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図のない図鑑 ―ジョニー杉本キャラクターファイル―  作者: ジョニー杉本
異世界キャラクターシート 魔王編
376/554

【魔王ラース(憤怒)】ヒデヨシ

挿絵(By みてみん)

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。


・『魔王』

一年前の『異変』と同時に現れた人類の敵対者。

・魔王『プライド』(傲慢)

・魔王『ラスト』(色欲)

・魔王『スロウス』(怠惰)

・魔王『グリード』(強欲)

・魔王『エンヴィー』(嫉妬)

・魔王『グラトニー』(暴食)

・魔王『ラース』(憤怒)

上記の7×7=49体が存在し、それぞれ『七つの大罪』に即した『権能(※勇者にとっての加護に相当するチート能力)』を行使する。

魔王は『混沌の神』と称される超越存在の使徒であり、目的は必要となる『贄』の確保。

魔王たちはそれぞれ無数の魔物や配下たちを率いて、たった一年足らずでアルカディア大陸全土を地獄に変えてしまった。

本編開始時には大陸住民の殆どが犠牲になっており、それを阻止する勢力である勇者の抹殺を全員が命じられている。

魔王たちの過去や原点は、『勇者のように別世界から召喚もしくは転生された者』、『混沌の神に目をつけられた現地の存在』『そもそも人じゃない者』等々……まさに多種多様。

共通して体のどこかに『魔王』の証にして『混沌の神』のシンボルでもある『魔王紋|(サタン・スティグマ。『Ω』の中心部の空白に十字架が描かれているようなマーク)』が刻まれ、権能発動時に赤紫に輝く。

(『傲慢』=顎、『色欲』=胸元、『怠惰』=尻、『強欲』=左頬、『嫉妬』=右頬、『暴食』=腹部のへその真上付近、『憤怒』=背中)


【名前】ヒデヨシ

【所属】魔王ラース(憤怒)

【種族】デザイナーエイプ・ゴリラタイプ

【性別】雄

【出身世界】アースT(テクノロジー):平行世界の地球の一つ。他の平行地球よりも科学技術の進歩速度が速い『SF』チックな世界。21世紀の時点で『完全没入(フルダイブ)式VRオンラインゲーム』が世界的に流行し、西暦68世紀には『人間同等の感情を有するアンドロイドの一般普及』『タイムマシンの実用化』等が実現している

【外見】古代ローマ風の鎧兜とマントを纏った身長2m弱のマウンテンゴリラ

【職業】類人猿反乱軍のリーダー

【年齢】人間換算で37歳くらい

【趣味】読書、昼寝、

【好きなもの】本|(特に古典SF)、リンゴ、同胞たるデザイナーエイプ達

【嫌いなもの】人間、バナナ、人間による自然破壊

【性格】

人間を『愚かで野蛮な下等生物』と考え、『自分を初めとするデザイナーエイプこそが地球の支配者にふさわしい』と信じている。

リンゴが大好物でバナナが嫌いなのだが、『ゴリラの好物と言えばバナナ』というイメージの性でちょくちょく他者から(同胞からも)バナナをプレゼントされる事に苛立ちを感じている。

読書が一番の趣味であり、特に『キャプテン・フューチャー』や『火星のプリンセス』等の古典SF小説を『愚かで野蛮な人間の作った娯楽作品の中で、唯一素晴らしい物』として好む。

イメージCV:堀川りょう

一人称・『俺』

【権能&能力】

『デザイナーエイプ』

遺伝子操作を施された類人猿としての能力。

ゴリラとしての外見や身体能力等はそのままに、

・人間と同等かそれ以上の『高度な知性』

・人間の言葉を流暢に喋り、理解できる『言語能力』

・複雑な電子機器の操作や自動車を初めとする乗り物類の運転方法を数日でマスター可能な『学習能力』

等の能力を有している。


突然変異個体(ミュータント)

彼自身の固有能力。

遺伝子操作の作用が予想外の突然変異を呼び起こし、生後7歳の時点でIQ8000を記録する程の天才的頭脳を有しており、『精神感応(テレパシー)』や『念動力(サイコキネシス)』といった、いわゆる『超能力』の類いを使用可能。


