二日目~先生との特別講義~
「ふわ。。。よく寝た。昨日も夜更かししちゃったから、ちゃんと睡眠取れないかと思ったけど。ここまで、眠れたら授業に影響は出ないかな。」
あたしは、そう言いながら着替えて、寮の食堂で朝ご飯を食べる。
「おはよー。」
友人が起きてきて、あたしの隣の椅子を確保する。あたしは、友人が朝ご飯を取ってきて、隣に座ったとたん今日の遊ぶ話になる。
「今日楽しみだねー。映画なんて久し振りじゃない?もうチケットも取ってあるんだー。」
そう言いながら、あたしに映画のチケットを手渡そうとするのを、あたしは止めた。
「ごめん、映画行けない。」
そう言って、謝る。友人は、驚きとかそんな感情が入り混じったような表情になる。
「どうして?今日なら、空いてるって話してたじゃん。」
そう、この日程を設定したのはあたし。その本人が断る。そりゃ、そんな表情になるのは、当たり前だ。
「昨日、先生呼び出されて。外の世界に出向かなきゃいけない。一言で言えば、野外実習と言うことらしい。」
あたしは、昨日の話を友人に説明した。彼女は、暗い表情を一瞬見せたが、すぐに笑顔になって、あたしに向かってこう話す。
「当たり前だよね。あたしよりなつみんの方が優秀なんだもん。そう言う話が来るの、当たり前だよね。せっかくだし、色々学んでおいでよ。あたし、おみやげ話まってる。」
そう言えば、朝ご飯を食べ始めた。あたしは、少し強がりを見せた彼女の横顔を見つめて、小声で彼女に向かってこう言う。
「あたしは、選ぶ手段は無いんだ。学ばせてもらってる身だから。ここでは、先生の話が最優先される。ごめんね、遊びに行く約束はいつか埋め合わせするから。」
そう話して、彼女も朝ご飯を食べ始める。彼女との朝食の時間は、さっきの話以外は他愛の無いガールズトークだった。彼女も、強がりを見せた笑顔ではなく、心から笑顔を見せていた。彼女と過ごす朝の時間は、すっかり過ぎていって、始業時間が迫る。彼女と別れて、荷物を持って学校に行く彼女との合間を沈黙が埋めていく。この間は、しゃべることもなくただ黙って、学校へ歩いて行く。そして、彼女と別れて、あたしは自分のクラスに向かう。
そして、いつものように、授業を受けて、食堂で昼食を食べる。一つ変わったことと言えば、あたしの隣に友人が座っていないということ。彼女は先に食べてしまったようだった。
そして、午後の授業を受けて、先生のところへ向かう。昨日言われた、外の世界での振る舞い方を学ぶためだ。先生の講義は厳しかったが、この世界の当たり前は通じないと言うことに驚いた。
そして、あたしは先生の講義を終えて、寮の部屋に帰る。いよいよ、明後日。その間に、準備を整えておかなければならない。そう考えながら、歩いていると、友人に会う。彼女とは言葉を交わさずに、軽くほほえみかけて、すれ違うだけだった。彼女との約束を破り、それで怒ってでもいるのか心配にもなったが、そこまで突っ込んで、喧嘩にはなりたくないので、少し間を置くことにした。避けてないかと聞かれれば、避けてないと言えばいいや。
そして、あたしは明日の授業の用意と、課外実習に持っていく物を少しづつ、確認していく。そして、明日の持ち物確認を終えて、課外実習の持ち物を整理していく。それも、終わったあたしは寝る準備をして、パジャマに着替えて、あたしは眠りについた。
桜井香奈です。今回は、いよいよ現実味を帯びてきた課外実習に力を入れていく、雪平菜摘を描かせてもらいました。少し、雪平菜摘の人間関係にも、触れています。そこも読んでいただけたら幸いです。今回は有り難う御座いました。




