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(完結済)異世界に転生したら俺が二人になってた。  作者: 鳩夜(HATOYA)
第2章 旅立ち編

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71話 シャドウホール・調査

 あの後、念の為にもう一周したが、変化無し。太い木の幹で覆われた道を同じように進むだけだった。一旦しっかりと考察し、作戦を練ることになった。


・・・


「壁もしっかり見ながら行ったつもりですけど……。怪しいところは特に無かったですね……」

「デバシーでもマッピングしてるんだけど、ぐにゃぐにゃした円になってるだけで、怪しそうなところはないね……」

「やっぱり木の幹を全部ぶっ壊していくしかないのか……?」

「それができればいいんでしょうけど……1週するのに約1時間半……。しかも、木の癖に火の魔法は通らないし、魔装・一閃でぶった切ってもすぐに再生していく。それを上回る速度で全部壊すのは現実的ではないですね……」


 俺達は木の幹のせいで扉か通路かが隠れてしまっているのではないかと推測、早速破壊を試みたのだが……。


・火の魔法を初め、魔法があまり効かない

・ぶった切ってもすぐに再生していく。


 上記の二点の大きな問題に躓いている。そしていい案は未だに出てきていない……。時間ばかりが過ぎていく。


「にゃああ! 何もおもいつかにゃい!」

「時間だけ無駄に過ぎていきますね……。一度帰りますか? マッピングは済んでますし……」

「うーん、そうじゃなあ……。仕方が無いのう」

「シャドウも出ないし、ただのウォーキングになっちゃったな!」

「でもマッピングでも報酬は出るんですから、まだよしとしましょうにゃ」


 そういって、俺達は来た扉に戻りシャドウホールの部屋へとやってきた。そこで俺はふと気になった事を言葉に出した。


「この部屋だけ木の幹に覆われてないからぶっ壊せそうだよな……」


 帰る寸前の所で一瞬皆の足が止まった。


「フィアン! それじゃ!」

「え!? 壊してみる?」

「とりあえず壁を少し調べてみようぞ!」


 アルネさんの言ったとおり、扉の壁を含め、四方の壁を調査した。


「にゃ……! この壁だけどう考えても軽い音がするにゃ!」


 俺には音の違いは正直よく分からなかったが、獣人は耳がいいんだろうか……。とにかくリッタが壁の音に違いに気がついてくれたようだ。


「よし、じゃあその壁に思いっきり攻撃してくれ!」

「おっけー! 下がってて!」


(フィアン)――グランドスマッシュ! 


 俺は壁に向かって、みて覚えた新技を早速使ってみた。すると、壁が粉々になり新たな部屋が現れた。


「おお! 部屋が出てきたぞ!」

「にゃ! グランドスマッシュ! 使えたのかにゃ!」

「この前リッタたちに見せてもらったおかげで覚える事ができたよ! 有難う!」

「グランドスマッシュはオリッタにならないと使えないとっておきの技にゃ……。それを見ただけで……!」

「くやしいいにゃああ!」

「ふふ……ちなみにビートスタンプもできるぞ☆」

「にゃああああああ!」


 可愛いなこのにゃんこ達……。ただ、しっかりと動きを目に焼き付けて、結構練習したからな! なんかやってみたら出来た……みたいには流石にならなかった。そこまで天才にはなれないもんだね……。正しい努力と筋肉は裏切らないのです! 


「もう一つの部屋、同じ向きに扉がありますね……。こっちは木の幹に覆われてますし……」

「とりあえずあけてみるぞ!」


 扉を開けると俺達の居た側の壁だけ木の幹で覆われている。反対側の壁は瘴気の満ちた壁になっており、さっきとはまた違う雰囲気を放っている。


「まて……目の前に敵じゃ」


 そういって武器を構え前を見た。目の前に居たのは木でできたシャドウウォーカーと言えばいいのだろうか……。とにかく見た事の無いシャドウが二体立っている。


「まだこちらに気づいていないですね。魔法で先制攻撃しましょうか?」

「いやダメじゃ。纏っている木は多分魔法があまり効かない木の幹と同じ物じゃ。魔法の効果は低いじゃろうて。物理でぶった切るのが一番じゃな……」

「じゃぁ俺がやるよ。二匹なら一気にいける」

「にゃ……! 気付かれずにあそこまで行けるのかにゃ……!」


(フィアン)――シャドウウォーク

(フィアン)――ソード・カルテット


 俺はいつもの通りしっかりと気配を断ち、相手に近づいていった。


「すごいにゃ……! あそこまで完璧に気配を消せるにゃんて……。最上位の獣人並のシャドウウォークにゃ……」


――ザシュッ! 


「後方からぎりぎりまで近づき、二本づつの刀身で木の間から見えるコアをぶち壊した」

「完璧じゃフィアン!」

「よし、とりあえず先に進もう!」


「ところで、さっきのシャドウウォーカーは普通とは違う種類ですよね?」

「そうじゃのう。わしも初めて見たが、ありゃシャドウフォレストウォーカーじゃな。木の憑依型魔物じゃな」

「木にも憑依するのか……。割と何でも有りなんだなシャドウってやつは……」

「厄介じゃろ? 多分誰も見た事の無いような憑依型のシャドウも居るんじゃろうなきっと……」


 そんな会話をしながらどんどんと進んでいくと、目の前に大きな扉が現れた。また嫌な感じの気配を放っている。今回はみんな居るから安心だ。頑張ろう……!

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