# 358. お散歩。シンドゥール・コロニーにて
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少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)
エヴィの作業が終わるまで、キャシーは繁華街を見て回ることにした。
キャシーの探索者になってからの最初の目的であった「イーグルアイのコネフィックスアーケード」のように、こういった賑やかなところは大好きなのである。
しかし安全かと言えばそうではないので、動きやすさとナイフの忍ばせやすさから普段着でミニスカートを履くことが多い。更に目線を気にして黒いスパッツを履く。コロニー内とは言えど、安心できないのがこの世界の常である。
そういうが早いが、奥の方から声が聞こえてくる。
「あいつを捉えて!」
「盗人だよ!」
「誰か止めてくれ!」
と、そういう声が近づいてくるとともにマントを纏った、住民が言うところの盗人がキャシーの眼の前までやってきた。
「…よし!」
キャシーはそいつの前方に位置取り、腕を胸の前でクロスさせて腰を落として突進に備える。そしてすぐにドン!という音とともにキャシーと接触、鉄壁の守りに負けて、マントの男は倒れて気絶してしまったようだ。
その倒れた男のところへ自警団がやってくる。
「ご協力感謝します!」
といって、男は連れて行かれた。
「お嬢ちゃん強いんだな!」
「見かけによらないな。そんなに可愛いのに!」
「えへへ…」
とちょっとやりすぎたかなと思いながらキャシーはその場を後にした。
ドクターはネイトと今後のコースの話し合いをしていた。
「…と、コースはこんな感じで大丈夫ね」
「そうだな。あと、最近クエストを完遂していない。なにか手頃なものをやりたい」
「そうね、シルバーランク+(プラス)あたりの難易度で、これなんかどう?」
「なるほど、良いな、それにしよう」
色々と決まったようだ。
ベルダは、繁華街にあるカフェに来ていた。
冷酷そうな雰囲気を醸し出している彼女だが、やはり女の子である。
軽く焼いたパンとバターにジャム、それに今は収穫量が減り、少々値段が高くなってしまった紅茶が運ばれてくる。
ベルダはその紅茶の香りを楽しむように匂いを嗅ぎ、パンにバターを塗ってジャムを一口サイズに乗せて食べる。
「美味しい…」
軽食ではあるが、味は格別である。エヴィのレーションや手作りの料理も美味しいが、こういうところで食べる食事もまた美味しいものなのだ。
また、窓越しに見える景色もまた良い。人々が行き交い、ここが人の住まう土地であることを思い出させる。
食事や景色をひとしきり楽しんだ後、ベルダはその店を出ていったのであった。
アマリアは、宿を取った後に、早苗と合流してエッダの新しい肌着を買いに出た。
「それにしても、エッダは大きくなりましたね」
「そうだね!立って歩いたのがついこの前のよう…」
「そういえば、1歳の誕生日を祝っていませんでしたね…」
「忙しかったからね。仕方ないよ!この前の結婚式でわたし達は十分だよ!」
「そうですか…」
「うんうん。あ、あそこが幼児用の服屋さんだね!」
コロニーやメタルセルには、その広大さからマップが無料で配られる。もちろんホログラムデータなので、回転拡大縮小なんでも来いだし、音声検索もできるすぐれものだ…といっても、この時代では当たり前のものではあるが。
リコは繁華街から少し離れた場所を歩いていた。と、眼の前からロニーが歩いてくるのが見えた。
「ロニーじゃないか」
「リコか。どうしてここに?」
「繁華街の賑やかさはちょっとあわなくてな。少し外れたところで落ち着ける場所を探していた」
「あたいも似たようなものだな!」
「そうか」
と不思議と意気投合した二人は、裏路地にある静かなカフェに腰を下ろした。
そして適当に軽食を頼んで、外の様子を伺っていた。
ふと、ロニーが聞いてくる。
「こういうことってよくあるのか?」
「こういうこと?」
「そうだ。急に空き時間が出来たりな!」
「良くあるな」
「そうか!そこまで厳密管理じゃないんだな!あたいが前所属していたアシストグループは分単位でスケジュールを切られて、休む時間はほとんど無かった。移動中のオートパイロットでの運転中が、唯一眠れるチャンスだったな!」
「そうなのか。スパークルスプリングスは、コースをしっかり決めてそのとおりに進むことは稀だな。もちろん、ある程度のコース撮りはしてあるが、まだ玄人とは言えない、迂回やUターンなんてしょっちゅうだ」
「それも楽しみのうちだな!エヴィの作ったレーションは美味しいし、料理もレストランに出せるくらい美味い!」
「そうだな、確かに」
二人のところに、先程頼んだ軽食が届く。
そして話しつつ軽食を食べて時間は過ぎてゆくのであった。
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拙い文章ですが、一生懸命考えて書いたつもりです。
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