『小さな勇者の小さな使い魔』ババール
【基本設定】
ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。
遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。
そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。
異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。
※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。
・『現地人』
異世界アルカディア大陸に暮らす住民達。種族は人間に限定されない。
『別の世界で一度死亡し、前世の記憶を保持したまま改めてアルカディア大陸に生まれてきた転生者』や『偶発的事故により異世界から転移してしまった者』も存在しているが、勇者や魔王のような加護や権能の類は授かっておらず、所持並びに使用可能な技能と武器は今世で獲得したものに限られる。
【名前】ババール
【所属】現地人
【種族】エレファントータス
【年齢】人間換算で約4~5歳くらい
【職業】森近 魔霖の使い魔
【性別】雄
【外見】
頭と四肢がゾウ、胴体が亀という珍妙な姿をした生き物。
まだ子供なので牙は生えておらず、大きさは小学生用の自転車くらい。
【趣味】日向ぼっこ、水遊び
【好きなもの】日向ぼっこ、水遊び、魔霖、パンケーキ、水草
【嫌いなもの】夜の暗闇、魔霖を傷つける者、肉食獣に襲われる事
【性格】
どんな事にも興味を持って知りたがる子供らしい好奇心旺盛な性格。
生まれて初めてできた人間の友達である魔霖の事が大好きで、魔霖を守る為なら自分よりも遥かに大きく強い相手にも立ち向かう勇敢さを持つ。
たまに魔霖が焼いてくれるパンケーキが大好物。
まだ幼い子供なので人間の言葉を『喋る事』はできないが、『理解する事』は可能。
鳴き声は『ぱお~ん』
【能力】
『象亀』
ゾウと亀の合体モンスターとしての特質。
ゾウと同様の『腕の代わりとなる長く器用な鼻』と『人間並みの高度な知性』と『小山のような巨体』、亀由来の『銃弾も通さない頑丈な甲羅』と『1万年以上生きるとも言われる長い寿命』を併せ持っている。
その上、四肢を甲羅内に収納し、甲羅の四肢を入れる穴から圧搾空気を噴射すれば、ガ○ラよろしく『空中飛行』を行える。
彼は一族内では一番幼い子供なので戦闘力は低く、飛行スピードも自転車くらいだが、人間の成人男性一人を軽々と持ち上げられるくらいの力を持ち、その体と心には無限の可能性を秘めている。
ちなみに、卵生動物。
『使い魔』
『知恵』の勇者・森近 魔霖の使い魔としての能力。
魔霖と彼の魂は見えない鎖で繋がっており、互いの感覚を共有させられる他『言葉』ではなく『心』で互いに意志疎通する事が可能。
必要とあらば互いの魔力を共鳴させ、一時的に魔力をパワーアップさせる事も可能。
【詳細】
ゾウの頭と四肢、亀の甲羅を併せ持ち、エルフから神聖視されている魔物『エレファントータス』の幼体で、同種族の長老『レファローネス』の800番目のひいひいひ孫。
一族の中では一番年下の幼い子供であり、非常に世間知らずではあるが同時に非常に好奇心旺盛。
アルカディア大陸最高位の魔法使いのケント・ネルソンとレファローネスが古い友人であり、その関係でケントの弟子にして『知恵』の勇者の一人・森近 魔霖と出会ってすぐに仲良くなり、ケントとレファローネスの勧めもあって魔霖の使い魔となった。
これは『ひいひいひ孫に広い世界を自分の目で見て、聞いて、感じて、学んで欲しい』『一族の者が『異界の勇者』の戦いを記憶し、次の世代へ『勇者の戦いの様子』を伝えて欲しい』というレファローネスのひいひいひ孫への思いと願いから来ている。
『ババール』という名前は魔霖が付けたもので、絵本『ぞうのババール』の主人公であるゾウの国の王様が由来。
まだまだ幼い子供なので戦闘力は低いが、『魔霖を守ろうとする気持ち』と『内に秘めた可能性』は人一倍強い。
【備考】
人間の言葉を喋る事はできないが、魔霖の使い魔となった事で魔霖とは魂同士が繋がっており、魔霖とは不自由なく意志疎通が可能。
また、『博愛』の勇者・水篠 由亜の仲間の一匹・ロボからは、自分や由亜達よりも年下ということから『弟』のように可愛がられている。
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