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図のない図鑑 ―ジョニー杉本キャラクターファイル―  作者: ジョニー杉本
異世界キャラクターシート 勇者編
348/554

【『知恵』の勇者】桐野 和也

挿絵(By みてみん)

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。


・『勇者』

『光の神』によって別世界からこの地に召喚された者達。

召喚直前、チュートリアルで『光の神』並びのその眷属である『光の精霊』より異変の原因である『魔王』の討伐を命じられており、見事達成した暁には願いを何でも叶えると伝えられている。

勇者はそれぞれ最低一つ特異な『加護(※チート能力)』を授かっている。加護はそれぞれ『七つの元徳』に即したもので、

・『博愛』の勇者

・『希望』の勇者

・『信仰』の勇者

・『知恵』の勇者

・『正義』の勇者

・『堅固』の勇者

・『節制』の勇者

以上7×7=49名の勇者達が召喚されており、体のどこかに必ず『勇者』の証にして『光の神』のシンボルでもある『勇者紋|(ブレイブ・クレスト。○の中に『Y』が描かれ、左右上下の斜めに太陽の光を表す波線が2本ずつ描かれているマーク)』が浮かび上がっており、加護の発動時に青白く光り輝く。

(『博愛』=右掌、『希望』=右手甲、『信仰』=左手甲、『知恵』=額、『正義』=右上腕部、『堅固』=左上腕部、『節制』=左掌)


【名前】桐野 和也(きりの かずや)

【所属】『知恵』の勇者

【出身世界】アースT(テクノロジー)平行世界の地球の一つ。他の平行地球よりも科学技術の進歩速度が速い『SF』チックな世界。21世紀の時点で『完全没入(フルダイブ)式VRオンラインゲーム』が世界的に流行し、西暦68世紀には『人間同等の感情を有するアンドロイドの一般普及』『タイムマシンの実用化』等が実現している。

【職業】高校生兼ゲーマー

【年齢】16

【性別】男

【外見】

黒髪、長身やせ形、猫背で黒いシャツと白地にサイバーパンク風の装飾が施されたパーカーと灰色のズボンを着用した少年。

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)機能付き眼鏡をかけ、ノートパソコンを所持

【趣味】VRゲームをプレイする事

【好きなもの】オンラインVRゲーム全般(特にUTO)、『キリツグ』としての自分、ゲーマー仲間、キリトさん

【嫌いなもの】現実(リアル)世界における自分自身、リア充、ハンドルネームに関してツッコまれる事

【性格】

ゲーム内では誰とでも話せて、すぐに仲良くなれる陽キャだが、現実(リアル)ではゲーマー仲間以外とはろくに話をせず、ボソボソと喋る陰キャ。

一人称・現実(リアル)では『僕』、ゲーム内並びにロールプレイ中は『俺』

イメージCV:佐々木望

【加護&能力】

『オンラインVRゲーマー』

数々のVRゲームをプレイし、イベントをクリアしてきたゲーマーとしての実力。

自分でも数え切れない程の完全没入(フルダイブ)式VRゲームをプレイしてきた経験から、『ダンジョンの最短攻略法』『銃火器の扱い』『爆弾の製造法』『簡易式の外科手術』『レーシングマシンの運転』『格闘技各種』『乗馬』………等々の多彩な技能や知識を有している。

ただし、あくまでも『ゲームで得た知識』&『システムによるアシストが大前提の技能』ばかりなので、必ずしも実際に使用できるとは限らない。


『ALO-FD』

常に所持している小型ノートパソコン。

タブレットPC用のBluetoothキーボードにアクリル板のようなクリアパーツのモニターを付け足したような安っぽい外観だが、これ一台で一般家庭用のデスクトップPC10台分のデータ容量があり、内部データはモニター部から3Dの立体映像として表示される等、安っぽい見た目に反してハイテク技術の塊。

召喚時の特典として、水没どころかマグマに落ちようと巨人に踏みつけられようと壊れず、バッテリーも充電不要の永久電池となっている。

ただし、羽田 友矢のタブレットPCと違って元の世界のネットには接続不可能となっている。


能力確認(ステータス・オープン)

