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エクスカリバー

作者: アァノルド

いいかい坊主、

輪ゴムが武器にならないなんて、

どこの温室育ちのお坊ちゃんフラワー野郎から聞いたんだ?


ボール紙を丸めればジェダイナイトになれる俺からすりゃあ、

ドナルド大統領ばりに「ファイア!」って言うぜ?


パチパチ打たれりゃ痛いし、メンタルも削られるし、

100本も巻けば、スイカ割りみたく頭を吹き飛ばせるんだ。


お前は流行りの髪型に日々踊らされてるチャラチャラな情緒不安定男子だから、

メリケンサックとかバタフライナイフとかを有り難がって敬うんだろうけど、

そいつは凶器ってもんで、犯罪の証拠品だ。


可愛げもなけりゃ、人間味もない。


男は素手って決まってる。

俺たちの曾祖父さんの10乗くらいのチンパンがウホウホ言ってる頃から、

男は素手って決まってる。


そうだ一番カッコいいユニフォームは裸だよ。

恋人とやり合う時も男同士でやり合う時も、ユニフォームは裸って決まってる。


フンドシ一丁若しくは、

ボクサーパンツとアルティメットスタイルになって拳で語り合ったらいい。


それも無理なら、

下半身にある真ん中の足の先っぽをティッシュでカバーして、

落ちないように輪ゴムで巻いたら問題ナッシングだ。

心配なら映倫ってケチャップで書いときゃいい。

そうすりゃ、お前にケンカ売る奴なんて皆無だよ。無敵だぜ?


ほらみろ輪ゴムは武器にも防具にもなるし、

食べ残したポテチのフレッシュさも守ってくれる、

庶民的で紳士的なエクスカリバーだろ?





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