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詩になりたかった何か。

変わりゆく世界

作者: Noisy

 緑は既に萌えて久しいが陽は未だ燃え尽きず。

 突然と気付かされた事実に愕然とした。

 いつの間にこれほど大きな変化が起こっていたのか。


 絶えず変わりゆくはずの存在をあるいは変わりつつ不変を装っている存在を

 切り取った一刹那より察知すること(あた)わず。

 しかして複数の瞬間があればあるいは。


 点は質量を持たない。

 その集合が線となり面となるのだろうか。

 (いや)、質量を持つ点が、集合することで形を変えるのか。


 微分は断面積(瞬間)を求め積分は体積(軌跡)を求める、

 そんなようだった気がした。

 そうであるのなら。


 写真は世界を微分したものか。

 記憶は経験を積分したものか。

 いや、写真を積分すると記憶となるのか。


 世界と

 世界を切り取ったソレを連ねた記憶は

 近似的に同じものであり厳密には異なるもので、


 そんなことはくだらないと嗤ってはみても変化へただのひと時より気付くことはできず。

 ひとつきりの観測では変化を確定できないのだと知ることができたのは比較したからだ。

 いくつもの瞬間を。

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