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# 110. 料理対決

この度はご愛読ありがとうございます。


お陰様で、5000PVを突破することができました。

引き続き、一生懸命執筆していきますので、もしよろしければ、ブックマーク・★★★★★・リアクション・評価などをいただけますと嬉しいです。

少しずつ面白くなっていく…と思います!(精進します)

エヴィは、エクィタス・トーラスのオフホワイト区に来ていた。

フードストリートがあるからだ。

エヴィは、青龍飯店のベベダのことを思い出していた。


「あの爺さん元気にやってるかなぁ」


いい匂いに釣られながらあっち行ったりこっち行ったりフラフラしていると、前方に一際人だかりができているのを見つけた。


「なんだー?」


と人をかき分けていくと、大きなディスプレイが見えてきた。


「料理対決!

 出場者募集中!」


流石フードストリートである。

食に関するバトルを開催していた。


「おおう?

 これは出るっきゃないなー!」


と出場の意思を示した。

対決方法は簡単で、料理を3人いる審査委員にサーブしてそれを0~10点の得点をつけて一番高かったものが優勝だ。


エヴィは、さっそく受付へ向かう。


「まだエントリーを受け付けているのか?」


受付のスタッフは微笑んで答えた。


「はい、まだ枠がありますよ。お名前と得意料理を教えてください」


「エヴェン・ダリスだ。

 得意料理は…肉料理かな!」


スタッフが記入を終えると、エヴィにエプロンと番号札を手渡した。


「では、ダリスさんは6番のブースで準備をお願いします」


エヴィは会場内の調理ブースへと向かった。

そこには既に他の挑戦者たちが準備を進めていた。


「へぇ、みんな気合入ってるなぁ…」


鋭い目つきをした料理人や、黙々と包丁を研いでいる者。

それぞれが腕に覚えのある者たちだと、エヴィは感じた。


「負けてられないね!」


調理対決が始まる。

テーマは「創作肉料理」。


エヴィは、まず肉を選んだ。


「よし、今日は最高のステーキを作ってやるぜ!」


手際よく肉をカットし、調味料を選び、フライパンを熱する。

肉が焼かれる音が会場内に響く。


他の挑戦者たちも各自の持ち味を活かした料理を進めている。

スパイスを巧みに使う者、精巧な包丁さばきで芸術的な盛り付けをする者。


しかし、エヴィには秘策があった。


「ここで…流れる調理の手さばき(ストームシーズニング)!」


エヴィのスキルが発動して包丁さばきが加速する。

高速で食材を刻み、調味料を完璧なタイミングで振りかける。

その手際の良さに、審査員や観客が思わず息をのむ。


「すごい…!」


「まるで料理の舞だ…」


エヴィはそのまま肉を焼き上げ、特製のソースで仕上げる。

香ばしい匂いが会場に立ち込め、審査員たちの期待を高めた。


「さぁ、完成だ!」


次々と料理が審査員の前にサーブされ、それぞれ料理を口に運ぶ。


「これは…素晴らしい!」


審査員はエヴィの料理に舌鼓を打ち、感動をあらわにした。


結果発表。


「優勝は…エヴェン・ダリスさんです!」


歓声が上がる。

エヴィはガッツポーズをとった。


「やったぜ!」


表彰台に立ち、トロフィーを受け取る。


「この経験を活かして、もっと料理の腕を上げてやる!」


エヴィの料理人としての旅は、まだまだ続くのだった。


審査員の中には、著名なシェフもいた。


「ダリスさん、素晴らしい腕前でした。

 特にあのスパイスの使い方、見事でしたね。まるで肉の持つ旨味を最大限に引き出す魔法のようでした」


「ありがとうなんだぜ!」


別の審査員も頷いた。


「食材の調理技術だけでなく、香りの演出も計算されていましたね。

 加熱の過程で香りが最も引き立つ瞬間を見極めていました。これは簡単にできることではありませんよ」


エヴィは嬉しくなった。


「いやぁ、こんなに評価されるなんて思ってなかったぜ!」


審査員の中で最も厳しいと評判の老コックが口を開く。


「しかし、改善点もある。肉の焼き加減は完璧だったが、付け合わせの野菜にもう少し工夫があるとさらに素晴らしい料理になっただろう。

 例えば、彩りや食感のコントラストを意識することで、料理全体の完成度が一段と高まる」


エヴィは真剣に聞き入った。


「なるほど、言われてみれば確かにそうだぜ!」


老コックは満足げに頷いた。


「君ならさらに上を目指せるだろう。次の料理対決が楽しみだな」


エヴィは拳を握った。


「次はもっと完璧な料理を作ってみせるぜ!」


こうして、エヴィはさらなる成長を誓ったのだった。


夜が更けるころ、エヴィはふと空を見上げた。

ホログラムの夜空であるが十分だ。


「次はどんな料理対決が待ってるかな?」


料理への情熱を胸に、エヴィはまた新たな挑戦へと歩みを進めていくのだった。


読んでいただき、ありがとうございます!


拙い文章ですが、一生懸命考えて書いたつもりです。

もしよろしければ、ブックマーク・★★★★★・リアクション・評価などをいただけますと嬉しいです。


みなさまからの応援が、私の何よりのモチベーション維持となります。

頑張って書きますのでよろしくお願いしますm(_ _)m

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