# 350. ニャーガムでの過ごし方-キャシー/ベルダ/リコ編
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少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)
すっかりおなじみになったこのトリオ。
彼女たちが集まってすることと言えばただひとつ。そう「天体観測」だ。
当初はキャシーだけだったが、ベルダとリコに声をかけ、最初は同じアシストグループだからと参加していたが、いつしか自ら積極的に参加するまでになった。食料を持参して集まり、食べながら景色を眺めいつの間にか寝落ちするまでがセットである。
この日も早々に3人は集合して、それぞれ好きな食料品店で食べ物を買い込み、展望デッキへと集合した。
昼前ではあるが、ニャーガムの展望デッキは、昼間でもこの時間が暗かったら見えるはずの夜空を見ることができる。これは、展望デッキのここの椅子(1~4人用がある)それぞれに映し出すものを変える機能があるためできる芸当なのだ。
「ウーレシア大陸に渡ってから落ち着いて見れなかったからねー」
とキャシー。
「そうだな、緊張感のある移動の連続だったからな」
とベルダ。
「ナウナウ・キャンプへの到達と、以上進化植物との遭遇、孤竜の巣の発見、いろいろあったな」
とリコ。続けて、
「だが、夜は綺麗だったぞ。アタシは夜に目覚めることが多いから、その分夜空を寝がめることが出来た。大気汚染が少ない地域のためか、天の川も見ることが出来たぞ」
「そうなんだね!良いなぁ!」
「コンソールを操作すれば、昨日の晩の夜空を見ることができるんじゃないか?」
と、リコはコンソールをぽんぽんと操作して、約12時間前の夜空を映し出す。そこには、綺麗な星の集団…天の川が写っていた。
「わぁ、綺麗だねー!」
「まさに、星々が形作る『川』だな」
「どこかの星に、私達みたいに文明を持っているところがないかな…」
「あるとは思う、が、接触してこないのは不思議だな」
「色々と陰謀論が騒がれているらしいぞ。既に上層部はエイリアンとの接触に成功しているとか、ワープ航法で彼らの星に移住しているなどだ。全てオカルトで片付けているが、火のないところに煙は立たないと言うしな…」
ゴシップ雑誌やSFの映画や小説は、本当のことを知っている上層部の一部の人間が漏らしているから書かれたとも言われているが、本当のことはわからない。
ゴシップついでに、今この地球上の文明は、カルダシェフ・スケール(宇宙文明の発展度)で0.8047を記録している。これは、旧現代文明の0.7265より高い数値であり、トリリウムの発見や、メタルセルの構造、M.A.C.S.の発展などが関与されていると言われている。どちらにせよ、不思議なことに、荒廃しているように見えるこの世界の文明の力がぐっと上がったということを表しているのだ。
モニターを見つめているとキャシーが、
「あ!流れ星!あっちにも!
どうやら流星群の季節だったらしく、木星などの巨大な引力で隕石が動かされ太陽へと流されていくのであった。
今でこそ古いが、旧現代文明時代に打ち上げられた、太陽と地球のL2(ラグランジュ点2)に位置している系外惑星望遠鏡には、いままで空白で何も無いと思われていたが、そこを映すとそこには更に広大な宇宙が広がっているのを確認することができるのだ。
この宇宙の大きさも、観測するその時時の時代で精度が改善されて距離が変わっていく。
今では、直径約930億光年、半径約465億光年という膨大な広さを持つ。ただしこれは「観測可能な宇宙」のサイズであり実際にはもっとあるだろう。
キャシーはモニターで月の起源を調べていた。
「ええと、いまではおなじみ『ジェミラン』と『エンドゥーサ』ですが、この2つの小惑星が地球近傍で衝突を起こし、大部分を地球の引力で抑え込み、やがて軌道が安定して月となったと言われています。だって!」
「そうらしいな、ふたつの月の主成分も違うそうだ」
「ほんとだ!書いてある!」
「ふたつの月が衝突した時の欠片で、地球赤道上空に薄く環ができているそうだ」
「そうなんだ!でも見たことないなぁ」
「それはそうだ、薄すぎて太陽光は通り抜けるからな。望遠鏡でもないと見ることは難しいかもしれないな。地球の引力に引っ張られて彗星として落ちていくらしいから、数百年後には輪は無くなているかもしれないとのことだ」
とベルダ。
「今調べたんだが、引力とスイングバイを利用して落ちずに周回しているものもあるらしい」
とリコ。続けて、
「そういうのは、『ジオステーショナリー・オービット(Geostationary Orbit)』と呼ばれ、人工衛星の軌道に近いことから、彗星がぶつかってスペースデブリを増やす原因のひとつになっているとのことだ」
「いろいろあるんだねー!」
そしてすぐにネイトからメンバー全員に連絡が入る。
「ナウナウ・キャンプが正式にコロニーになるらしいことがわかった。M.A.C.S.ドックの整備、エントランスゲートの設定、周囲を囲む長い防壁、HoMEも置かれる。WUC-Gがら増援を派遣しているとのことだ」
「そうか、これであの山道も少しは走りやすくなるな」
とエヴィ。
「迂回するところもあるけど、大体はトンネルボウラーを使って、山をくり抜ぬくみたいだわ」
とドクター。
「ほぼ直線になるのはありがたい。暇を見て、ナウナウ・キャンプでホームポジションを登録しないとならないからな」
とネイト。
「メリーゴーランドとの接触はないのかな?」
とキャシー。
「タンホイヤーが殲滅しているから問題ないだろう、残党が残ってて同じくらいの戦力になるとしても、それまでに数カ月は掛かるはずだ。そうなる前にまた誰かに倒されてるさ」
とネイト。続けて、
「ナウナウ・キャンプが正式にコロニーとなると、ナウナウ・キャンプとニャーガムの間は重要な陸路になるはずだ。そうなると、陸路中に現れる敵対脅威を討伐するためのクエストが発注されたり、護衛が増えたりしてくる。メリーゴーランドの残党もそうだが、レイダー等も簡単には手を出してこなくなるはずだ」
最後に、
「通信終わる。皆、それぞれ休暇を楽しんでくれ。ザザ…」
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拙い文章ですが、一生懸命考えて書いたつもりです。
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