# 356. チャッカム最遠アウトポスト
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少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)
「なんだか、あっという間だったねー!」
「敵対脅威が少ないのと、話に夢中だったからな」
アウトポストから少し離れたところでM.A.C.S.を警戒モードにして、それぞれテントを展開する。
ドクターはデータ収集のためにアウトポストの監視人と話があるので席を外し、エヴィが腕を振るう番になった。
「お腹すいたよー!」
「よっしゃ、待ってろ!」
とキャシーとエヴィのいつも通りの掛け声にネイトは少し安心し、以西のコースをどうしようかとマップなどを見ながらドクターが戻ってくるのを待っていた。
エヴィのM.A.C.S.から、いつもとは少し違う匂いが漂ってくる。どうやら複数の食材を一度に扱っているようだ。
キャシーはその匂いにつられてお腹を鳴らしながら必死に空腹と戦っていた。
そうして、ドクターが戻ってくる。
「監視人に聞いてきたんだけど、この先40キロ間隔くらいでアウトポストがふたつあって、その先はコロニーがあるそうよ。大体ここから200キロほど先ね。名前はシンドゥール・コロニーというらしいわ。ここからはバイオームが丘陵地に変わって行くとのことよ。トーメンターゴーストの様な脅威はなくて、足の遅いアイアンランクのビークルでも、ニャーガムとチャッカム間を一週間もあればたどり着けるので、補給クエストで賑わっているらしいわ」
「なるほど、そうか、ありがとう」
「こっちも出来たぜ!」
エヴィが大きな更に何やら様々な具材を並べて登場した。
どんと振るわれた大皿に、皆目が点になる。
「…これは何?」
とキャシー。
「『タコス』だな。トルティーヤっていう生地に色んな具材を乗せて食べるんだ。ちょいと辛いけど美味いぞ!」
「ヤマトにも同じ様な料理があるわね。『手巻き寿司』っていうの」
「ああ、そうだぜ!ドクターが前に言っていた『寿司』ってやつ、俺も食べたんだよな!結構うまくてすぐお気に入りになったぜ!手巻き寿司も並びにあったんだが、そん時は俺はよく知らなくてな!素通りしてしまったぜ!」
「エヴィならすぐ、想像で手巻き寿司くらい作れるわよ」
「そんなに高く買いかぶられても困るぜ…。ささ、それより食べてくれ!」
ドクターとエヴィを除いた皆それぞれが不器用にトルティーヤに具材を乗せていく。あるものは上手くいったが、あるものは具材を乗せきれずにこぼしてしまった。
「ロニー、それは欲張りってもんだぜ!」
見ると、トルティーヤの上にこれでもかといわんばかりの具材を乗せていた。
「少しずつでいいのよ。味を変えて何枚も楽しむ料理なのよ」
「そ、そうか。なんだかもったいなくってな。つい盛りすぎてしまった」
わははあははと、皆笑い、いつもより楽しい晩御飯となった。
「ネイト、この先はどういう感じで進むんだ?」
と珍しくリコが聞いてくる。
「この先はアウトポストがふたつと、コロニーがひとつあるようだ。その先の情報はまだ不明だが、コロニーで何かしらの情報は得られると思う。全て寄っていこうと思うが、異論はあるか?」
「大丈夫だ。問題ない」
「OKだ。そうしたら明日は40キロ先にあるアウトポストで昼食を摂り、次のアウトポストでテント泊だ。更に次の日はコロニーを目指して済むぞ」
「了解だぜ!」
「了解だよー!」
「ネイト、次のコロニーはどんなところなんだ?」
と、エヴィ。
ネイトに変わりにドクターが答える。
「あたしが答えるわ。次のコロニーはシンドゥール・コロニーと言って、特になにか特別なものはないわ。ニャーガムと違って宗教色も無い。ただ、暑いのでそれなりの対策をしておく必要はあるわね。ネイト、ビークルの足回りが熱でバーストするかもしれないわ。40キロ間隔で休める程度の移動なら大丈夫でしょうけど、気になるようなら足回りを休めつつ小刻みに休憩を取るのも良いかもしれないわね」
「なるほど、わかった。それなら、巡航速度40キロを超えないくらいで走行する。丘陵地帯と言っても平らではなく迂回も必要なため、40キロ先のアウトポストは実際の距離に換算するともう少し先になるかもしれない。そこは心して置いてくれ」
「なに、いつものことだ」
とベルダ。
そんな感じで晩御飯は終わり、就寝する時間となった。
キャシーは、今回の旅には非常に期待しているらしい。
というのも、ネイトを探索者にさせた理由が「イーグルアイのコネフィックスアーケードに行きたい」というものであったが、それは理由のひとつに過ぎない。様々な場所を訪れて、いろんな文化に触れたいのと言うのがキャシーの地上に出たかった一番の理由だ。
(結構無理言ったけど、結果オーライかな…。うん!)
そうキャシーは思うことにしていた。
天井部分がメッシュになるので、夜空を見るためメッシュにして、シュラフに入り、満天の星の空を眺めながら、明日からの移動のことを考えているうちにキャシーは眠ってしまった。
アマリアはエッダを寝かすために、肌着などを取り替えていた。
「もうこれちっちゃくなっている…。コロニーに着いたら新しいの買わないと…」
子供の成長は早く、この前買った服がすぐに小さくなってしまう。
古い肌着は、リサイクルショップなどに売って新しい肌着の資金にしている。
こうして、ニャーガムを出て最初の夜が過ぎていったのであった。
読んでいただき、ありがとうございます!
拙い文章ですが、一生懸命考えて書いたつもりです。
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