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仮タイトル  アレ  作者: 八味とうがらし
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仮タイトル アレ 20年

「今から20年前にアレが偶然発掘されました。本来あの一体は街が存在し、それを大規模開発によって新たな都市を開発しようとしていた矢先でした」

「もう20年になるのか・・・」

「はい。地盤調査のため地層データ収集の為ボーリングを行なっていた時に地下130m付近でアレにマシンのヘッドが当たってしまいました。そこから一気にアレから分析不明の成分が噴出しあたりは砂漠化していき、その場にいた作業員は皆行方不明となりました」

「カナヤマ現象か・・・」

「結局カナヤマって事だろうな・・・」

「作業員は皆炭化してしまったのでしょうね・・・」

「カナヤマも役立っていたわけか・・!」

「その後砂漠化地帯は黄色くくすんだ景色となり誰もがそのエリアには足を踏み込んではダメだと認識しています」

「今現在アレの中心部で作業をしている職員は防護服を24時間着込んで作業と生活をしています」

「それでも1年が限界です」

「それを過ぎるとどうなるんだ?」

「内臓が腐敗していき最後は死亡します。なので半年で退所させます」

「前任の山下所長のようになってしまうってわけか」

「ただ山下所長の場合は所長室内での業務及び生活でしたので2年半という最長任務となりましたが・・・。因みに最短は3日です」

「もうカナヤマの事はいい。あまりにも馬鹿すぎる・・・」

「それで今後の対策だが・・・」

「実は黄色くくすんだエリアが少しずつではあるのですが縮少傾向にあるのです。原因については調査中・・・というより不明ですが・・・」

「結局20年我々はアレについて何もわかっていないというわけか・・・」

「・・・」

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