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図のない図鑑 ―ジョニー杉本キャラクターファイル―  作者: ジョニー杉本
異世界キャラクターシート 魔王編
360/554

【魔王プライド(傲慢)】アルブレヒト・エーリク・フォン・エーレンライヒ

挿絵(By みてみん)

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。


・『魔王』

一年前の『異変』と同時に現れた人類の敵対者。

・魔王『プライド』(傲慢)

・魔王『ラスト』(色欲)

・魔王『スロウス』(怠惰)

・魔王『グリード』(強欲)

・魔王『エンヴィー』(嫉妬)

・魔王『グラトニー』(暴食)

・魔王『ラース』(憤怒)

上記の7×7=49体が存在し、それぞれ『七つの大罪』に即した『権能(※勇者にとっての加護に相当するチート能力)』を行使する。

魔王は『混沌の神』と称される超越存在の使徒であり、目的は必要となる『贄』の確保。

魔王たちはそれぞれ無数の魔物や配下たちを率いて、たった一年足らずでアルカディア大陸全土を地獄に変えてしまった。

本編開始時には大陸住民の殆どが犠牲になっており、それを阻止する勢力である勇者の抹殺を全員が命じられている。

魔王たちの過去や原点は、『勇者のように別世界から召喚もしくは転生された者』、『混沌の神に目をつけられた現地の存在』『そもそも人じゃない者』等々……まさに多種多様。

共通して体のどこかに『魔王』の証にして『混沌の神』のシンボルでもある『魔王紋|(サタン・スティグマ。『Ω』の中心部の空白に十字架が描かれているようなマーク)』が刻まれ、権能発動時に赤紫に輝く。

(『傲慢』=顎、『色欲』=胸元、『怠惰』=尻、『強欲』=左頬、『嫉妬』=右頬、『暴食』=腹部のへその真上付近、『憤怒』=背中)


【名前】アルブレヒト・エーリク・フォン・エーレンライヒ

【所属】魔王プライド(傲慢)

【種族】吸血鬼

【性別】男

【出身世界】アースDS(ダークシャドウ):平行世界の地球の一つ。一見平和な現代社会の裏側に人間を餌食にする魔物達が存在し、人間側の退魔師やハンター達と密かに攻防を行っている『ゴシックホラー』や『伝奇小説』や『現代ファンタジー』のような世界

【外見】

オールバックの銀色の髪、真紅の瞳、死人のように青白い肌を持ち、夜会服にマントを着用………という、吸血鬼の見本のような姿をした美丈夫。

性別や嗜好を問わず、人を惹き付ける不思議な魅力と色気を漂わせている。

【職業】『闇夜の元老院』議員兼公爵位の貴族

【年齢】785

【趣味】ゴシック映画鑑賞、夜の人間狩り、吸血鬼らしい外見や生活の追求

【好きなもの】人間の血、魔物、支配、満月、シュテラ

【嫌いなもの】日光、ニンニク、銀製品、人間達の愚かな行い、ハンター、シュテラ

【性格】

人間を『下等な生き物』『家畜』と見下しつつ、『支配し管理下に置かなければ、魔物まで巻き添えに滅ぼしてしまう厄介な生き物』とも認識しており、『魔物による人間社会の密かな支配』を目論んでいる。

