『魔王によって改造されし巨大ゴリラ』フレイムエイプ
【基本設定】
ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。
遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。
そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。
異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。
※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。
・『現地人』
異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。
『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。
【名前】フレイムエイプ
【所属】現地人
【種族】改造巨大ゴリラ
【年齢】人間換算で28歳くらい
【職業】井上ミツコの仲間兼コンロ&釜戸代わり
【性別】雄
【外見】
身長42m・体重800t。
全身が赤とオレンジの体毛に包まれ、オマキザルのような長い尻尾を持った巨大ゴリラ。
【趣味】昼寝、果物狩り
【好きなもの】果物、森での暮らし、森の生き物達
【嫌いなもの】無理矢理改造された自分の体と能力、イヌ科動物
【性格】
基本的には大人しく、自分の身を守る以外の理由で進んで他者を攻撃してくる事はしない。
１日に70tの果物を食べる。
イヌ科の動物(※犬や狼だけではなく、キツネやタヌキ、ジャッカル等も含めた『哺乳綱食肉目イヌ科』に分類されるあらゆる動物)の事を『ワン公』と呼んで毛嫌いしている。
実は人間の言葉を流暢に喋れる。
一人称・『オレ』
イメージCV・三宅健太
【能力】
『ゴリラ』
ドラゴンとも素手で戦える程の怪力、人間と同等クラスの知性と手先の器用さを持つ。
『熱エネルギー操作』
ナサニエル・テスラによって付与された能力。
手や口から5,000℃の火炎を放射したり、全身を炎に包んだりする事ができる。
『尻尾』
ナサニエル・テスラによって付与された、本来ゴリラには存在しないオマキザルのような長い尻尾。
彼の意思で自由に動かす事ができ、『3本目の腕』のように器用に使用している。
【詳細】
エチーピア・ジャングルの主・カイザーゴングの同族に当たる巨大ゴリラの一頭。
元々はエチーピア・ジャングルから離れた森に住んでいたのだが、ある時『コヨーテ・ザ・モンスターハンター』ことヴァン・クレイブンによって捕獲され、『強欲の魔王』の一人・ナサニエル・テスラによる改造手術を施され、火炎を操る『熱エネルギー操作』能力と『赤とオレンジ色の体毛』、そして『オマキザルのような長い尻尾』を無理矢理付与されてしまったのだ。
更に、脳改造手術によって闘争本能と攻撃性を高められた状態で野に放たれ、アルカディア大陸各地の街や山林を次々に火の海へと変えていった。
そんな日々が続いたある日……『博愛』の勇者の一人・水篠 由亜のパーティと遭遇。
そのまま襲い掛かるも………
シグルズとナーモス・ククーガのコンビネーション攻撃
↓
森近 魔霖とケント・ネルソン師弟の魔法攻撃
↓
変身した東風谷 翡翠と黒木 竜男によって即座に拘束
………という過程を経て、由亜の加護によって脳改造による洗脳を解かれた。
正気に戻った後もナサニエルによって与えられた『力』と、その力で『多くの命を奪った記憶』は消えず、罪の意識からかつてのロボのように自殺しようとするも、由亜や魔霖、そして翡翠からの説得を受けて『せめての罪滅ぼし』として『勇者』達と共に『魔王』と戦う事を決意した。
しかし『ワン公(=フェンリル狼であるロボ)と一緒にいるのはヤダ』………という、ささやかながらも譲れないこだわり故に由亜達のパーティには加わらず、現在は由亜達の紹介で『博愛』の勇者の一人・井上 ミツ子と行動を共にしている。
主に戦闘系の『勇者の加護』を持たないミツ子をフード・クリーチャー達と守っており、ミツ子が難民キャンプ等で調理を行う時には『コンロや釜戸の代わり』を担当している。
【備考】
『フレイムエイプ』という名前は改造された際にナサニエルによって付けられたもの。
かつての『自分の罪』を忘れないように、洗脳を解かれて『勇者』達の仲間となってからもあえてこの名前を名乗り続けている。
また、『憤怒の魔王』の一人・ヒデヨシから『同じ類人猿仲間』として、その『配下』に加わるように再三勧誘を受けているが、『自分はもう魔王の手下にはならない』と全て断っている。
感想よろしくお願いいたします。
