200文字詩篇 倹約(200文字) 作者: 竹井閑山 掲載日:2016/03/11 倹約とは 明日飲むべき酒を ひと月あとに延ばすことだ 悔恨とは 昨日防げたはずの過ちを ひと月前に見立てることだ あの日あの時 妻が孕んだ罪の子を わが子と見立てて育てる勇気を 持ち合わせていれば 持ち合わせていれば 倹約しないと わが傷口に塗る膏薬は 買わずに自ら練らねばならぬ 少しお金ができたなら かわいいあの娘にお菓子をあげよう あの日あの時 妻が孕んだ罪の子を わが子と見立てて育てる勇気を 持ち合わせていれば 持ち合わせていれば