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(完結済)異世界に転生したら俺が二人になってた。  作者: 鳩夜(HATOYA)
第2章 旅立ち編

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68話 お勉強(ユニオン・ビースト)

 オリアは凄く丁寧に説明してくれた。獣人ってのは皆、適当で大雑把だと勝手に思っていたが、そんな事は全然無いらしい。非常に分かりやすく、将来先生の方が向いてるんじゃないかな? と思うレベルだった。

 一通りの説明が終わった後、俺はデバシーに控えたmemoを改めて確認した。


~デバシーmemo~

ユニオン・ビーストについて。


・ユニオンビーストは姉妹等の近い関係にあり、尚且つ両者に適性のある獣人しか使用できない。


・使用すると、二人の強さが合わさる上に、潜在能力も引き出され、相乗効果で大きく自身が強化される。効果時間は30分以内程。

→但し効果終了時、必ず気絶してしまう。(30分前後)使い所を誤るとその気絶時でやられてしまう。


・合体時にに2人の記憶が共有される為、終わった後に記憶が混乱する可能性がある。


・合体時の記憶はうっすらとしか残らない。最初は全く残らなかったらしい。


・合体時にはどちらでもない、第3の人格の様なものが生成される。リッタ、オリアで言うとオリッタという人格になる。

→厳密に言うと第3の人格という訳ではなく、共有の人格……リッタでもオリアでもないけど、自分で間違いはない……との事。正直よく分からない。


・ユニオンビーストを使用する際は手を繋ぎ、魂を少し浮かし、繋いだ手に持っていく感覚で行う……らしい。すると身体が光りだすので、身体はそのままで意識だけで混ざるイメージ……。


 ざっとまとめたがこんなもんだ。言っていることは何となく理解は出来るが方法に関しては全く不明だ。魂を浮かすって時点でもうわからん。これも獣人専用の技って奴なんだろうか……。


「魂を浮かす……か」

「そうにゃ。最初は難しいから、座って目を瞑り、意識を上に飛ばすような修行をしたにゃ」

「なるほど、瞑想……みたいなものですかね」

「とりあえず、いつもの訓練の後に瞑想を加えるか!」

「そうですね……やってみる価値は十分にあると思います!」

「よし、じゃぁ早速出掛けよう……ってもう夜じゃないか!」

「うわ、本当ですね。そろそろお腹も空いてきましたね……」

「じゃぁそろそろお開きにしようか。んで、2人はどうする?」

「にゃ……」


 まぁどうする? って聞いたけど、こいつら金無いんだよな。だから決闘とかやってたわけだし……。可哀想だから泊めてやってもいいんだけど無償でそこまでする義理もないしな……。


「知っての通り泊まる場所が無くて……。厚かましいのは承知しておりますにゃ! どうか! 玄関の隅でもいいので、試験まで家に置いてくれませんか! 合格すれば寮に移り住むからそれまでどうか……!」


 二人は土下座して懇願してきた。悪い奴らじゃないと思うけど、会って間もない2人をいきなり家に置くのは正直怖いよな……。金とか盗んでとんずらされたらもうどうしようもないしな。


「二人は結構強いんだから、冒険者ギルドで依頼をこなせば、お金は稼げるんじゃないんですか?」

「それが、元々ここに来る時はパーティに入ってたんですにゃ……。そのメンバーと大きな依頼を達成して報告に向かっている途中、メンバーの一人が金の袋がなくなったと騒ぎ始めて……」


 オリアの目が涙目になっている。声も震えているがそのまま続けた。


「オリアとリッタが盗ったと濡れ衣を着せられました……。証拠もないし、絶対にオリア達は盗って無いんです! にゃ!」

「そしてそのまま冒険者ギルドで報告され、そのパーティは強制的に除名されました……」

「本当にひどいパーティだったにゃ! 大きな依頼の報告前だったから、あんなに頑張ったのに一つも分け前無しにゃ!」


 聞いていて無性に腹が立ってきた。なんだよそのパーティは! 本当ならまじでひどい話だ……。


「なので今はパーティに入ってないので、依頼を受けれません……。新しいパーティに入ろうとも思いましたが、怖くてまだ入れてないですにゃ……」

「そこは何て名前のパーティなんだ?」

「トンペパーティですにゃ……絶対に許さないですにゃ……!」


 パーティの名前もすぐに出てきたな……。まぁ信用してやってもいいだろう! トンペパーティか……会ってしまったらぶちのめしてしまいそうだな……。

 話を聞いている途中、拳に力が入ってしまい、掌に爪の痕がついていた。

 とりあえず今の話を聞いた上でネビアと相談。方向性が決まった。


「よし、学園も見に行きたいけど、とりあえず明日はアルネさんに会いに行こうぜ!」

「ですね!」

「アルネさん……?」

「うちのパーティのリーダーです。訳あって、今離れ離れで活動してるんですが、少し戻った宿に居るのですぐに会えます」

「まぁ……とりあえず今の話を聞いて、ほっとくのは人としてどうかと思った訳だ」

「結論から言うと、ここに置いてやる! 但し、条件はうちのパーティに入って依頼を一緒にこなす事! まぁアルネさんはオッケーしたらだけど……」

「まぁ、無料では置かないって事ですね、一緒に依頼を受けて、ちゃんと稼ぎましょう」


「感謝しなさいよっ! まったく……」

「……賑やかになるね」


 ルーネも今の生い立ちを聞いて可哀想になったのだろう、反対する事はなくなった。テーネは何でも良さそうだけど……。にしてもこれじゃ中々部屋が狭くなってしまうな……。大きい部屋に移動でも出来りゃいいんだけどな……。


「ほんとかにゃ!」

「有難う御座いますにゃ!」

「ありがとうにゃ!」

「とりあえず食堂で飯を食べて、明日早速アルネさんのとこへ行きましょう」

「はーい!」


 そうして、四人と精霊二人で飯を食べて、明日に備えて眠る事にした。リッタオリアは玄関で寝ようとしてたが、流石に可哀想だと思い、リビングの机を少し移動して布団を敷き、そこで寝てもらう事にした。

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