エピローグ:電脳世界は無限にある。
花助丸の復活、そしてアルケミストが結成されて5年の月日が流れた。その月日は全部が全部うまくいったとは言えなかった。かつての同僚による炎上騒動とかもありながら、認知度は年々増え始めていった。そして、今日は1000万人耐久配信の日だった。
この間であったことと言えば、いろんなことがあった。坂倉さんが涼音さんと結婚して子供も設けていた。3年目の500万人行く前に結婚して、そこから1年後子供が生まれた。
他にも。凪と俺はユニットとして活動をはじめ、一方で坂倉さんと涼音さんはゲーム実況者として二人で大会に出たりもしていた。
「いろいろあったなぁ~。」
「だな。ホントに色々あった。あまりに早くも感じたし、でも、あまりにも長く感じた。」
「だね。本当に濃密な時間だった。楽しかったし、喜べることが多くてよかった。」
「私も、良かったです。」
「とか、言ってるけど1000万まで後5人だぞ。」
わかがしらが言ったその直後だった。
「「「「あっ…。」」」」
目の前の数字は10000000の数字。俺たちは全員で喜びをかみしめて泣いた。そして、俺は準備をするためにポケットにある小さな箱をミヤコ基凪に向けて前に出す。
「ミヤコ。」
「っ!?!?!?!?」
「落ち着いて聞いてほしい。」
「う、うん。」
「っ、すぅ~・・・。よしっ。ミヤコ。いや、凪。俺と、結婚してください。」
「…幸ちゃん。」
「お、おう。」
凪は、俺のことを抱きしめた。そして彼女は耳元で「うれしいよ」と囁いた。
えぇ~何で完結なの?って思う人もいるでしょう。正直言うと、特に理由という理由はないのですが、今書いている野球の話を突き詰めたいゆえの完結と思ってください。
それと、この作品がリハビリ作というのもあるので短めになりました。次の話に期待していた人には申し訳ないのですが、打ち切り漫画のように時間を飛ばして完結させました。
今後、この作品がどのようになるかは分かりません。