仮タイトル アレ カナヤマ3
(可哀想にこのカナヤマって狂っているのか?それともただのバカなんだろうか)
「承知いたしました。では所長室に案内させていただきます」
職員はカナヤマの前に立ち所長室へと案内した。
「オイ前任の山下ってやつは何をしているんだ?」
「はい。山下前所長は体調を崩されカナヤマ所長殿が乗ってこられたヘリコプターでこの場を離れられました」
「オレに引き継ぎもなしにか?」
「いえ、所長室に山下前所長からの映像データと書類を預かっています」
「ふん」
カチャ
所長室の扉を開けカナヤマを通した。
「フハハハハ」
「着任お疲れ様です。カナヤマ所長殿。早速ですがこちらに目を通していただきます」
「なんなんだ」
「はいこの書類は我々が着用しております防護服の説明書とこの施設が何のためにあり、どう日々対応しなければならなあのかを詳しく記載されております」
「防護服の説明など要らんは!この施設がなんのためにあるのか?オマエ読み上げろ」
「はい承知しました」
(やはりこのカナヤマはただの筋肉〇〇だな!さて何ヶ月持つのかな)
「・・・以上です。あと山下さまの映像を再生します」
「カナヤマ所長。所長着任お疲れ様。本来なら私自ら出迎えしたいところだったのですが・・・見ての通り体調を崩してしまい、この様なかたちでの挨拶となってしまった。カナヤマ所長も十分気をつけてください・・・」
「オイオイなんなんだガリガリじゃねぇか!山下って奴は」