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図のない図鑑 ―ジョニー杉本キャラクターファイル―  作者: ジョニー杉本
異世界キャラクターシート 勇者編
333/554

【『知恵』の勇者】田外 降魔之助

挿絵(By みてみん)

【基本設定】

ダイヤモンド型の大地に人間とエルフを初めとする亜人種、竜や妖精等の魔物達が暮らしている地球とは似て非なる異世界『アルカディア大陸』。

遥か昔に『光の神ルクス・ソーリ』と『混沌の神アザリマラス』によって造り出されたとされるこの大陸は、千年に一度、『光の神』に選ばれた『勇者』と『混沌の神』に選ばれた『魔王』が出現し、大陸の支配者の地位をかけて戦い合う………というサイクルを繰り返していた。

そして一年程前………突如として大陸各地に49体の『魔王』が出現する『異変』が発生。アルカディア大陸の住民達を恐怖のどん底へと叩き込んだ。

異世界より勇者達が召喚され始めた時には、正気を失い人を襲う現地の人間や魔獣に変貌した現地生物が獲物を求めて徘徊し、『魔王』による大殺戮と大暴虐が罷り通る魔境と化してしまっていた。

※文化や世界観などの骨組みはオーソドックスな剣と魔法の中世ヨーロッパ風ファンタジーを想定。


・『勇者』

『光の神』によって別世界からこの地に召喚された者達。

召喚直前、チュートリアルで『光の神』並びのその眷属である『光の精霊』より異変の原因である『魔王』の討伐を命じられており、見事達成した暁には願いを何でも叶えると伝えられている。

勇者はそれぞれ最低一つ特異な『加護(※チート能力)』を授かっている。加護はそれぞれ『七つの元徳』に即したもので、

・『博愛』の勇者

・『希望』の勇者

・『信仰』の勇者

・『知恵』の勇者

・『正義』の勇者

・『堅固』の勇者

・『節制』の勇者

以上7×7=49名の勇者達が召喚されており、体のどこかに必ず『勇者』の証にして『光の神』のシンボルでもある『勇者紋|(ブレイブ・クレスト。○の中に『Y』が描かれ、左右上下の斜めに太陽の光を表す波線が2本ずつ描かれているマーク)』が浮かび上がっており、加護の発動時に青白く光り輝く。

(『博愛』=右掌、『希望』=右手甲、『信仰』=左手甲、『知恵』=額、『正義』=右上腕部、『堅固』=左上腕部、『節制』=左掌)


【名前】田外(たそと) 降魔之助(こうまのすけ)

【所属】『知恵』の勇者

【出身世界】過去の地球:文字通り『21世紀以前の過去』の世界。しかし、必ずしも『教科書に書かれている通りの歴史』を歩んでいるとは限らない。

【職業】見習い陰陽師

【年齢】満16(※数え年)

【性別】男

【外見】

白い髪を現代でいうポニーテールのようにまとめた、女の子と見間違う程中性的で細身の少年。

白い水干姿(すいかんすがた)(※鎌倉時代から江戸時代頃までの庶民の作業着、後に武士階級の礼装、公家の日常着)を着用している。

背中には『笑っている鬼の顔』を思わせる大きな痣がある。

【趣味】折り紙、南蛮渡来の品の収集

【好きなもの】なでちゃん、母上、じじ様、修行の後に食べる南蛮渡来の『かすていら』、南蛮渡来の品々や知識

【嫌いなもの】魔神一族のような人々を苦しめる魔物、女の子に間違われる事、子供扱いされる事

【性格】

真面目で礼儀正しく、初対面の相手には身分や年齢関係なく敬語で喋る。

目の前で傷ついている人や困っている人がいたら、損得抜きですぐに助けようとする優しさを持ち、周りからは『底抜けのお人好し』と言われている。

女の子に間違われやすい自分の見た目にコンプレックスを抱いており、男らしくなりたいと思っている。

好奇心が旺盛で、南蛮渡来の品々や知識に強い興味を抱いている。

女性の『色気』に対して免疫が無く、ちょっとした事で顔を真っ赤にして鼻血を吹き出し、酷い時には気を失ってしまう程に初心。

イメージCV:南央美

一人称・『僕』(普段は『ぼく』、身分の高い人と接する時は『やつがれ』)

二人称・『あなた、君、あなた様』

【加護&能力】

『陰陽術』

幼い時から修行している方術。

お札を媒介にして『木火土金水(もっかどごんすい)』の元素を操り、式神を使役する。


『魔術』

アルカディア大陸の魔術。

『勇者』召喚後に独学で勉学と修行を開始し、現在はCクラス相当の実力を持つ。


『霊力』

生まれつき備えた霊的存在に対する力。

まだまだ荒削りな面が目立つが、一族の中でも高い潜在能力を持つ。

本来、魔法/魔術を行使する為の『魔力』とは似て非なる力なのだが、陰陽術の応用で霊力を一時的に魔力に変換する事でアルカディア大陸の魔法を行使する事を可能にしている。


文字に秘め(パワー・)られし力の現界(オブ・ワード)

勇者としての加護。

器物や物体に文章や文字を書くと、その文章や文字に応じた効果や事象を実際に発生させる。

例:

木に『火』と刻む→炎上する

水の入った瓶に『油』と書く→中の水が油に変化する

等々………

降魔之助自身は『言霊の応用』と考えている。


異なる言語の相互理解(トランスレーション)

勇者としての加護。

『自身の母語(※彼の場合は日本語)以外の文字で書かれた文章』を一目見ただけで読解してしまう。

元々『勇者』達には全員『召喚時の特典』として『アルカディア大陸の言語』を自動的に理解できるようになってはいるのだが、この特典は『音としての言語』限定となっており、『文字及び文章としての言語』まで学習無しで理解できるのは降魔之助だけ、となっている。


【詳細】

刈安 撫子(かりやす なでしこ)/怪傑キリン剣士と共に『魔神一族』と戦った仲間の一人で、当時『東国一の退魔師』と呼ばれていた大陰陽師『田外 天魔(たそと てんま)』の孫である見習い陰陽師の少年。

キリン剣士こと撫子とは同じ村で生まれ育った幼なじみで、お互いを『なでちゃん』『こうちゃん』と呼び会う程仲が良かった。

撫子が南蛮船に乗って旅立つ時も、仲間達の中で唯一人見送りに駆けつけ、再会を誓い合った………のだが、その直後に撫子と共に『勇者』としてアルカディア大陸に召喚されたのだ。

元々南蛮渡来(=西洋由来)の品々や知識に深い興味を抱いていたので、召喚後はアルカディア大陸に伝わる魔術や魔法について独学ながらも学んでいる。

【備考】

本来の正史においては、撫子との別れの後に『田外家の当主』になり、田外家を国内有数の霊能の大家にまで成長させた……と伝承されている。召喚された時点でも、すでに家同士で決められた許嫁(※婚約者)が5人(※曰く、『是非とも正室にという娘が2人、側室でも良いからという娘が3人』)程いる。

元々女の子に間違われやすい容姿をしているのだが、21世紀の日本や欧米出身の他の勇者よりも背丈が小柄(※戦国時代頃の日本人の平均身長は男性:155cm、女性:145cm。対して、21世紀の日本人の平均身長は男性:171.5cm、女性:約157~158cm)なので、撫子以外の他の勇者達やアルカディア大陸の現地人達から実年齢よりも年下に見られやすい事を気にしている。


感想よろしくお願いいたします。

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