恐怖は消えない
君影草「クロードとの話が見たいとコメントがあり、予定では学園に通うようになってからでしたが私も見たくなりクロードとの話を書かせてもらいました。本当はここはさらっと説明のみで未来を変えるために動く予定でしたが予定変更しました(笑)そして、クロードを登場させてみました(*´・ω-)b短めの話です。」
私はあの後意識を失い半日ほど寝ていたらしい。目が覚めても先程みた事が忘れられず再びガタガタと震え泣く私をクロードはすぐに抱き締めてくれてひたすら背中を擦ってくれて涙を拭いてくれた。
漸く話せる程落ち着いても恐怖は消えず、私は目覚めてからずっとクロードにしがみついていた。お父様やお母様もそんな私の頭を優しく撫でてくれて徐々に落ち着いたのだった。
その後、お父様とお母様、セシルと…私が掴んだ服を離さないので抱き抱えたままのクロードと話をした。まだ顔色が悪いティアラローズを抱えたままクロードは寝室にあるソファー移動して膝の上に座らせた。リチャードとフリージアは向かい側のソファーに座り、机の上には紅茶とクッキーがあり、セシルはモグモグとクッキーを食べている。
どうやら私はライラック家の特異性の未来視の力により未来の出来事を見たと言われた。
その為に、その未来を防ぐためにも話をいかなくてはならないと申し訳なさそうにお父様がいい、お母様は未来視の力でつらい思いをさせたことを謝られた。
でも、それは誰にもどうすることも出来ないことだししかたないことだし、誰も悪くない。
まだ思い出しながら話すのは怖いけど何とか未来視の力により見た未来について話した。
そして、本来の未来視の力についても説明された。まさか、魔力が多いことで未来について詳しく更には鮮明にみることができたなんて…あんな未来なら寧ろ鮮明にみるのは精神に負担もかかるから力がありすぎても困るわ…。
リチャードは難しい顔をして暫く考えていたが何とか重い口を開く。
「ティア。ロベルトは本来は夏にその森を通る予定だったのだ。時期をずらせば回避できると思ったがそれでも起きる未来だとすれば変えられない未来なのかもしれない。…だが…いや…それは…ふむ。セシル様はどう思われますか?」
何やら言いずらそうなお父様はセシルに話をふる。セシルも少し考えるように顎に手を添える。うん、小さなセシルがするとただただ可愛いだけのポーズだね!
『通常変えられない未来もある。でも、今回はティア次第で変わる未来みたいだね。いや、ティアが居なくては変えられない未来とも言えるかな?』
「はぁ~…やはりそうですか。」
「どう言うことですか?」
「…あのね、未来視の力でみる未来には未来に起きることと…力を持つ人によれば解決方法も見た中にあるの。未来が全て変わる場合もあれば被害を減らすことが出来る場合と変わる未来にも差はあるわ。どうなるかはハッキリとはわからないの。でも、ティアがみた未来だと…ティア次第で未来が多く変わるとおもうわ。」
私は良く分からないために首を傾げればお母様が更に詳しく説明をしてくれた。お父様とセシルも交えて詳しく未来について考えていく。
どうやら、私が未来視を見ている時に思った事。私が魔法を使えば救えると言うことがキーになってる可能性が高いらしい。
もちろん、私が行かなくて騎士を多数向かわせることも出来るがそれは一時的な救済であり、ロベルト様やロベルト様の妻ミーシャ様を救うことには繋がらない可能性があること。
ミーシャ様がのる馬車が襲われる未来は変えられない未来であること。…まさか乙女ゲームで決まってることだから?これは強制力の様な力が働いてる可能性が高い。
それを変えるには私の力が必要で私もその場で魔法を使い魔物と戦わなくてはならないことが未来を変えることに繋がるらしい。もちろん、そこには私だけではなく、ロベルト様にミーシャ様も居なくてはならないこと。
その事も含めて陛下に報告することとなった。私の顔色も悪いために休むように言われてお父様とお母様は部屋を出ていった。お父様はすぐに王城に向かい、お母様も顔色が悪いためにこの日は休むことになった。
私はクロードから離れるのが怖くて食事も部屋で取り、過保護になったクロードによりお世話してもらうことになった。
「俺が側にいるから少しでも休め?な?」
「食べれるか?ほら、あーん。」
「ティアが未来を変えるために行かなきゃいけねぇなら俺も付いてくからな。一人じゃねぇから…俺がティアを守るよ。」
なんて言われながら、その日は従者としてではなく、私の婚約者として徹底的に甘やかされてそんなクロードといて私も恐怖が和らいでいき安心して夜も寝ることが出来た。
セシルは私の魔力を急激に吸収しすぎたらしくその日は話が終わってからはすぐに自身の布団に入りスヤスヤ眠ってました。セシルには寝る前に魔力暴走を防いでくれた感謝を伝えれば『僕が主を守るのは当たり前だよっ!だから気にしないで!寧ろ、魔力いっぱいもらって元気になるからさ!ただ、魔力が早く馴染むように寝るだけだよ。人も沢山食べたら眠くなるでしょ?それと一緒みたいなものだよ。』なんて言いながら顔をあかくして布団にもぐっていった。
急激に魔力を取り込みすぎても負担になるのは以前セシルから聞いていたから気を使ってくれたんだと思う。セシルは魔力が少なくて弱っていて、妖精にとって魔力は人の食事みたいに必要なものだけど無理なく回復するためは時間が必要だと、来た時に話してくれた。ん~…人の食事と同じように考えても食べすぎたら苦しいしセシルには無理させちゃったよね。
「セシル…ありがとう。」
『…どいたいたしまして。主もちゃんと寝て元気になってね。おやすみっ!』
ポツリと私が小さく呟いた声はセシルにも聞こえたらしく可愛らしい返答があったわ。ふふふ、可愛っ♪
過保護で優しいクロードと可愛くて頼りになるセシルに癒されて、私が怖いけど未来を変えるために頑張ろうと決意するのであった。
学園編に早くいきたいのでスパスパスパー!と飛びます(笑)魔物とのバトル?ふふふふふふ。ありませんっ!!!次回、まとめての軽い説明のみになります。そして学園編へGOするのですε=(ノ・∀・)ツ
バトルを期待した方はスミマセン(o´・ω・`o)




