『中途半端な『原作』知識持ち』清川 要平
【基本設定】
ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。
遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。
そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。
異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。
※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。
・『現地人』
異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。
『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。
【名前】清川 要平
【所属】現地人
【種族】異世界転移者/人間/日本人
【年齢】18
【職業】D級冒険者
【性別】男
【外見】
黒目黒髪の純正日本人。
よく言えば素朴で優しげ、悪く言えばひ弱な印象の顔立ちをしている少年。
2年近く異世界で生活している為、その体にはほどよく筋肉が付いている。
白いTシャツ、薄紫のパーカー、黒いスラックスズボンを着用。
ろくに衣服の洗濯をしてない(できる状況下ではなかった)ので、少し体臭がきつい。
【趣味】アニメ視聴、漫画の購読、カラオケでのアニソン歌唱、売春宿通い、愛用武器に語りかける事
【好きなもの】仕事後の蜂蜜酒とナマズネコの丸焼き、女遊び、道具の整備、故郷、漫画とアニメ
【嫌いなもの】孤独、電車と踏切、死の恐怖、ゴブリン(異世界生活が安定した頃、調子に乗って受けた依頼でガチ死にかけたから)
【性格】
欲望には素直だが、根は真面目で良識がある善人。
2年にも渡る異世界生活でこなれており、荒事にもしっかり対応できる。
世渡りが上手く、聞き上手。勘が鋭く、突発的な対応力にも優れる。
ネーミングセンスは少し中二病的。
イメージCV:緒方恵美
一人称・『僕』
【能力】
『原作知識』
異世界に起こる『異変』、その渦中に起こる魔王と勇者の戦いを描いた『物語』の知識を持つ。
メインとなる『勇者』と『魔王』、そしてその仲間達を含めた多数の登場人物達の個人情報を把握している………が、『ガチのファン』ではなく『アニメ版から入って、コミカライズ版の第1巻だけ読んだにわか』なので、情報の精度はお世辞にも良いとは言えず、度々『異世界勇者:アルカディアブレイブクロニクル THE COMICS #1』を確認している。
『D級冒険者』
冒険者としての能力。
ランク相応に
『薬草収穫』
『人家に住み着いたラットコーチの駆除』
『貧民街横のどぶ掃除』……
等々の危険度の低い依頼をメインに活動している。
掛け持ちしている肉体労働のバイトで鍛えられているので割と肉体派であり、ナマズネコや豚鳥程度ならば楽勝で倒せる。
とは言っても元が一般人なので、実力そのものはそこらの村人に多少毛が生えた程度のレベル。
『魔剣インフェルノフレイムと星砕きのアイアンスター』
愛用武器。
メイン武器である波刃長剣とサブ武器である片手持ちタイプの玉付金砕棒。
打撃と斬撃が合わさって最強に見える。
冒険者に成り立てで素寒貧状態だった要平を見かねたある善良な商人が、多少まけた値段で売ってくれた品で、かなりの愛着がある。
ホームシック諸々で寂しい夜は、この二つに話しかけて気を紛らわしていた。
『異世界勇者:アルカディアブレイブクロニクル THE COMICS #1』
異世界転移した際に所持していた漫画本。
転移してから2年に渡って幾度も読み返している為、かなりボロボロになっている。
剣と魔法のファンタジー世界『アルカディア大陸』を舞台に『勇者』と『魔王』の2勢力に分かれて戦いあう同名ソーシャルゲームのコミカライズ版単行本・第1巻。
第1話から第6話+単行本書き下ろしのプロローグ、更に原作ゲームスタッフによる『キャラクターデザイン画』と『大まかな世界観設定』も収録されている。
発行/発売は『集米社・ヤングダイブコミックス』、価格は670円+税。
一応は『全年齢向け』のマンガなのだが、掲載しているのが『青年誌』なので一部に『際どいサービスシーン』と『(ソフトタッチながらも)露骨な性的描写』等が散見されている。
本当に本物のアルカディア大陸へ異世界転移してしまった要平にとっては『異世界で生き延びる為の命綱兼聖典兼攻略本』であり、アルカディア大陸の『勇者』、『魔王』、そして『現地人』達にとっては『未来に起きる事象が書かれた予言書』と化している。
ただし『第1巻』である為、いわゆる『クリフハンガー』的な場面で『第2巻に続く』となっており、その先の展開は現状確認不可能。
なお、当たり前と言えば当たり前の事だが全編『日本語』で書かれており、『日本出身者』もしくは『日本語を理解できるマルチリンガル』でなければ読解は不可能。
【詳細】
ある日の朝、登校中に踏切を急いで渡ろうとした際に転んで足を負傷し身動きができなくなってしまい、直後に電車に轢かれてしまった………と思ったら、ファンタジーな異世界に居た平々凡々とした高校生。
突然身元の保証もないファンタジー世界に飛ばされて途方にくれていたが、やがて転移直前にマイブームとなっていたソーシャルゲーム原作のアニメ『異世界勇者:アルカディアブレイブクロニクル』(略称『アルブレ』)の舞台と、自身が転移してしまった異世界の名前・社会情勢等の情報が極めて酷似していることに気づく。
以後、転移時に所持していたコミカライズ版アルブレ第1巻に記された情報を頼りに何とか冒険者ギルドに身元を登録し、難易度の低い依頼と日雇いのバイトを掛け持ちしながら生活基盤を構築、来たる『原作開始』に備えていた。
転移したのが『異変』発生の約2年前だったので準備期間はほどほどにあり、何とか序盤の生存に成功。
以後はコミカライズ第1巻に記されている情報から『頼りになりそうな勇者』との合流を目指し、行動している。
【備考】
彼が最初に視聴した『アニメ版アルブレ』では、『希望』の勇者・坂本 竜也がメイン主人公を務めていたが、第1巻を所有している『コミカライズ版アルブレ』では、『博愛』の勇者・水篠 由亜と『怠惰の魔王』・引きこもり怪獣 ニートラスのダブル主人公(※それぞれの視点から『勇者』側・『魔王』側の動向や活躍等を描写する形式)となっており、そもそも現実(※物語本編)のアルカディア大陸における『勇者』や『魔王』が彼の知る『原作』(アニメ版並びにコミカライズ版)のキャラクターと一致しているかは不明。
仮に一致していたとしても、彼自身は『コミカライズ版の単行本第1巻』と『アニメ版第6話』までしか視聴しておらず、加えて大元に当たる『ソシャゲ版』そのものは未プレイのため、『これから先に起こるイベント』や『光と混沌の神々の真の目的』、『魔王の権能の攻略方法』等は把握していない。
※ちなみに、大元の原作である『ソシャゲ版アルブレ』において、ヴァッサーXやアトミックエース等『ジャッジメンツ・ブレイブ所属のヒーロー』達は『同じ製作会社の別ソシャゲシリーズからのスターシステム参戦』、カーネルUSA、アルコ・イリス、ドクタージェネシス、シャーロット・ホームズ等『日本以外で活躍しているヒーロー』達とファルラ、ヘテラ、ニーズホッグ、ティアマト等『怪獣キャラ』達は『別作品とのコラボイベント期間中限定の配布キャラ』(『グ○ブル』における『ア○マス』『ウ○娘』のキャラ、『パズ○ラ』における『銀○』のキャラ、等に相当)となっている。
感想よろしくお願いいたします。




