『生きている食べ物第1号』フライドチキンのアゲ太郎
【基本設定】
ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。
遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。
そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。
異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。
※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。
・『現地人』
異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。
『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。
【名前】フライドチキンのアゲ太郎
【所属】現地人
【種族】フードクリーチャー・フライドチキン
【年齢】生後2~3ヶ月、もしくは2~3週間
【職業】井上ミツ子の使い魔
【性別】雄
【外見】
体が唐揚げになっているニワトリ。
もっと具体的に言えば、『バスケットボールサイズの鶏の唐揚げからニワトリの頭と足が生えている』という姿をしている。
全身から『揚げたての唐揚げのような湯気』と『香ばしい唐揚げの香り』を漂わせている。
【趣味】散歩、煮えたぎった油風呂に入る事
【好きなもの】ミツ子、フークリの仲間達、暑さ&熱さ、他者に美味しく食べられる事
【嫌いなもの】『魔王』とその手下、寒さ、水
【性格】
基本的には『生みの親』とも言える井上 ミツ子の言うことに忠実に従う。
人間の言葉を『喋る事』はできないが、『理解する事』はできる。
『食べ物』である為、『他者に美味しく食べられる事』を最大の喜びとしている。
また、『鶏の唐揚げ』を素体にして生み出された為、人間なら火傷不可避であろう『煮えたぎった油風呂』に入る事が大好き。
鳴き声・『あげっこ!』
【能力】
『フード・クリーチャー』
井上ミツ子の持つ『勇者の加護』・『生まれ出でよ、命持つ食べ物達よ』によって生み出された『生きている食べ物』としての特性。
人間の言葉を理解できるレベルの知性を持ち、『生みの親』である井上 ミツ子を初めとする『勇者』達や現地人達を守る事を最優先に行動し、『魔王』とその配下に果敢に立ち向かっていく。
『食べ物』なので飲食可能であり、どんな高級レストランのメイン料理であっても足下にも及ばない程に美味。オマケに食べられる端から体が再生されていくので、一口で丸飲みでもしない限りは食べても食べても、無くならない。
『高熱耐性』
固有能力。
『鶏の唐揚げ』を素体に生み出された為、高熱や火炎による攻撃を受けてもダメージが一切無い。
その反面、水や冷気による攻撃には弱い。
【詳細】
『博愛』の勇者の一人・井上 ミツ子が自身に与えられた勇者の加護『生まれ出でよ、命持つ食べ物達よ』で生み出した『生きている食べ物』こと『フード・クリーチャー』(略して『フークリ』)の一匹で、ミツ子が自身の加護の確認も兼ねて一番最初に生み出したフークリ第1号。
鶏の唐揚げを素体にした『フライドチキン』というフークリで、他のフライドチキン達との区別の為に『アゲ太郎』と命名された。
『一番最初に生み出されたフークリ』という事もあり、『フークリ達の代表格兼ミツ子のマスコット(※ポケモンで言えばピカチュウ、デジモンで言えばアグモン、たまごっちで言えばまめっち、ウルトラ怪獣で言えばピグモン的なポジション)』となっている。
【備考】
[フード・クリーチャー・一部一覧]
ボンレスマンモス:体が紐付きのボンレスハム、耳が輪切りのハムでできているマンモス。鳴き声・『パオーン』
ハンバーグバッファロー:体がソースがけのハンバーグになっているバッファロー。興奮させたり怒らせたりすると、体内の焼き加減が『生』→『ミディアムレア』→『ベリーウェルダン』と変化する。体にかかっているソースは、雄はデミグラス、雌はおろしポン酢。
オイナリギツネ:体がいなり寿司になっているキツネ。
感想よろしくお願いいたします。




