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図のない図鑑 ―ジョニー杉本キャラクターファイル―  作者: ジョニー杉本
異世界キャラクターシート 現地人編(第1部)
436/554

『お腹を空かせた者を救うどら焼き人間』ドラヤキマン

挿絵(By みてみん)

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。


・『現地人』

異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。

『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。


【名前】ドラヤキマン

【所属】現地人

【種族】どら焼き人間/異世界転生者

【年齢】35

【職業】お腹を空かせた者の味方(自称)

【性別】男

【外見】

頭部が巨大などら焼き、体が細身の人間という珍妙な姿をしたどら焼き人間。

胸部にどら焼きのシンボルが描かれた青いレオタードのような服を着用し、首には赤いマフラーを巻いている。

【趣味】どら焼き作り&どら焼きの無料配布、子供たちと『ドラヤキマン体操』を踊る事

【好きなもの】空腹だった者がお腹いっぱいになって見せる笑顔、自分が作ったどら焼きを美味しく食べてもらう事、子供たちと遊ぶ事

【嫌いなもの】空腹に苦しむ人々の姿、食べ物を粗末に扱う者、暴力、争い事、罪も無い人々を傷つける者

【性格】

自分の作ったどら焼きを食べた人々が笑顔になる姿を見る事が一番の幸せである生粋の菓子職人。

『お腹を空かせた者の味方』を自称し、『空腹に苦しむ人々を救う事が、この世界における自分の使命』だと信じている。

争い事と暴力は嫌いだが、罪も無い人々を傷つける者は絶対に許さない正義感も持っている。

イメージCV:入野自由

一人称・『僕』

【能力】

『どら焼き人間』

某あんパンのヒーローを連想させる種族としての特性。

巨大などら焼き状の頭部内に詰まっているあんこをエネルギー源にして

『トロールやミノタウロス以上の怪力』

『馬やケンタウロス以上の速度で走れる脚力』

『竜のブレス攻撃にも耐えられる耐久性』

等の力を発揮できる。

頭部のどら焼きは飲食が可能で、一部を千切って他者に食べさせる事も可能。

弱点は『湿気』と『カビ』。

天高くジャンプして岩をも粉砕するキックを放つ『ドラヤキック』が必殺技。


『どら焼き職人』

前世から受け継いだ和菓子職人としての技能。

小麦粉と卵と小豆さえあれば、いつでもどこでも最高の『どら焼き』を作り出せる。

彼の作るどら焼きは、一口食べただけでほっぺたがスライムのようにとろけてしまう程に美味。


『ドラヤキマン体操』

固有能力。

どこからともなく聞こえてくる音楽に合わせて、人々にラジオ体操風のダンスをさせる。

メロディーやダンスの振り付け等は『ア○パ○マ○たいそう』のパクr………もとい、オマージュとなっている。


【詳細】

頭部が『巨大などら焼き』、体が『人間』、という某あんパンのヒーローのような外見をしている『どら焼き人間』の男性。

『お腹を空かせた者の味方』を自称し、アルカディア大陸各地を巡り歩いては、空腹の者に自作のどら焼きを無料配布して回っている。

その実体は、転生したらどら焼き人間になっていた異世界転生者。

前世での名前は『議事堂(ぎじどう) 不二也(ふじや)』といい、室町時代から40代続く京都の老舗和菓子店の跡取り息子だった。

同世代の兄弟弟子達の中でも『次期店主に一番近い』と言われる程の和菓子作りの天賦の才を有していたが、その才能に嫉妬した兄弟弟子の一人に、青酸カリ入りの水羊羹を食べさせられて死亡。

そして、次に目を覚ますと……『どら焼き人間』の姿でアルカディア大陸に転生していたのだ。

当初は幼児向け絵本orギャグアニメのキャラクターのような外見に生まれ変わった事にショックを受けるも、冷静になると共に『どら焼き人間に生まれ変わったのは、『某あんパンのヒーローのように空腹に苦しむ人々を助けよ』という神様からのお告げ』とポジティブに考え直し、それ以来、アルカディア大陸各地を巡り歩いては『種族』も『身分』も関係無く、『空腹に苦しむ人々』に自らが作ったどら焼きを無料配布する活動を行っている。

『魔王』の出現後は『博愛』の勇者の一人・井上 ミツ子や『信仰』の勇者の一人・ドナルド・ライト等と協力して、各地の難民キャンプを巡って炊き出しや怪我人の簡易治療等を行っている。

【備考】

前世はアースR(リアル)世界で、直接の面識こそ無いが『暴食の魔王(グラトニー)』の一人・ポール・パーキンスを『お菓子職人』として尊敬していた。

そのため、ポールが『魔王』の一人となり、更には『麻薬同然のお菓子類』を人々に食べさせているという事実にショックを受け、嘆き悲しんでいる。


感想よろしくお願いいたします。

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