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図のない図鑑 ―ジョニー杉本キャラクターファイル―  作者: ジョニー杉本
異世界キャラクターシート 現地人編(第1部)
465/554

『ジェンダークィアの生きている街』モンスシュタット

挿絵(By みてみん)

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。


・『現地人』

異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。

『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。


【名前】モンスシュタット

【所属】現地人

【種族】生きている街

【年齢】約数百歳

【職業】『人間恐怖症』に罹患したモンスター達の避難所兼唯一の住みか

【性別】ジェンダークィア(自認)

【外見】

全体が古びた赤レンガで作られている楕円形の壁にすっぽりと囲まれ、レンガ造りの家屋や建物が軒を連ねる規模の大きな街。

面積は日本の山手線圏内とほぼ同じくらい。

【趣味】旅、人間恐怖症のモンスターを『自分の体内』に移住させる事

【好きなもの】かわいい10代未満の少年少女、自分の中に住むモンスター達、パパ

【嫌いなもの】モンスターを『深い理由』や『意味』もなく『遊び感覚』で傷つける者、モンスター達の意思を無視して暴れさせようとする『魔王』達、弱いものイジメ

【性格】

あらゆる生き物に対する深い『優しさ』と『憐憫』の感情を有し、心に深い傷を負ったモンスター達を見過ごす事ができず、自身の『体内』に住まわせて人間から守っている。

自身を『ジェンダークィア』であると自認しており、『少々ゲイよりのバイセクシャル』かつ『ロリ&ショタコン』という色々とぶっ飛んだ性癖を持っている。

自身の『体』である街の壁面や掲示板やポスター等に文字を出現させて、他者とコミュニケーションを取る。

一人称・『僕』

【能力】

『生きている街』

街でありながら人間並みかそれ以上の『自我』と『感情』を持っており、底面をナメクジかイモムシのように動かして『自力移動』する事が可能。

自身の『体』である街の構造/内装/外見等を自由に動かす事ができ、ほぼ一瞬で迷路のようにも遊園地のようにも思うがままに変えられる。


『小型or中型モンスター達』

モンスシュタットの住民達。

皆、冒険者やハンター等との戦闘がトラウマとなって『人間恐怖症』を患っており、例え『幼い子供』であっても『人間』の姿を見たら泣き叫びながら逃げ惑い、酷い時には失禁しながら気絶してしまう場合もある。


『知恵の筆・ブレイブペンシル』

『光の神』が作った『勇者』専用武器『ブレイブ・アームズ』の一つ。

数年ほど前にケント・ネルソンによって発見され、内部の最奥部に隠された。

特に彼(?)の能力とは関係ないが、便宜上記載する。

本体表面に『勇者紋(ブレイブ・クレスト)』が描かれている子供の腕程の大きさがある7色に煌めく鉛筆。

これで描いた絵を実体化or召喚させる事ができる。紙や壁といった『平面』だけではなく、『何もない空中』に絵や文章を書く事も可能。

また、この鉛筆で人間や動物・魔物・植物の体に『○○できる』『××してはいけない』『△△したら□□しないといけない』といった文章を書きこむと、書き込まれた相手はその通りの行動を強制されるか、新しい能力に目覚める事ができる。

また、ブレイブペンシル本来の力は『知恵』の勇者の中でも『子供』の方が引き出せると言われている。それは、『大人は「常識」や「ルール」といった見えない鎖に縛られてイメージできる物に制限があるが、子供はそう言った物が無いので大人なら思いつかない、思い付いたとしても実行しないような事でもすぐに形にするから』らしい。


【詳細】

人間や亜人種と同等か、それ以上に繊細な『自我』と『感情』と『知性』を持ち、自力での移動や活動も可能な『生きている街』。

一説によるとその昔、とある魔法使いが興味本位の実験で生み出した『生きている家』が、長い時間をかけながら徐々に成長していき、いつしか『街』と言えるサイズにまで巨大化した………とも云われている。

その内部には数十から数百体の小型もしくは中型のモンスター達が居住&生活をしているのだが………実はこの街に住むモンスター達は重度の『人間恐怖症』を患っており、人間からは『反撃してこないから楽に倒せる相手』と認識されて執拗な攻撃を受け、同族からは『人間ごときに怯えすくう弱虫』と馬鹿にされて行き場が無くなった者達ばかり。

そんなモンスター達の姿と扱いを哀れに思ったモンスシュタットは、人間恐怖症に罹患しているモンスター達を自身の内部へ移住させ、人間やエルフ等となるべく遭遇しないようにアルカディア大陸各地を放浪して過ごしており、時にはその途上で見つけた人間恐怖症のモンスターを『新たな住民』として迎え入れ続けている。

人間達からは『さ迷える動く街』という都市伝説として噂され、その実在や正体を知る者はごく僅か。

『異変』発生後は人間達のみならず、人間を襲わない大人しい魔物達すら無理矢理凶暴化させて暴れさせようとする『魔王』達からも逃げ隠れしており、現在は未だ『魔王』の魔の手から逃れているアヴァロン王国・最西端の海岸地帯でじっと息を潜めている。

【備考】

モンスシュタットを生み出した『とある魔法使い』とは、何を隠そうマスター・ウィザードのケント・ネルソンで、モンスシュタットはケントの事を『自分の父親』と認識して『パパ』と呼んでいる。


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