仮タイトル アレ カナヤマ2
ヘリコプターは無事にヘリポートに着陸をした。あたりはヘリコプターが巻き上げた砂埃が巻き上がっていたため、到着後30分ばかし待機となっていた。
「カナヤマ所長殿お迎えにあがりました」
「おうご苦労!ところでなんだオマエのその格好は!」
「はい!これがコチラでの制服です」
「バカがそんな格好で仕事ができるか」
「カナヤマ所長殿の制服もご用意してあります」
「おいおいオレにそんなヘタレな物を着れって言うのかぁ」
「・・・・まぁ所長様が嫌なら別に・・・所長様がお決めになればよろしいと思います・・・」
「ガハハハそうかそうだよな!オレが決める事なんだよな」
「・・・・」
「よし!それじゃ行こうか」
「・・・はい承知致しました」
カナヤマを乗せた車はヘリポートと施設直通のトンネルを通っていた。
「えらく厳重なことになってるな」
「はいこの周りはヘリコプターからも見ていただけたと思うのですが・・・あたり数十キロ全て砂漠となっています。又黄色くくすんだ絶対禁区の中に入る為に最小限の被曝で済むようにトンネルを設置しその中を通るようになっています」
「・・・・」
前方が眩しく光ってきた。施設内に到着したようだった。
「カナヤマ所長殿到着いたしました」
車の扉が開くと外には同じ出立ちをした別の職員が待っていた。
「カナヤマ所長さまおまちしてお・・・・?所長どうされたんですか」
「どうもしない。どうしたと言うのだね」
「・・・いえその防護服を着ていらしゃらないものですから・・・」
「馬鹿かそんなものオレにはいらないんだよ。この腕を見ろどれくらいあると思う」
「・・・・」
職員はわからないと言う態度をとった。
「1mだぞガハハハハ」
そうこのカナヤマという男は腕回り1m太腿まわり1.3mと筋肉の鎧を纏った大男なのだ。