# 81. 改造×改造
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エヴィは、喜び勇んでドクターの家に戻る。
「見てくれ!
クッキングライセンスを取得したぜ!」
「やったねー!」
「すごいな…」
「やったわね」
「ストライカーも調理仕様に少し改造しなくちゃな!
ネイト、ランドクロウラーの改造はしないのか?」
「それなんだが、出力系がちょっと弱くてな。
ハイパワージェネレーターに変えようかと考えている。
そうしたら、走行スピードも上がって、移動距離を稼ぐことができるはずだ」
ネイトのランドクロウラーは、最大速度でも時速30キロが限界である。
これは非常に遅く、移動時に足を引っ張っていたのは否めない。
幸い、資金もあるので、ヤマトで改造をしていきたいと思っていたところだったのだ。
「パーツはあるのか?」
「まだないんだ。
M.A.C.S.ドッグに行ってパーツを探してこようと思う」
「そうか!
見に行くならオレも行くぜ!」
「ああ、頼むよ」
ネイトとエヴィはパーツを探しに、M.A.C.S.ドッグへ行ったのであった。
10分弱で到着した。流石はカポカーである。
ドッグに入り、ネイトは店員に言った。
「ハイパワージェネレーターを探しているんだが…」
「ちょうどいいのがありますぜ!
高密度燃焼炉(High-Density Reactor。ハイデンシティ・リアクター)、エネルギー融合炉(Energy Fusion。エナジー・フュージョン)、どれもお安く、1,200,000ヴェルからお求めできますぜ」
「ネイト、こいつぁ駄目だ。ぼったくりだぜ」
「そうなのか」
エヴィは、店の隅にある、あんまり人気のないホログラムディスプレイを見始めた。
「ええと、…これだ、これが良いぜ!」
エヴィが指差したのは、中古の出力系、「ヴォイド・シンフォニア(Void Resonance Power Reactor)」だった。
「中古だが、大丈夫なのか?」
「ああ、問題ない。
前のオーナーがあんまり使わずに乗り換えていったんだろうな。
結構綺麗な状態を保ってるぜ。
それに、これに載せ替えれば時速60キロは出る。
移動時間が半分くらいになるってもんよ!」
「なるほど、ではこれにしよう」
「…毎度あり。
420,000ヴェルになりますぜ!」
エヴィもいくつかのパーツを買い、支払いを済ませた。
「買ったパーツは、ハンガーに運ばれるんだ。
早速行って交換しようぜ!」
「ああ、任せる」
二人は球体部にあるハンガーへと移動した。
「まずはネイトのランドクロウラーから改造するぜ」
エヴィはテキパキと古いパーツを取り外し、新しいジェネレーターであるヴォイド・シンフォニアを取り付けた。
エンジンを掛け、問題なことを確認する。
「大丈夫そうだな!
これで平均時速60キロ、条件が良ければ時速80キロは行けるぜ!」
「ありがとう、助かった」
「古いジェネレーターはどうするんだ?」
「特に使わないから売り払う」
「わかったぜ、それもオレがやっておく。
ネイトは先に戻っててくれ!」
「ああ、後を頼む」
「任せておけ―!」
ネイトはトーラス部に戻り、ドクターの家へと帰っていった。
「さぁてと、ストライカーちゃんの改造だな…」
エヴィはストライカーの後部、格納庫として使っている空間の一部を調理器具に換装するつもりだ。
「よぉし、痛くないからなぁ。
すぐ済むぜー!」
まるで患者を診るドクターのようである。
数十分後、パーツの取り付けが完了し、改造が終わった。
「ちょっと重くなったが、問題ないぜ!」
とエヴィは満足し、ドクターの家へと帰路を後にした。
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