↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

雑文ラノベ「王子に婚約破棄された悪役令嬢の一人語り」

掲載日:2026/10/22

私は王子の元婚約者。まぁ、名前は伏せたいので悪役令嬢と名乗っておきましょう。

そんな私はある日突然、公衆の面前で王子から婚約の破棄を宣言されました。


ええ、びっくりでしたわ。だって王子が婚約破棄の理由に挙げた事全てに覚えがなかったんですもの


。

そもそもなんで婦女子である私が男子トイレに潜入して王子が大便をするところを隠しカメラで撮影


なんかしなければならないのでしょう?


後、誰もいない教室に忍び込んで王子のリコーダーをベロベロと嘗め回したとか有り得ませんわ。

勿論王子の上履きを下駄箱から抜き差って持ち去った事なんかありません。


あっ、でも階段掃除をした時に間違ってワックスを使ってしまい、そこに運悪く男爵家のご令嬢が上


階から降りてきて滑って転んでしまった事は悪かったと思っています。

でも一応階段の入り口には清掃中なので立ち入り禁止の札を掲げておいたのです。でも男爵家のご令


嬢の目には入らなかったようなのです。


とは言え、男爵家のご令嬢が私の不行き届きによりコントのようにスカートの中をあらわにして階段


を転げ落ちたのは事実です。

まぁ、男爵家のご令嬢がかすり傷ひとつ負わなかったのが不幸中の幸いでしたが、たまたま階段の下


にいた男子生徒にスカートの中を見られた事が相当恥ずかしかったらしく、男爵家のご令嬢は私を睨


みつけると「この恨み晴らさでおくべきかっ!」と啖呵を切って行ってしまわれましたの。


これに関しては私も本当に悪い事をしたと思っていますのよ?だってねぇ、花も恥らう乙女が男子生


徒に乙女の花園を守るニャンコちゃんのアップリケが縫い付けられていた聖布を見られてしまったの


ですもの。私だったら命を絶ってしまいますわ。


更にその男子たちったらその場面を動画撮影していたらしく、それをネットにアップしたらしいので


す。しかも私の名義でっ!

これには私も憤慨しましたわ。なので当家の陰仕事を担っているセバスチャンに彼らをお仕置きする


ように言っておきました。


おかげで次の日から彼らを学園内で見かける事はなくなったんですけど、セバスチャンったら動画を


削除するパスワードを聞かずに彼らを底なし沼に沈めたらしくて動画は残ってしまいましたの。

まぁ、それでも動画投稿サイトの運営に伯爵家の権威を持って圧力を掛け投稿動画は削除させました


が、現在も私の濡れ衣は晴れないままです。


それでも王子が挙げた婚約破棄の理由は全て濡れ衣です。

特に伯爵家の使用人たちを総動員して私が某小説投稿サイトに投稿した作品へ加点させランキングに


作品を上げたなんてのはデマもいいところです。


そもそも私は某小説投稿サイトに作品を投稿した事などありませんもの。ただ私と同じ名前の方がラ


ンクインしていたのは事実です。

でもそれは私ではありません。と言うか、小説投稿サイトに本名で投稿する方なんているのでしょう


か?


なので私は王子が挙げた例をひとつひとつ否定していったのですが、王子は私の話など聞こうともな


さりませんでした。

なので私はこれはもう駄目だなと思い、全てを受け入れる事にしたのです。


だってここまで言っても私を信じてくれない王子とはもう打ちとけ合えないと思ったから。

こんな方と結婚しても将来不幸になるだけです。まぁ、貴族の結婚は大抵政略結婚ですので当事者で


ある私と王子が結婚を嫌がっても滅多に破談になる事はないのですが、今回は私も少々頭にきました


。


なのでお父様に言って王家へ侘びを入れてもらい、全て私の不徳が招いた事として正式に婚約を白紙


にしてもらおうと思ったのです。

で、この話をするとお父様は私をきつくお叱りになりましたが、それでも私が頑として受け入れない


でいると、根負けして王家と話をつけて下さいました。


という事で、私は政略結婚の駒としては傷物になってしまいましたが、晴れて自由の身となりました


。

まぁ、それでもお母さまの配慮により噂が消えるまでは王都を離れた方がいいだろうと、今は母方の


実家である某国の伯爵家に留学という名目で逗留しています。


そしてここまでは私の悪い噂も届いていないのか、留学先の学園では皆さん私によくして下さいます


。

特に殿方はウザいくらい。まっ、これは私の美貌が殿方を狂わせてしまうからでしょう。


ええ、美しいって罪なのですね。おかげでこちらの学園でそれまで美しさでNo1を誇っていた女子


生徒と一悶着ありましたが、放課後学園の裏にて拳で語り合ったらマブだちになれました。


因みに私を婚約破棄した王子はその後、新たに他国のちょっと年上のお姫様とご婚約なされ先月結婚


式を挙げられました。

ただ、お相手のお姫様は何かと黒い噂が絶えない方で、実際既に3人の殿方とご結婚されていらした


のですが、それら全ての方がご結婚3ケ月以内に不慮の死を遂げていらっしゃったのです。


なので彼女は陰で『黒衣の未亡人』、もしくは『毒殺の女王』と呼ばれていたんだとか。

まっ、確かにお相手のお姫様はご結婚によってお相手の方の財産を全て相続されていましたからね。


疑われても仕方ないかも知れません。


さて、王子は幾らくらい財産をお持ちだったかしら?いや、彼女としてはここはまず王様をポアして


、王子を王位に付けてから実行なさるかも知れません。だってその方が実入りがいいはずですから。

さすがはカトリーヌ・ド・メディシス。多分彼女は歴史に名前を残すでしょう。


でも私は無名で結構です。財産だってそこそこ持ち合わせていますし。

なので今は楽しく学園生活をエンジョイしていますわ。


それでは皆さんも人生を楽しんで下さいね。でもくれぐれも結婚のお相手は見定めないと駄目ですよ


?


-お後がよろしいようで。-

むーっ、これって一人称なのか?それとも二人称?

なんにしても婚約破棄モノは廃れないねぇ。みんなそんなに婚約破棄が好きなんだろうか?


因みに作者である私は今日、病院でMRIという装置で腰の部分を撮影して貰いました。

いや~、CTは5分くらいで撮影が終わるのにMRIは30分くらいかかったよ。


しかもMRIって筒状の中に横になって寝台ごとスライドしながら進入するんだけど、中が狭いんだ


よね。

あれは狭いところや密閉された空間が苦手な人にはきついだろうな。


まっ、私はそこら辺は鈍感なので大丈夫だったので半分寝ていたんだけど、30分動かないでいると


腰周りが固まっちゃって起き上がるのが大変でした。

因みに今日は撮影だけで結果は後日です。むーっ、何もなければいいんだけど、でもそれだと腰痛の


原因も判らないって事だからどっちもどっちだな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。