表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
怪物の蔓延る世界  作者: マシュマロ
1/1

高校入学前日

俺は知っている。この世界には重なった別の世界があることを。俺は知っているその世界に巣喰うモノは脅威であることを。


 ◇◇◇


 ジジジッ…ジッジジ……

ノイズが走る。

 

 ミーンミンミンミンと蝉の声がうるさい日差しの中、僕は見えてしまった。人であり人ならざるものを。俺は見ていた。そいつに両親が食われるところを。そいつは俺を見て笑う。


 ジッジジジ……ジジ……

 またノイズが走る。


『ねぇ、……くん。大きくなったら私と……になってよ。約束だよ』

 笑顔で女の子がこちらに手を伸ばしてくる。手を取るために腕を上げた。

 上げた腕は骨と皮のような腕。

 あれ…?こんなんだっけ…?


 ◇◇◇


 ジジジジジジジジジジジジジッ!

「ッ!?」

 けたたましい程の目覚ましの音がなる。まだ少し覚醒してない頭で目覚ましを止める。

 なんだか嫌な夢でも見てたみたいだった。内容はあんまり覚えてない。思い出したくないだけかもしれないが。

 「高校入学前に嫌な気分だな…」

 明日は高校の入学式なのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