表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/17

第十二話 旅の途中で

ほんとうにお待たせいたしました><

次の投稿は早めにしたいと思います!(キリッ

朝、天然ドジっ娘属性があるのか唯一エミリアだけが集合時間ぎりぎりに登場し、たまに見かける電車の駆け込み乗車みたいな感じで馬車に乗り込んできた。


「はぁはぁ・・・しゅいませぇ~ん」


息を切らし、謝罪の言葉を述べるエミリア。


「いいよいいよ間に合ったんだし」


こんな感じで先に乗り込んでいる全員が優しく言葉をかけた。


「ありがとうございますみなさん」


「それじゃーしゅっぱぁ~つ!」


とヒカリが言うと馬車を引っ張っている龍(そこまで大きくない)がそれなりの速度で走り出した。


なぜ龍が引っ張っているかというとこの馬車改め龍車は城が特別作ってくれた約10人乗りの豪華大型車なのだ。最初は馬に引っ張ってもらう予定だったのか馬力が足りず、俺が龍の里から龍を雇って来たのだ。


「すごいな、龍が引くとこうも速いのか」


マリアの言葉に続き、全員が頷く。


「てかみんなはデュランダル大陸にいったことあるのか?」


「いえ、この国の軍人はまだ一度もデュランダル大陸だけでなく、他の大陸にもいったことありません」


グーリンが真っ先に説明し、ミーティアが続く。


「それにデュランダル大陸はともかく他の大陸は危険なので一般市民や普通の冒険家はいきません、唯一商人が物資の輸入のため護衛を雇いデュランダル大陸に行っているのみです」


「そんなに危険なのか・・・それなら俺が暇なときに全世界を旅して回って、王様に報告書を提出しようか」


「ミラそれは王様が大変喜ぶぞ、是非お願いする」


「おけー、あと俺が転移さえ使えばすぐなんだがゆっくりした旅路もいいよな」


全員頷いてくれた。


それから日が暮れるまで全員でいろいろな話をした。


「なぁみんな風呂に入らないか?」


「ミラ様そんな物はここらへんにありませんが?」


「まあ見てなってー」


俺は、木属性魔法でできた6人風呂を作り、水属性魔法で綺麗な純粋な水を風呂に入れ、火属性魔法で俺の意思で火加減をできる火をつけお湯を沸かし、最後に光魔法でライトをつけ、四方20mに俺が許可した人、物しか通さない完璧で外から見えない、結界を作り完成した。完璧な風呂の出来上がりだ。

しいて欠点を言うとしたら、誰かが風呂に入っている間、俺が火加減調整や結界を管理しなければならないことだ。


「なんというか・・・圧倒的というかミラ様にしかできない所業ですね」


完成したので、全員を呼び見せたら予想通りの反応をしてくれたので、作ってよかったなと思った。


まずは女性陣が入ることとなった。

中から龍華さんの胸が大きいですね!モミモミ・・・モミモミと胸を揉む音が聞こえたり、それに反応する龍華の艶やかな声が聞こえて、さらに全員で体のさわりっこなど聞こえたミラは一瞬覗こうとまで考えたらあとのことが怖くできなかった・・・いくらチートで最強の男でも女は怖いものだ。

あとこんなことは口が裂けても言えないと体を震わせ忘れることにしたのであった。


やっと女性陣の長い風呂が終わり男性陣が入浴することになった。


「やっと入浴ができる・・・疲れた~」


「ミラ師匠のおかげで旅でも風呂に入ることができて良かったです」


「それにしても俺らだけには広すぎるなぁ・・・」


軽く雑談をして全員上がった。


「この施設は空間に直しておくか・・・」


「ミラちょっといいか?」


「どうしたマリア」


「これからタッグで戦う相手のことをもっと知っておこうと思ってな・・・」


マリアは顔を赤らめて目線をはずす。


「そうか、それで何が聞きたい?」


「なんでお前はそんなに強いんだ?」


何で強い?それは神から授かった力で・・・しかしどう説明すればいい?それにまだ一番長く接して来たヒカリにもいってない・・・


「ごめん・・・それは言えないもう少し待ってくれないか」


「わかった」


「ではなぜその強大な力を悪に活用せずに良き事に使えるのか?」


俺は元の世界で犯罪などの行為をやったことがない、毎日をめんどくさい、だるいなどが口癖でそれで片付けていた。でも心にはめんどくさいと思っても人が困っているとめんどくさい思考の前に勝手に体が動いてしまうたちなのだ。

それのおかげで大変な目やさらにめんどくさい事に巻き込まれることも少々あったりした。そんな毎日を繰り返しているときにこの世界にやってきたのだ。

だから悪に力を使う発想そのものが俺の考えになかったのだった。


「そんな風に考えたこともなかったからな」


「ミラの心は綺麗なのだな」


そんなわけがない・・・めんどくさい、だるいが口癖の人間が心が綺麗なはずがない、しかしこっちの世界で言ったことがなかったな。新しいことの毎日で飽きが来なかったのだろう。そう思うとこの世界に来て正解だったのかもしれない。


「そんなことない、マリアの方がいろいろすごいと思うし、例えば兵士や部下に的確な指示や人に慕われているじゃないかそれはマリアにしかできないことだよ」


「ミラもいろんな人に囲まれているじゃないか」


「それは俺の力じゃなく、みんなの優しさだよ」


「問いに答えてくれてありがとう、おやすみミラ」


「こっちこそ少し話せて良かったよ」


二人が分かれた後、マリアは思った。その少し鈍感で、思いやりがあり優しい、人を見る力があるそんなところにみんなが引かれて、こんなに良い旅ができるのだなと。

あんまり言ってなかった主人公の性格がやっと明らか(?)になりました。


感想、誤字報告、要望や登場させたいキャラがあれば教えてください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