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10.


 このまま大広間に火の玉があるのは熱いし、邪魔で迷惑なので、北のアイスノース王国の方へと飛ばしました。

 途中でサンドサウス王国の中に落ちてしまうかもしれないけれど、そんな時の対策として檻の上部に大量の氷を乗せたから大丈夫よね?


 元・お姉様ですが、その場で近衛騎士達に拘束され、即座にスキルが使用できなくなる手錠をされていました。そんなものが世の中にあるのですね。恐ろしいものです。

 元・お姉様の罪は賓客を危険に晒したこと。

 極刑ですね。手錠をつけていないと処罰でどこへやっても問題を起こしそうだから、手錠を付けたままの生活になります。

 私の元・お姉様であることで極刑は免れたものの、サンドサウス王国内の離宮に幽閉されるそうです。サンドサウス内の離宮……熱そう。

 

 パーティーにきていたイーストイングとフェスタバルウェストの二国の賓客はアテが外れたといった感じで祖国へと帰っていった。

 私個人としては、島国は島国としてのいいところがあると思うんだけどなぁ。海産物美味しいと思うけどなぁ。リゾートとか?環境破壊しない程度の。



 あ、私はそういえば国際的にジェラード様の婚約者として発表されたんだ。

「レイカ様、自覚してください」

 ジルに言われて改めて思いました。王太子妃って何をすればいいの?

「理想的には王子の一人でも産んでいただきたいものですが、ジェラード様は無理はしないでしょう。これまでと変わらないと思います。国民も喜ぶ事と思います」

 そっかぁ。それはよかった。

 

 でもさぁ、私が死んだ後は灌漑設備とか井戸とか?どうしたらいいんだろう?

「それはなぁ」

 私の心を読んだの?

「この国の地下深くに水脈がある事が分かったんだ。なんとか頑張ってその水脈から水を引きたい」

「そうですね。スキルなんかに頼らないで生活できるのが理想的ですね」



 私はあの日ごく潰しと家を追い出されたけれど、ジェラード様とジルと出会って、今は幸せな人生です。これからも幸せに暮らしていけるはずです。だって、スキルに頼らない生活を目標にしてるから。




スキルに頼らない生活が理想ですね。そうですね。

あの姉…スキルの制御できなくて国は存続できたのでしょうか?寒くて国民いなくなりそう。

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