異母妹であり宿敵でもあるシュテラに対して、ヤンデレ的な歪んだ執着心を抱いている。

特に必要も無いのに『吸血鬼らしい外見や生活』にこだわっており、日常的に夜会服やマントを着用し、棺桶をベッド代わりにしている。

イメージCV:緑川光

一人称『私』

【権能&能力】

『吸血鬼』

種族としての特性。

人間の生き血を糧とし、

『怪力』

『超高速移動』

『霧や動物への変身』

『動物を操る』

『目を合わせた相手に催眠術をかける』

等々……の超常的な特殊能力を発揮する。

一般的に吸血鬼は『十字架』『ニンニク』『日光』『銀製品』等が弱点とされているが、彼は700歳以上の長命(エルダー)個体の為、

十字架→見ても怯みもしない

ニンニク→直接摂取すれば人間でいう『アナフィラキシーショック』的な症状が出るが、臭いを嗅ぐor肌に触れるくらいでは嫌悪感や肌荒れしか起こさない

銀製品→素手で触れなければ平気

日光→火傷のような傷は負うが、一瞬で灰になったりはしない

等、ある程度の弱点耐性を持つ。

また、『流れる水を渡れない』、つまりカナヅチ。

肉体の成長や老化は完全に停止しており、外見年齢は20代半ばにしか見えない。


『棺桶』

持ち運び可能な専用ベッド。

伝承と違い『墓場の土』等は入っておらず、棺桶型なのは単なる本人の趣味。

外装の素材にカーボンナノチューブを使用しており、例えミサイルが直撃しても内部には一切ダメージが無い程の防御力を持つ。


『眷族への洗礼』

魔王としての権能。

自身が血を吸った相手を『眷族』として洗脳する。

本来、彼の出身世界において『吸血鬼に血を吸われた者は吸血鬼になる』という伝承は『誇張の混ざった誤解』なのだが、この権能の作用により、彼に血を吸われた者は彼の命令に忠実に従う『下僕』となり、吸血鬼と同等の身体能力を発揮できるようになる。

しかも、『肉体そのもの』は人間を初めとする『元々の種族』から変化していない為、上記の『吸血鬼の弱点』が通用せず、日中の屋外であっても特別な装備や器具の補助無しで活動可能。

その為、眷族となった者は何食わぬ顔で人間の中に紛れ込んで普通に日常生活を送りながら、彼の命令のままに密かな破壊活動や工作等を行っている。


『闇夜を生み出す黒き霧』

魔王としての権能。

可視光線・紫外線・赤外線といったあらゆる『光』や『電磁波』を完全に遮断する霧状の黒い煙幕を発生させる。

これにより、最大の敵である『日光』を気にする事なく日中の屋外で活動する事が可能となった。

更に、レーザー光線やビーム等の『光を用いた攻撃』をも完全に防ぎ、『赤外線』を遮断する=周囲から熱を奪い、気温を真冬並みに下げる、といった事も可能。

一方、煙幕に包まれた彼自身も光が完全に遮断された盲目に近い状態になってしまうが、元来吸血鬼であるのでコウモリのような『超音波のエコーレーダー』を利用する事で、視覚が封じられた状態であっても問題無く行動できるのだ。


【詳細】

人間の生き血を糧とする人型の魔物『吸血鬼(ヴァンパイア)』の名門貴族の一つ『エーレンライヒ公爵家』の現・当主を務める男。

シュテラ・アストリート・フォン・エーレンライヒの母親違いの兄に当たり、人間との混血であるシュテラと違って『純粋な吸血鬼』。

長年、ヨーロッパ地域の魔物達を統括する組織『闇夜の元老院』の議員を務めているのだが、『人間やハンター達を可能な限り刺激せず、人間社会の影の中で静かに生きていく』事を是とする元老院の保守的方針には内心で嫌気が刺しており、『愚かで脆弱な人間よりもはるかに優れた存在である魔物こそが、世界の支配者にふさわしい』と信じており、いずれは元老院の他議員をも抑えて、自身が全ての魔物と人間社会を支配しようと考えている。

そのあふれでる野心を見込まれて『傲慢の魔王(プライド)』の一人に選ばれた。

アルカディア大陸への召喚後は現地在来の吸血鬼達を掌握し、各地の村々や街を次々に襲撃。

支配下に置いた街や村を『人間牧場』に変え、吸血鬼を初めとする『魔物の餌』になる人間達の養殖を行っている。

【備考】

異母妹で人間の血が混ざっているシュテラに対して『全てを失って絶望に沈み、心が壊れた状態に追い込んで自分の愛玩眷族(ペット)にしたい』という歪んだ執着心を抱いており、『勇者』としてアルカディア大陸に召喚された者の中にシュテラがいる事を知ると、『この地でシュテラの仲間となった者をシュテラの目の前でなぶり殺しにし、シュテラの心を完全にへし折る』事を企んでいる。

また、彼の出身世界アースDSには『一万年以上を生きた吸血鬼は、地上の全ての生物の頂点に立つ究極の存在『ククージイ』になる』という伝説があり、『魔王』として『混沌の神』に贄を与える見返りに、自身をククージイと同様の存在に変えてもらおうと思っている。



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