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ずっと仲が良い男友達と思っていた彼に、私はこう言われて一瞬で彼を好きになってしまった!

作者: 七瀬







・・・ずっと仲が良い男友達と思っていた彼に、

私はこう言われたの!



『美月って? こんなに可愛かったっけ? 俺こんなに近くで美月の顔

初めて見たかもしれない!』

『えぇ!?』





お互い酔っていたとはいえ、、、?

彼が私の顔に近づけて、そう言った事にドキッとしてしまう。

私は彼を、“永遠の男友達”だと思っていた。

何でも話せて、何時でも私が彼に連絡すると? 私に必ず会いに来てくれる。

例え? 彼が彼女と会っていたとしても彼は私を優先してくれていた。

彼と二人で居ると? “気が楽で何でも話せるし、私が一番落ち着く存在”

という認識を私は勝手にしていたのかもしれない!





・・・それがまさか!? “恋愛感情になるなんて!”

今の関係を壊したくない私と彼と付き合いたい私が葛藤して上手く彼と

話せなくなっていく。

最近なんかは? 私は彼からこんな意外な事を言われる。



『・・・ひょっとしてだけど? 美月、俺の事、男として意識してる?』

『えぇ!? 何言ってるのよ、そんなはずないじゃない!』

『そうだよな? 俺もそうは思ってるんだけどさ。』

『・・・・・・』





これ以上、私は彼に何も言い返せなかった。

瞬間的に、話を違う話にもっていくのがせいぜいで......。

私は昔から、“好きな男性ができると? 意識して相手の男性と目が

合わせられなかったり、動揺がとまらなくなる!”

ずっと私の傍に居た彼なら? 私のちょっとした異変に直ぐに気がつく

とは思っていたが、こんなに早く気づかれるとは予定外だった。



 




・・・よく“男女関係でも友情はある”と訊いた事がある

私もずっとそう思っていたのに。

今はその言葉を撤回するしかなかった!

“私は男友達だと想っていた彼を本気で好きになってしまう!”

彼は勿論! 私が彼をそこまで好きだとは思ってみないと思う。

私だって! どうしていいのか分からないのだ!

あんなに彼と一緒に居て落ち着ける存在だった彼は、、、?

今では一緒に居ると? “胸のドキドキが止まらない!”

【恋って?】こんな感じだったなと彼を想いながらふとそう思っていた。

久々にする恋が、まさか? 親友の彼だったとは、、、?

なんか? “違う男性を見ているような不思議な感覚に陥る。”

私が何でも話せる落ち着く場所であった彼の存在は? 恋焦がれるステキな

彼に変わる!

私が私でなくなる瞬間。

彼とこれ以上一緒に居たら? どうにかなっちゃいそうで怖い!







・・・だから私は彼に、




『・・・少し私達さ、距離置こうか。』

『なんでだよ! “俺達友達だろう!”』

『そ、そうだけど、』

『“距離置くって? 彼氏でもあるまいし!”』

『そうだよね、そうだよ!』

『でも? 最近の美月、なんかおかしいよ。』

『ちょっとさ、考え事があって。』

『俺が何でも聞くから言ってみろよ!』

『・・・う、うん、でも、まあ、いいよ! 今日はまたね!』

『・・・あぁ、』








完全に私はおかしい!

どうかしてしまったのか? 彼と目も合わせられなくなっている!

私は彼なら絶対に、“いい友情関係を築けると思っていた。”

彼となら必ず! いい関係性になると私は信じきってきたのだ!




・・・それなのに、私のせいで! 彼と今までの関係を築けない。

私は馬鹿だ! アホだ! なんでこうなるのか?

このままだと、今までみたいな関係では居られなくなってしまう。

“恋愛感情になれば、いつか別れが来るけど?”

今のまま友情関係を築いていけば、ずっと彼とおじいちゃんおばあちゃん

になっても関係性は変わらない。


“私はどうしたらいいのか?”




そんな時、彼が私にこう言った。




『美月が良ければ、俺と付き合わないか?』

『・・・えぇ!?』

『上手くいかなかったら? “また元の関係に戻れればいい!”』

『・・・で、でもそんな事、本当にデキるの?』

『分からない! でも付き合って上手くいかなくても、俺達の友情は

変わらないと思うんだ!』

『・・・そ、そうだね、』

『ビビっててもしょうがないよ! 俺は美月の事、ずっと好きだったんだよ。

“友情関係じゃなく、恋愛感情としてね!”』

『優太!』

『こんな事にでもならなかったら? “絶対にこの先も言えないと思って

たからさ。”』

『・・・あ、ありがとう! そう言ってくれて嬉しい!』

『うん!』










・・・彼と付き合って3カ月、何気に上手くいっている!

今までと同じように友情関係もありながら恋愛感情もある関係。

“私にとって彼は落ち着く存在は変らないと気づいた!”



この先もこれからも、私は彼と一緒に居たいんだと知ったから。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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