# 88. ドミニオン・シンジケート大規模掃討作戦
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少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)
作戦説明があった次の日の朝、参加する探索者は地上のエントランスゲート付近に集まっていた。
80台は下らないであろうビークルが並んでいて壮観である。
その中に、バウンティーハンターであるツェンもいた。
「ツェンじゃないか!」
「バーグウェル、君もこの作戦に志願したのか!」
「ああ、そうだ。
ちょっとした《リハビリ》も兼ねてな」
「そうか…」
ツェンはネイトがしばらく戦闘から遠ざかっていて、それをリハビリと呼んいでると思っているのだろう。
しかし実際は、クリムゾン・ネクサス・コア…人工心臓の強度を試すためであった。
強度不足イコール死となるが、ドクターの手術が完璧であると信じるしかない。
時刻は午前8時を少し回ったところだ。
あらかじめ設定されていた通信用チャンネルから声が聞こえる。
「ザザ…これより、ドミニオン・シンジケート大規模掃討作戦を開始します。
全軍、誘導ビークルに続いて進軍してください…ザザ…」
ブロロロロ…と凄い音と地響きがする。
秘匿性が高いのか、ドミニオン・シンジケートの拠点の場所は明らかにされていない。
ただ、誘導ビークルに続いて進んでいくだけである。
時間にして4時間、直線距離にして70キロほどだろうか、ここまで進んでくると、遅れるビークルも出てくる。
時々ゆっくり進んだりして隊列が乱れないように慎重に進む。
いくつかの峠を超え、わずかに道と思える道を進み、やがてその先に廃墟が見えてきた。
「ザザ…まもなく目標の座標に到着します。
探索者の皆さんは、拠点外円部300メートルの位置で包囲してください…ザザ…」
時間はもう正午になるだろうか。
ビークルは次々と拠点の周りに位置取りを開始する。
M.A.C.S.は拠点外円部300メートルギリギリのところに、人間装備はビークルを降りてその後方に、いつでも突入できる体制を整えた。
キャシーもドクターのバギーから降りて臨戦態勢に入る。
ドクターが一言、
「キャシー、無理だと思ったらすぐ後退するのよ」
「うん、わかったよー!」
包囲が完了すると、誘導ビークルはそのシグナルを停止し、後方へ移動する。
それを確認すると、通信が入る。
「…ザザ…これよりHoMEのM.A.C.S.による遠距離攻撃を行います。
着弾して20秒後、探索者のM.A.C.S.による集中砲火を、その後人間装備で拠点へ侵入してください…ザザ…。
遠距離攻撃まで発射3…2…1…」
ドーンという音とともに、遠距離攻撃が始まった。
ドミニオン・シンジケートの警戒網に引っかかったのか、すぐにミストが散布される。
しかし、初手はこちらの無差別遠距離攻撃だ。
建物やM.A.C.S.に次々と着弾する。
そして20秒後、探索者のM.A.C.S.による攻撃が開始された。
ミストによるジャミングでうまくエイミングできないが、手練れの探索者は目視で弾道を定めていた。
塵や埃が舞い上がり、視界を遮る。
そこへエネミーのM.A.C.S.が拠点外円部より出てきた。
それを包囲していたM.A.C.S.で一網打尽にする。
ズダダダ…、ドーンと主砲や副砲、特殊砲が咆哮を上げる。
ドミニオン・シンジケートも応戦し、ジャミングされている中から闇雲に攻撃をしてくる。
そして人間装備の突入である。
やーという声とともに一斉に拠点へと向かっていった。
ドン、バキッと音がする。
悲鳴やスキルがもこだまして、次々とエネミーが駆逐されていく。
数十分後、ミストが晴れて状況が次第に鮮明になってくる。
「ザザ…ドミニオン・シンジケートの無力化を確認。
全軍、攻撃中止!」
M.A.C.S.の攻撃は止み、人間装備の探索者が拠点外縁部へと戻って来る。
「エネミー残像勢力0.2%、友軍被害8%…ザザ…」
戦意を失ったエネミーは取り押さえられ、怪我をした探索者は医療班の手当を受けていた。
当然、ドクターも医療班のひとりとして動いている。
おそらくスキルを使ったのであろう、そのテキパキとした指使いに、医療班の人間は見とれていた。
と突然拠点内から大きな声がした。おそらく拡声器で叫んでいるのであろう。
「た…探索者め!この借りはいつか絶対返す!
俺達ドミニオン・シンジケートは、お前たちを絶対に許さない!
本部が…かならず仕返しする!
ドミニオン・シンジケート…バンザイ…!」
そう言って、体に巻き付けていたブラストセル(Blast Cell)を起爆し自害した。
「狂ってやがる」
ネイトはそう呟いた。
続いて通信が入る。
「大規模掃討作戦、これを以て終了とします。
各自自由帰還ですが、この作戦の報酬はヤマト以外で受け取ることができませんのでご注意ください」
それを聞いて、ぞろぞろと帰路につき始める。
「俺達の足だと、今から戻れば暗くなる前にはヤマトに到着するはずだ。
なのでこのまま帰還する。ドクター行けるか?」
「もちろんよ!」
「キャシーは怪我していないか?」
「問題ないよー!」
「了解だ。戻ろう」
キャシーはドクターのバギーに乗り込み、ネイトとエヴィは前線から離れる。
ヤマトまで続く車列に、ネイト達も混ざった。
バギーの中で、キャシーはドクターに話す。
「昔ドクターが参加していた、鳳凰衆…だっけ?
あの人達すごかったよ。
エネミーを次々となぎ倒していたよ」
「だろうね。
彼らは肉弾戦を得意としているからね。
あーいう戦闘には向いているんだよ」
「ふーん、そうなんだ!」
「まぁその分、怪我も多いのよ」
この車列には流石にレイダーも手を出せなかっただろう。
帰還は順調だった。日の傾きかけてきた夕方ごろ、ネイト達はヤマトに帰還した。
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拙い文章ですが、一生懸命考えて書いたつもりです。
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