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# 89. 報酬と出発準備

この度はご愛読ありがとうございます。


お陰様で、4000PVを突破することができました。

引き続き、一生懸命執筆していきますので、もしよろしければ、ブックマーク・★★★★★・リアクション・評価などをいただけますと嬉しいです。

少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)

ヤマトへ着いた一行は、そのままHoMEに行って報酬をもらおうと考えていたが、思いの他HoME行きのカポカーが混雑していたので、一旦ドクターの家へ戻った。

総勢約80名がカポカーで向かうのだから仕方ないだろう。


大規模掃討作戦は、ヤマト内でニュースになり、それはバーチュフレームで表示されるニュース番組でも確認することができた。


「結構大きな戦いだったんだねー!」


「イースタン・リージョンの支部だからね。

 時間を置いたらもっと増えていたさ。

 ヤマトのHoMEは掃討する機会を伺っていたのね」


「本部はもっと大きいのか?」


「あたしは詳しくは知らないけど、世界各地に支部があるのは知っているよ。

 本部はゲヘナ・リージョンにあるって噂は聞いたことあるけど、本当かどうかはわからないね」


「叩き潰すだけだぜ!」


エヴィはノリノリである。


次の日、ネイト達はHoMEへと再度足を運んだ。

昨日は混みすぎて入ることを諦めたが、大方の換金は終わったのか、いつもの賑やかさに戻っていた。

クエストカウンターに行き、換金を行う。

先の大規模掃討作戦は、クエストこそ同じだが、換金額はその働きによって異なる。

なのでいつもの様に全員一律というわけではなく、それぞれ別額の報酬をもらった。


「俺は138,000ヴェルだ」


「私は160,000ヴェルだよー!」


「オレは120,000ヴェルだぜ!」


「あたしは、82,000ヴェルね」


「ドクター、少ないんだな!」


「これでいいのよ。

 あたしが活躍するということは、それだけ負傷者が多いということなの。

 それを考えたら報酬金は少ないに越したことないわ」


なるほどなと、皆は頷く。


「ネイト、この後どうするのー?」


「そうだな、ヤマトに一ヶ月くらい滞在していたからな、そろそろ移動しようと思ってる」


「どこへ向かうんだ?」


「北だな。まずは北へ行って、半島の根本に到達するつもりだ。

 そこにはイースタン・リージョン最北端のコロニーがあり、そこからそう離れていないところに船の乗り場があるらしい」


「船かー…」


「船を使わないルートもあるが、陸路をかなり進むことになる。

 途中の補給ができないかもしれないことも考慮して、船に乗るのが賢明だろう」


「そう…だよなぁ…」


エヴィの船嫌いはまだ治っていないようである。


「北へ行って、それからどうするんだい?」


「キャシーの夢のひとつなんだが、イーグルアイのコネフィックス・アーケードという繁華街で買い物をしたいんだそうだ」


「……!

 覚えててくれたのね!」


とキャシーは小刻みにジャンプして喜ぶ。


「ああ、だから、ゲヘナ・リージョン(Gehenna Region)に向かうつもりでいる。

 ドミニオン・シンジケートの動向は気になるがな」


「なるほどね、わかったわよ」


「出発はいつだ?」


「明後日の朝を予定している。

 皆、準備をお願いだ」


「了解だぜ!」


「それとエヴィ、ちょっとM.A.C.S.の改造をお願いしたい」


「おう!任せろ!」


「ということで、俺とエヴィは出てくる。

 二人は好きにしてていいぞ」


ネイトとエヴィはM.A.C.S.ドッグへと向かったのである。


--ネイトとエヴィ


ネイトとエヴィはM.A.C.S.ドッグに着いた。


「で、どこを改造したんだ?」


「副砲を、今より攻撃力があるものにしたい。

 砲身自体は高くてもいいが、弾薬費は抑えてほしい」


「わかったぜ!

 選ぶのでちょっと待ってくれ!」


エヴィは、ホログラムディスプレイを見回した。

10分ほど悩んで、ひとつの副砲を選んだ。


「これが良いかな?」


とエヴィが指したのは「ヘルミディエーター(Hell Mediator)」だった。


「こいつは、副砲の割に高出力だが、弾薬費は結構抑えられるぜ!

 その代わり、ジェネレーターからちょっとエネルギーを回さないといけないがな」


「問題ない、それで頼む」


「了解だぜ!

 店員さんよ、これをひとつ頼む!」


「お買い上げありがとうございます!

 360,000ヴェルになります。

 ハンガーに届けておきますね!」


「ああ、頼む」


「取り付けはオレに任せておけ!

 ネイトは寝ててもいいぞ!」


「そうか、頼んだ」


こうして、ネイトのM.A.C.S.ランドクロウラーの副砲は少し強力になったのである。


--キャシー


キャシーは、ヘアーサロンに来ていた。

ビッグフットを出発してから、二ヶ月ほど経つが、一度も髪を切っていなかったからである。


「結構伸びたな―」


と赤茶けた髪の毛を指でクルクルしながら呟いた。


「伸びた分を切ってください!

 あとシャンプーも!」


「いらっしゃいませ、かしこまりました」


店員はキャシーを椅子へ誘導し、髪を切り始めた。


「結構傷んでいますね。

 普段はオーガニックシャンプーを使うのですが、ナーリシング シャンプー(Nourishing Shampoo)を使って髪に栄養とキメの細かさを与えますか?」


「うん、それでお願い!」


「はい、かしこまりました」


店員は手慣れた手つきで作業を続ける。


「シャンプーしますね」


と栄養剤入りのハイドロナノシャワーを髪に当てる。

細かいところを調整して、鏡越しにキャシーの後頭部を映す。


「いかがでしょうか?」


「うん、いい感じね!

 ありがとう!」


「どういたしまして。

 またのお越しをお待ちしております!」


そう店員は言って、ヘアーサロンを後にした。

キャシーは髪を切ったことでちょっと軽い気分になったのか、ルンルン気分でドクターの家へと戻るのであった。


--ドクター


ドクターは、自宅のバーチュフレームで情報収集していた。

行ったことのないゲヘナ・リージョンへ向かうからだ。


「約20,000,000平方キロで、多くは乾燥地帯。

 西部は山岳地帯が多く、いくつかのキャンプがあるくらいで大きなコロニーは無い。

 中部付近に…」


なるほどね、とドクターは頷いた。

ゲヘナ・リージョンはかなり広く、人口面積比で言えば3番目くらいに大きなリージョンらしい。


「ドミニオン・シンジケートの情報は…」


これについては調べることができなかった。

本拠地がこのゲヘナ・リージョンのどこかにあるらしいと噂レベルで知っていたくらいである。それも本当かどうかはわからない。わざと嘘の情報を流しているだけかもしれないのだ。


「レイダーも多そうね…」


こうして、メンバーは準備を進めていった。


読んでいただき、ありがとうございます!


拙い文章ですが、一生懸命考えて書いたつもりです。

もしよろしければ、ブックマーク・★★★★★・リアクション・評価などをいただけますと嬉しいです。


みなさまからの応援が、私の何よりのモチベーション維持となります。

頑張って書きますのでよろしくお願いしますm(_ _)m

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