勇者としての加護。

着用しているHMD機能付き眼鏡を通して見た相手の個人情報(※メタ的にはキャラクターシートの余談部以外の情報)を確認できる。


電子世界における自分アバター・ザ・キリツグ

勇者としての加護。

数多のVRゲームの中で、彼の一番のお気に入りであるオンラインVRRPG『ウルティマ・トゥーレ・オンライン(以下UTO)』における自身のアバター『キリツグ』の姿に変身する。

『キリツグ』は白地に虹の意匠が施されたロングコートに刀身が半透明の水晶でできている長剣『ソードオブドリーム』を装備した剣士キャラで、『防御力』と『腕力』のステータスが低い代わりに『スピード』と『器用さ』のステータスレベルがカンストしているスピード重視キャラ。

UTOプレイヤーの間では『虹色の剣士』『白い彗星』という二つ名で呼ばれているちょっとした有名人。

ちなみに、プレイヤーネームの『キリツグ』とは『尊敬するキリトさんの跡を次ぐ、新たなゲーム世界の英雄となる男』という思いが込められた名前なのだが、ゲーマー仲間を初めとする他のプレイヤー達の大半からは『キリツグだったらSAOじゃなくてFateだろ?』とよくツッコまれており、本人も気にしている。


能力再設定パラメータ・オルタレーション

勇者としての加護。

所持しているノートパソコン『ALO-FD』を使用して『キリツグ』のステータスパラメータを変更する。

変更されたパラメータは実際に彼が変身した『キリツグ』のステータスとして反映される為、状況に合わせた能力の強化や新たなスキルの獲得等が可能。


電子情報変換保存アイテムデータボックス

勇者としての加護。

武器や食料品等のアイテム類を電子データに変換し、自身のノートパソコン内に保存する。

パソコン内に保存されたアイテム類は再度実体化させるまで腐敗も劣化もしない。

ただし、収納する際に電子データへ変換する=アイテムを目に見えないくらい細かくバラバラにするという都合上、生き物を生きたまま収納する事は不可能。


やり直し(コンティニュー)

勇者としての加護。

ゲーム等でお馴染み『一度倒されても、その前にセーブした場所から再スタートするコンティニュー機能』を再現した加護。

厳密には『この加護を持つ『勇者』が死亡した場合、世界全体の時間が『勇者』が死亡する3時間前の状態に巻き戻す』加護であり、『コンティニュー』というよりは『死に戻り』や『時間ループ』の方に近いと言える。


【詳細】

21世紀初頭のアースTにおける日本・東京に住む少年。

一応高校生なのだが、学校にはほとんど行かずに四六時中自宅でオンラインVRゲームをやっている、いわゆる『廃人ゲーマー』。

『ゲームの世界が日常で、現実(リアル)の世界の方が非日常』と断言しており、たまに学校に行っても授業をサボってゲームをやっている事が多い。

プレイしたオンラインVRゲームは数知れず、クリアしたイベントやダンジョンも現在進行形で数知れず………オンラインゲーマーの間では『生ける伝説(リビング・レジェンド)』と呼ばれる程の有名人。

一方、現実(リアル)世界においてはゲーマー仲間以外の友達が一人もおらず、勉強はできるけれど運動は全くダメで、どこの学校のどのクラスにも一人や二人はいるであろうコミュ障気味な陰キャ。

そのため学校に居場所を見出だせず、ますますゲームの世界に入り浸ってしまう……という負のスパイラル(家族から見て)に陥っている。

VRゲームを題材としたメディアミックス作品の金字塔『ソードアート・オンライン』シリーズの主人公・キリトこと桐ヶ谷和人を尊敬しており、『キリトさんのようなゲーム世界の英雄に成りたい』と本気で思っている。

しかし、なんの因果か運命か。

『生ける伝説』と評される程の(ゲーム内における)数々の活躍と実績から、『本物の勇者』に選ばれてしまった。

しかし、彼はこの事態を『憧れのキリトさんのような英雄になれるチャンス』とポジティブに捉えており、他の『勇者』達とも協力しながら『魔王』退治に精を出している。

【備考】

自分と似たような境遇や性格ながら、『魔王』の悪事よりも酷い被害を出してばかりな羽田 友矢の事を嫌っており、また『ヤクザの娘』である山本 死織や『本物(ガチ)の犯罪者』である怪盗ダークバット、『本物(ガチ)の軍人』である斉藤 竹光に対して(根が『コミュ障気味の陰キャ』なのもあって)苦手意識を抱いている。


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