招かれざる者【ks美濃加茂】
年が明けて2015年1月31日。
その日は、再びks美濃加茂で大会が開かれていた。
私は前回よりもいい成績を残そうと息巻いていた。
今回は一社勢も参加を表明していた。そのメンバーはわざわざ県をまたいでくるだけあって、一社でも上位勢と呼ばれる人たちだった。
彼らは一台の車で乗り合わせてきたが、道に迷ってしまい、私はツイッターで何度も始まりますよと声をかけた。なんとか大会にはギリギリ間に合ったが、私は一社勢四名全員の代理エントリーをする羽目になった。
私は一回戦で一社の古参であるオジさんとあたり、善戦するも敗北を喫した。
結果、上位を現役バリバリの恋姫勢が独占する形で大会は幕を閉じた。
さてこのまま野試合で腕を鳴らしたいと思っていた私だったが、そう思っていたのはその場で私、ただ一人だった。アリババ勢、一社勢は、格下の美濃加茂勢と戦うことを避け、美濃加茂勢もはなから勝ち目がないとギルティギアの対戦を始めてしまった。白けた空気だった。
私は罪の意識を覚えた。私たちは、彼らの遊び場を荒らしに行ったに過ぎなかったのだ。
それから数年にわたり、ks美濃加茂で恋姫の大会が開かれることはなかった。
私は無邪気だった。
この件は、今をもってしても私の十字架のひとつとして、胸に刻まれている。
人をやめさせてしまうことが、まわりまわってどれだけ自分の首を絞めることになるのか、このときはまだ知らなかった。




