# 66. 補給
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時間はすでに夜。
4人はぞれぞれ自由な時間を過ごし。デッキに集まってきた。
「いい汗かいたわね」
「そうだねー!シャワーも気持ちよかったよー!」
「あの映画は最後納得行かなかったぜ!」
月明かりが水面に揺れる中、静かな船内にアナウンスが響いた。
「ポーン!
まもなく、補給地点に到着いたします。
夜ですので、下船はおすすめできません。
補給は40分ほどで完了する予定しますので、ご乗船の皆様は船内でおくつろぎください。ポーン!」
船内の照明が穏やかに揺れる中、デッキの窓から海の向こうを見つめると、遠くに灯りが瞬いているのが見えた。
それはまるで漆黒の海にぽつんと浮かぶ灯台のようだった。
「あれが補給地点だな……。
特に見るものもないし、下船せずに待っていようか」
ネイトが言うと、キャシーとドクターも頷いた。
ゴウン、ゴウン、と船の動きが緩やかになる。
やがて、補給地点へと船が接岸すると、作業員たちが静かに乗り込んできた。
甲板ではクレーンが動き出し、燃料タンクや食材が運び込まれていく。
コンテナが次々と積まれ、金属が擦れる音が闇夜に響く。
エヴィはその光景をじっと見つめていた。
クレーンが荷を吊り上げ、モジュールキャリア(Module Carrier)が忙しなく走る。
エンジン音が夜の静寂に低く響き、重機特有のオイルの匂いがかすかに漂ってくる。
彼の視線は、そのひとつひとつの動きに釘付けだった。
「エヴィ、どうしたの?」
キャシーが不思議そうに尋ねる。
「なんでもねぇ!
ただ、機械が動くところを見てると、なんだか落ち着くんだよ!」
エヴィは目を輝かせながら答えた。
キャシーは少し笑って、
「そうなんだねー!」
と相槌を打つ。
その間にも作業は着々と進む。
巨大なコンテナが吊り上げられ、甲板に丁寧に降ろされる。
リキッドフローコンジット(Liquid Flow Conduit。燃料補給のホースのこと)がつながれ、燃料が補給されていく。
ネイトは腕を組みながら、甲板に腰を下ろしていた。
「この船の燃料消費量ってどのくらいなんだろうな?」
と、ぼそっとつぶやく。
ドクターがタブレットを取り出し、補給リストを確認する。
「少なくとも、今回の補給で4日分くらいはまかなえるみたいね」
「なるほど…」
ネイトは興味深そうにリストを覗き込む。
バンダル・ラウ・キャンプでは全工程分の物資を積むことができなかったため、この島で補給を行っているようだった。
補給地点の作業員たちは手際よく動き、無駄なく荷を運んでいる。
遠くで誰かが指示を出す声が聞こえる。
エヴィは再び作業の様子を眺めながら、ポツリと言った。
「いいよな……こういうの」
「エヴィって、ホントに機械好きだよねー」
キャシーがクスリと笑う。
「まぁな。人間ってのは気まぐれで、裏切ったり、嘘ついたりするもんだけど…機械は違だよ。
ちゃんと整備して、正しく扱えば、必ず応えてくれるんだぜ!」
エヴィの声には、どこかしらの信頼が込められていた。
キャシーは「なるほどね」と言って、彼の横に座る。
二人で並んで、作業員たちが動く様子をしばらく眺めていた。
やがてアナウンスが流れる。
「ポーン!
補給作業は間もなく完了いたします。
5分後に出航いたしますので、ご準備ください。ポーン」
甲板では、最後のチェックが行われていた。
エンジン音が再び響き、クレーンがゆっくりと折りたたまれていく。
「さて、出航だ、中に入ろう」
ネイトが立ち上がり、船室へと戻っていく。
キャシーとドクターも続く。
エヴィは最後まで作業を見つめていた。
クレーンが止まり、作業員が手を振ると、彼は小さく頷いて船室へと向かった。
エンジンの振動が少しずつ大きくなり、船は静かに補給地点を離れた。
再び、暗い海へと向かっていく。
夜の帳が降りる中、船は静かに進んでいった。
ネイト達は、それぞれ睡眠を取るために仮眠室へと歩いていった。
読んでいただき、ありがとうございます!
拙い文章ですが、一生懸命考えて書いたつもりです。
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