『怒れる自然の化身』

魔王としての権能。

自身の周囲に存在する岩石、土砂、水分、火炎、雷電、植物といった『自然物』を吸収し、自身の肉体を巨大化させる。

巨大化状態となると吸収した自然物に由来する特殊能力……岩石や土砂ならば『頑丈かつ砂のように変幻自在な体』、水分ならば『液状に変化し攻撃を無効化、氷を操って攻撃』等……を発揮できる。

更に例えダメージを受けても、周囲の『自然物』を再吸収してすぐに回復する。


『猿の軍団』

魔王としての権能。

かつて自分と共に人間に反乱を起こしたデザイナーエイプ達(※ゴリラのみならず、チンパンジーやオランウータンも含む)の軍団を召喚する。

『人間同等の知性』と『類人猿由来の高度な身体能力』を併せ持つ猿の大群が人間を蹂躙していく様は、まさに映画『猿の惑星』の再現と言える。


『バナナホース』

アルカディア大陸に生息するバナナと馬の合体生物。

皮の一部が剥かれた黄色いバナナに馬の四肢が生え、白い剥き身のバナナの果肉部に馬の頭部がある………というなんとも言い難い珍妙な姿をしている。

『バナナみたいな馬』なのか『馬みたいなバナナ』なのかは、永遠の謎。

大陸南部のエチーピア・ジャングルに生息していた一群を飼い慣らし、上記『猿の軍団』の騎乗用動物として利用している。


【詳細】

遺伝子操作によって人間同等の知性を付与されたゴリラ。

彼の生まれた時代のアースT世界では、人間の『少子高齢化』は世界規模の社会問題と化しており、労働力確保の為にゴリラやチンパンジー等の類人猿に対して受精卵の時期に遺伝子操作を施し、人間同等の知性や言語を喋る能力を付与した『デザイナーエイプ』と呼ばれる特殊な類人猿が生み出されており、彼も元々はその内の一体。

しかし、彼は他のデザイナーエイプ達と違って『並みの人間以上の超天才的な頭脳』と『精神感応(テレパシー)』や『念動力(サイコキネシス)』といった俗に『超能力』と呼ばれる特殊能力を生まれながらに有した突然変異個体(ミュータント)として誕生し、成長と共に『人間は何千年もの間、同族同士での争いと殺し合いを繰り返し、自分達が暮らしている地球の環境すらも平気で破壊し続ける愚かで野蛮な下等生物。そんな人間達よりも自分を初めとするデザイナーエイプこそが、地球の支配者にふさわしい』と考えるようになり、同じ考えを持つデザイナーエイプ達を率いて人間に反乱を起こしたのだ。

しかし、結果的に反乱は鎮圧されてしまい、多くの戦友・同胞達と共に毒ガスによる『殺処分|(……という名の死刑)』にされた。

死の瞬間まで『自分こそが地球の支配者にふさわしい』という考えを曲げる事は無く、人間への嫌悪と敵意と怒りを抱きながら死亡した………のだが、人間に対する激しくも純粋な『怒り』を気に入った『混沌の神』によって『憤怒の魔王(ラース)』に選ばれ、アルカディア大陸へと転生したのだ。

死亡した自分を生き返らせてくれた上に『新たな力』と『支配者になれる世界』まで与えてくれた『混沌の神』に感謝しており、権能によって同胞達と共に現地人を次々に殺戮しながら、アルカディア大陸に『猿の王国』を築こうと企んでいる。

【備考】

『ヒデヨシ』という名前は赤ん坊時代に当時の担当飼育員が付けた物。

由来はもちろん戦国武将の『豊臣秀吉』であり、初めて赤ん坊の彼と対面した飼育員が『こいつは将来、とんでもない大物になる』と思い、『猿のような顔』で『農民から権力者に出世した』豊臣秀吉にちなんで命名された。

基本的に同じ『魔王』であっても『人間』は信用しないのだが、ズーナマン・キャッティウスや引きこもり怪獣 ニートラス、自身と同じく人間に反乱を起こしたドン・ゲトリーバや蜘蛛姫といった『人外種族の魔王』とはそれなりに仲が良い。

一方で、ニーズホッグやライコウの事は『肉食動物』である事を理由に目の敵にしている。

数ある『魔王』達の中で、ドン・ゲトリーバやナサニエル・テスラの保有する『68世紀のテクノロジー』を完璧に理解でき、模倣や改良を行える稀有な一人……もとい、一匹。


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