表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
49/63

二人きりの、庭園


サン・ジュスト公爵邸、


薔薇園。


—-


セレスティーヌは、ラファエルと、二人だけで、


ベンチに、座って、いた。


—-


「ラファエル様」


「うむ」


「お返事、申し上げます」


ラファエルは、しばらく、答えなかった。


それから、深く、頷いた。


「お聞きします」


セレスティーヌは、扇を、閉じた。


「私、貴方を、お選びすることが、できません」


ラファエルの、金の瞳が、わずかに、揺れた。


しかし、彼は、深く、頷いた。


「うむ」


「ラファエル様、貴方、私の、人生で、最も、敬愛する、男性の、お一人、です」


「うむ」


「貴方の、知識、貴方の、お人柄、貴方の、夢、すべて、私、お慕いしております」


「うむ」


「ですが、私の、心、ヴィクトール様の、もとへ、向いて、おります」


「……、ふっ」


ラファエルが、軽く、笑った。


「セレスティーヌ嬢、ご決断、感謝、いたします」


「ラファエル様……」


「お聞き、する前から、わかって、おりました」


「ラファエル様」


「貴方の、頬」


ラファエルが、軽く、自分の頬を、軽く、指で、撫でた。


「私の、お顔、見ても、紅潮、なさらない」


「……、ラファエル様、ごめんなさい」


「謝らないで、ください」


ラファエルが、軽く、微笑んだ。


「私、申し上げた、こと、お忘れに、なりませんように」


「うむ」


「私、貴方の、ビジネスパートナーで、生涯、お支え、致します」


「ラファエル様、本当に、それで、よろしいので」


「それで、よろしい、です」


ラファエルは、立ち上がった。


「私、貴方の、夢の、半分を、生涯、背負います。それが、私の、貴方への、愛、の、形、で、ござる」


セレスティーヌの、目から、涙が、


ぽろり、と、


こぼれた。


—-


「ラファエル様」


「うむ」


「ありがとう、ございます」


「いえ、こちらこそ」


ラファエルは、深く、礼を、して、


薔薇園を、


去って、いった。


—-


その、後ろ姿を、


セレスティーヌは、


長く、


見送って、


いた。


—-


——、


——、


——、ラファエル様、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、本物の、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、紳士、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、私、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、貴方を、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、生涯、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、


——、敬愛します、


—-

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