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(完結済)異世界に転生したら俺が二人になってた。  作者: TOYA
第6章 ジャックの依頼編
179/356

177話 鉱石の村

もの凄く下手で分かりにくいですが・・・フィアン達の住む世界の地図を書いておきます!

少しだけでもイメージが掴めればな~と思います!

挿絵(By みてみん)

「おはよう、ネビア」

「ううん……おはよう御座います」


 雨はすっかり上がっており、真上にいる太陽が照っている。


「久しぶりに寝すぎましたね……」

「だな、もう昼頃か……。お陰で体力はしっかり回復できた気がするけどな!」

「ですね。頑張って進んでいきましょう!」


 さっさと荷物をまとめ、岩壁はしっかり壊し、先へ進むことにした。


・・・


――1週間後


「だいぶ、岩石山が近づいてきましたね」

「そうだな。てか遠くに町っぽいのが見えるな……」

「え? よく見えますね……」

「まぁ視力はいい方だからな! このまま真っ直ぐ進めばネビアにも見えてくるよ」


 とりあえず俺達はその町を目指し、進む事にした。また滅んでたりしたらいやだな……。


・・・


「おお、人が住んでますよ!」

「だな! ちょっと休んでいこうぜ!」


 町は少し身体に悪そうな煙が立っている。多分製鉄所の様な施設から出ているのだろう。地面にはトロッコが走るレールが無数に敷かれており、急がしそうに鉱石が運搬されている。

 ここは、完全に工業地帯って感じだな。


「これ、休める場所とかあるんですかね……?」

「どうだろう……誰かに聞いてみるか」


 とりあえず馬を乗り入れるわけにも行かないので、ネビアには馬番をしてもらい、俺は宿の場所を聞きこむことになった。

 にしても、皆忙しそうにしていて話しかけにくいな……。


「あの、ちょっといいか!」


 とりあえずトロッコで鉱石を移動させている人に話しかけてみた。


「なんじゃ坊主! 今忙しいんだ!」


 トロッコを押しているドワーフの男は全然取り合ってくれそうに無い。でも他に話しかけに行くのも面倒だ……。


「これ、どこに押してくんだ?」

「あの坂のうえじゃ! そこからは下りだから勝手に進んで行くんだ」

「じゃぁこれ押すの手伝いながらでいいから話聞いてくれよ!」

「何を言っておる……このトロッコは物凄く重い……」


 俺は片手でそのトロッコを押し始めた。俺にとっては全然苦にはならない重さで押しながら走れるレベルだ。


「ほう、坊主! すげえじゃねえか!」

「このくらい全然だよ!」


 ささっとトロッコを指定の位置へ移動させ、話を聞いてもらうことにした。


「はっは! 物凄く助かったぞ! わしがやると後3時間はかかってたぞ!」

「いえいえ……所で、この町に宿屋とかありますか? 馬2頭と俺ともう一人居るんですが」

「ふむ……ここに旅人が来るなんて珍しいのう。つまり陸路で来たんじゃな?」

「そうだね! 森を通ってここまできたよ!」

「なんと……! あの森を抜けてくるとは大した坊主じゃ!」

「あはは。ありがとう!」

「さて……宿屋の話なんだが、この町には無いんじゃ。昔はあったが、今は陸路で来る連中なんて殆どいないからな」

「そうなんだ……」

「最近は中央都市の海路が安定してきておってな。大体そっちから来る場合が多いんじゃ。それでもたまに沈んだりするが、中央都市からすれば、道のりの長さが違いすぎる」

「なるほど……まぁ結局陸路が長いと山賊とかもいるもんね……」

「とにかく! 宿屋は無いが、うちに泊まってもいいぞ! 馬もつけとく場所もある!」

「え! 本当!?」

「ああ! 陸路から来た人なんて久しぶりじゃ! 代わりに話を聞かせてくれい!」

「うん! なんでも話すよ!」


 俺達はこのドワーフのおっちゃんの家に泊まる事になった。

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