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『魔王が生み出した人造モンスターその１』ベイガリラルフ

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。

・『現地人』

異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。

『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。

【名前】ベイガリラルフ

【所属】現地人

【種族】人造モンスター

【年齢】おそらく1歳、もしくはそれ以下

【職業】生まれながらの魔王の配下

【性別】？

【外見】

クマの頭、ライオンの鬣、トラの縞模様の体、ゴリラの腕、オオカミの尻尾を持った怪物。

成体の竜と同等かそれ以上の巨体を誇り、ゴリラと同じく『ナックルウォーク』で歩行する。

【趣味】食事、人間狩り

【好きなもの】肉、他者をおもちゃにして遊ぶ事

【嫌いなもの】自分を攻撃する者全て

【性格】

肉食よりの雑食で、空腹時には齢数千年を超える古竜《エンシェント・ドラゴン》にも襲い掛かる程にいきり立つ。

人工的に生み出された生き物なので、創造主であるナサニエルを初めとする『魔王』の命令に絶対服従するよう、遺伝子レベルで刷り込まれている。

鳴き声・『グオォォォォォン！！』

【能力】

『人造モンスター』

成体の竜と同等かそれ以上の巨体を誇り、『火炎放射』や『光線発射』といった特殊な能力や魔力こそ持たないものの、『最強種』とされる竜の体を簡単に引き裂いてしまえる『怪力』と大砲の弾や並大抵の攻撃魔法では傷つきも怯みもしない『耐久力』を持つ。

数十～数百頭の大きな群れを作って行動する。

【詳細】

『強欲の魔王(グリード)』の一人・ナサニエル・テスラが生み出した人造モンスターの一種。

アルカディア大陸に伝わる『錬金術』とナサニエルが保有する『68世紀の遺伝子工学技術』を組み合わせて生み出された人工生命体で、クマ・ライオン・ゴリラ・トラ・オオカミの遺伝子を一つに融合されている。

アルカディア大陸において『最強種』と呼ばれている竜(ドラゴン)すらも『物理的に』捻り潰してしまう程の強さを持っており、並大抵の現地人(※人間・亜人種・魔物問わず)では到底歯が立たない。

主に、大陸各地に建設されたナサニエルの研究所や実験施設の『警備用』として量産されており、要請があれば他の『魔王』達の軍勢や配下としても利用されている。

【備考】

その名前は

クマ=ベアーの『ベ』

ライオンの『イ』

ゴリラの『リラ』

トラ=タイガーの『ガ』

オオカミ=ウルフの『ルフ』

を組み合わせたカバン語である。

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