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(完結済)異世界に転生したら俺が二人になってた。  作者: 鳩夜(HATOYA)
第1章 幼少期編

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38話 複合魔法!

「さて、長々と説明したが、まとめるとこうじゃ!」


 本当に長かった……。そこまでの考えに行きついた経緯とか、その時の考察とか、正直要らないんだ! けど、それを言ったら怒られそうなので渋々聞いていた……。

 ちなみにゼブは目を輝かせて聞いていた。こういう話は本当に好きだね……。


「まず、複合魔法は基本的に複数の魔方陣を結合魔方陣で繋ぐ。2属性を複合するなら、2つの魔方陣と2つの結合魔方陣の計4つ、3属性の複合魔法なら、3つの魔方陣と3つの結合魔方陣の計6つが必要……。4属性なら言わずもがな、8つの魔方陣が必要じゃ。そして、その魔方陣は同時に書き上げなければうまく混ざらない。綺麗にエネルギーを循環させなければならんからのう。そしてうまく魔方陣で囲まれた中央部分からエネルギーが発生するという仕組みじゃ」


 神冶さんはそう言いながらデバシーから出した大き目のタブレットに二つ重ねた魔方陣の横に少し小さめのサイズの魔方陣を書いた。両面から叩けるタンバリンのような形と言えばいいのか……形を説明するのは難しいな! もう一つは3属性の複合の絵だろうな。魔方陣3つで三角形の形となり、その魔方陣の間に小さめの結合魔方陣が描かれている。


「そういう意味ではまず魔法を成功させるのが非常に難しい。理論上できたとしても実際に発動までは中々出来ないのじゃ。むしろタイミングがずれてしまうことで、魔法が制御できず、その場で暴発する可能性も非常に高い。何かと何かを混ぜるって言うのはどの世界でも危ないことなんじゃよ」

「私のは一つの魔方陣に情報を詰め込みすぎて上手くいかなかったのか。役割を持たせて分けると言う発想は本当に無かった。素晴らしい……!」


 ゼブが一人でぶつぶつ言っているがいまは気にしないでおこう……。


「神冶さん、理論上は出来るとおっしゃってましたけど、実際に複合魔法自体は完成しているんですか?」

「色々考えたんじゃが、複合の真価を発揮できたと感じたのは1つだけなんじゃ実は……」

「わしも科学者じゃからのう。どうしても性質的な事を主軸に考えてしまう。この世界ではその法則を外れているものが魔法を介してたくさんあると言うのにのう……。まぁこれからその辺はゼブと詰めていくところじゃよ!」


 そういいながら神冶さんは自分のデバシーを操作し、魔方陣が3つ3角形に並べられた絵を見せてくれた。


「わしが考えた3属性の複合魔法じゃ。2属性はどうしても思いつかんかったんじゃ。実際やってみれば出来るかもしれんが、試す魔力はわしには無かったからのう。まずは確実性重視で考えてみたんじゃ」


――

魔法階級:不明

スチームエクスプロージョン

火と土で超高熱のサンドボールを生成、それに膜を貼るようにウォーターボールを生成、射出する。

何かに触れた瞬間、サンドボールと水が触れ、超広範囲に水蒸気爆発を起こす。

爆発範囲を見誤ると自分も巻き込まれる。非常に高威力で危険

――


「これは、なんとなく出来そうですね。化学的な感じで……」


 たしかに俺にも原理は分かる。要するに水蒸気爆発みたいなのを起こさせるって事だろうな。魔力で作られた水蒸気爆発、一体どんな威力になるのか。


「おお! 流石うちの子だ! 原理はなんとなく理解できるんだね! ただ、父さんとしてはなんとなく回りくどいような気がするんだ。かと言って今は何も思いつかないが……。ゆっくりと考えてみるとしよう」

「流石、ゼブじゃ! わしも何となく回りくどい気がしてならんのじゃ。何となくじゃがな……」

「うーん、それは俺達にはわからない感じだな……」

「例えばそうじゃのう……。実は、2属性複合も思いついたのは1つあったんじゃ。土魔法で岩を生成して、それを高熱で熱する。ようは隕石のような物じゃな。しかし! ゼブから聞いてビックリしたがそのような形状のものを火の魔法だけで放てるじゃないか! その時点でわしの複合魔法の定説が変わったんじゃよ……。大発見じゃわい」

「なるほど。複合魔法じゃないのに、神冶さんからしたら複合しているような魔法が存在するってことなんですね……」

「そうじゃ。こんなもん化学的なことでは収まらん。魔法とは凄いもんじゃ……」


 俺達にとってはただひたすらに謎が深まるばかりで頭がこんがらがって来た……。正直この辺の話もかなり興味はあるが、実践で使えなければ意味が無い。とにかく研究を手伝って、完成した魔法を使う! これでいいじゃないか! 


「なぁネビア! さっき見せてもらったスチームエクスプロージョン、ネビアは使えるかな?」

「たしかにちょっと使ってみたくてうずうずしてました!」

「おお、わしとしても是非実際にできるか見てみたいんじゃが、相当難しいとおもうぞ? あと失敗した時はとても危ないから魔力はかなり抑えて練習するほうがええぞ!」

「分かりました! 気をつけます!」

「ほれ、これを見てまずは魔方陣を覚えるんじゃ!」


 神冶さんは魔方陣を一つずつ書いたデータをネビアに渡した。早速覚えて練習してみるようだ。

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