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図のない図鑑 ―ジョニー杉本キャラクターファイル―  作者: ジョニー杉本
異世界キャラクターシート 現地人編(第1部)
430/554

『タヌキ娘に転生した徳川家康』チヨ・マツダイラ

挿絵(By みてみん)

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。


・『現地人』

異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。

『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。


【名前】チヨ・マツダイラ

【所属】現地人

【種族】タヌキ獣人/異世界転生者

【年齢】12(前世の分も含めれば87)

【職業】薬師見習い

【性別】元・男/現・女

【外見】

タヌキのような耳と尻尾、黒いおかっぱ頭に黒い瞳を持つ日本人形のようなかわいらしい少女。

薄紅色の着物を着用。

【趣味】『けん玉』『竹馬』『メンコ』等の子供の遊び全般、絵を描く事、薬草や薬に関する勉強

【好きなもの】天ぷら&天ぷらそば、絵を描く事、今世における両親と友人達、子供の遊び

【嫌いなもの】前世での苦労と因縁、戦乱の世、『平凡で自由な生活』を乱す魔王の蛮行

【性格】

普段は子供らしい飄々とした笑みや言動を見せているが、時折老人のように達観した口調や表情になる事がある。

絵を描く事が好きで、暇さえあればスケッチ画を描いている。

『~~じゃ』『~~なのじゃ』という年寄り臭い口調で喋る。

イメージCV:和氣あず未

一人称・『わし』

【能力】

『タヌキ獣人』

タヌキの特性を持つ獣人としての特質。

自身の肉体と外見を全く別の姿に変える『変身術』や、特定の人物に幻覚や幻聴を見聞きさせる『幻術』、木の葉や石ころを一時的に別の物質に変える『限定的物質変換』等の能力を持つ。


『東照大権現』

転生者としての特性。

『江戸幕府・初代征夷大将軍』として戦国の世を終わらせ、200年に渡る太平の世の基礎を築いた前世の記憶。

剣術・弓術・馬術・柔術・兵法等を高いレベルで習得しており、上記タヌキ獣人の持つ特質の一つである変身術と併用すれば、兵士10人くらいまでなら圧倒できる。


『薬師見習い』

今世で獲得した薬師としての技術と知識。

今世における両親より、野山に生える薬や毒となる草木・花・キノコ類に関する広く深い知識を教えられ、それら薬や毒となる草木を調合/配合させて様々な薬を作り出せる。

ただし、彼女はまだ『見習い』なので、いわゆる『魔法薬(マジック・ポーション)』的な神がかった効力を持つ薬を製作する事は不可能。


【詳細】

アルカディア大陸の東端に位置する島国『葦原皇国』出身のタヌキ獣人の少女。

しかしてその実体は、かの江戸幕府・初代征夷大将軍『徳川家康』が異世界転生した姿。

史実で語られる通り、75歳の時に駿府城で死亡したのだが……次に気がついた時には、葦原皇国の山間の村で薬師を営むタヌキ獣人の夫婦・マツダイラ夫妻の娘に生まれ変わっていたのだ。

内心では『周りの者から『狸親父』などと呼ばれていた自分が、『狸の娘』に生まれ変わるとは……なんたる皮肉か』などと思いつつも、転生した現在の人生を『前世において、苦労が多かった一生を送ったご褒美』だとも考えており、今世では『平凡かつ自由な一生を送りたい』、と思っていた………しかし、『魔王』の出現とそれに呼応する『異変』の発生により、彼女のささやかな願いは打ち砕かれる事となったのだ。

強欲の魔王(グリード)』の一人・ムゲンサイの率いる忍者軍団によって今世における故郷の村を焼かれ、両親や同郷の友人達すらも皆殺しにされてしまった。

両親によって小舟に乗せられて海へと逃がされた彼女は、幸か不幸か大陸本土に落ち延びる事ができたのだが………そこも『魔王』による殺戮と破壊がはびこる魔境と化していた。

タヌキ獣人としての能力や前世の記憶、今世の両親より教えられた薬師としての技術と知識等を駆使して何とか生き延びつつ、『……生まれ変われても、自分は戦乱の世から逃れられないのか?』と涙する日々を送り続けた。

そんなある日、『魔王』の配下による襲撃を受けるも、『勇者』としてアルカディア大陸に召喚された刈安 撫子/怪傑キリン剣士と田外 降魔之助によって助けられる。

前世において、『竹千代』(※家康の幼名)と名乗って織田家の人質になっていた際に噂で活躍を耳にしていたキリン剣士が、伝説に伝わる『異界の勇者』としてこの世界に召喚されていた事に驚きつつ、同時に『かつて西国を支配していた魔神一族を討伐したキリン剣士ならば、この世界の『魔王』も倒せるはず』と考え『両親の仇』を討ち、同時に『平凡で自由な生活』を取り戻す為に撫子と降魔之助のアルカディア大陸における最初の仲間となった。

撫子達以外の『勇者』達とも積極的に交流しており、時折医師であるドナルド・ライトの下を訪れて『21世紀における最先端の医療知識』を学んでいる。

【備考】

刈安 撫子/怪傑キリン剣士と田外 降魔之助、そしてサタンデウスとカズサ・N・オダと同じ世界線からの転生者。

カズサ・N・オダが前世における盟友である『織田信長』が転生した存在だと気づいているが、自分もまた新たな姿と名で転生しているので『できれば今世では関わり合いたくない』と考えている。


感想よろしくお願いいたします。

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