生の研究に一定の貢献を出した場合が大多数だ。第一人者ではないから、入るのは微々たるポインしかない。
学園のテレポート機能について:学園内であれば10ポイント支払うことでテレポート一回使用可能。しかし、転移先は学園内の主要建築に限られる。使い方は個人証明カードで地図を開き、行きたい場所をタップする、そうしたら自動的にポイントを引かれテレポートが発動する。これで極先生がどうやって移動したのが判明した。
注意しなければならないのは各カードにテレポート使える回数は最大で30回、それをすべて消耗した場合チャージをしなければならない。チャージ代は一回10ポイント、つまり最大チャージは300ポイントだ。
もちろん、テレポートの異能持つ生徒はカード使わず自由に使用して結構。
新入生の特典:それぞれ先に一定のポイントを与えられる、最高で1000ポイントだ。(入学筆記順位、特別枠と普通枠の違いと異能の希少性などが支給基準となる)ジェネルはもちちろん1000ポイントだ。
新入生は全てのチャージ初回分は無料。
授業選びも一学期は一年生対象とする授業は無料である。自信あるなら一学期で必要単位分の授業選んでも構わない。但し一つでも不合格あれば、即退学だ。
新入生の制限:一学期目学園内のテレポート機能使用不可になっている。二学期から使用可能となる。
同じく一学期目は先生を選ぶことは出来ない。
探索の範囲は学園から半径10メートルに留まる。
(他に何があるかなあ、脳細胞の再生が追い付かないよ。当面はこれでいいや、ポイントとか実際に使用すればすぐわかるでしょう)
なんやかんや考えながら、周りの景色がまたもや木々が立ち並び、他に目立つ建物の姿が見当たらない。しかし、鐘と今自分の距離を目測すると着実近づいている。




