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穏やかな日々


君影草「投稿が遅くなりスミマセン。」



 私の生活にセシルが加わり、お兄様になかなか会えない寂しさはセシルとの生活に寄って少し減り、毎日寂しさで待つよりも休みの日に帰宅してくれるのを楽しみに待つように変わった。


 ルーファスとは王城に勉強しにいった時に一緒に過ごす時間も増えて、アルフレッドやオリーブ、レオナルドも学園の長期休み以外でも王城にいる時に時間が会えば共にお茶をしたりして交流している。


 もちろん、婚約者達との交流だけではなくリリアナ達ともお茶会をしたりして今ではすっごく仲良しなの!リリアナも今ではぽっちゃり位にまで痩せて可愛らしいの!もちろん他の子達もかなり痩せたのっ!


 7歳から始まった騎士団でのストレッチはいつしか走り込みや筋トレまでいき、今では令嬢達が集まって騎士団での運動はなくなったけどお茶会で情報交換をして運動をする令嬢はかなり増えた。更には魔術により痩せやすい事を令嬢達が理解してからは魔術を自主的にする令嬢も増えた。


 その為、今までよりも令嬢達の魔術の質があがり、それに触発された一部の令息達の魔術の質もかなり上がったらしい。更には勉学にも励むようになる方々が増えたので今では家庭教師をする方の人数が足りず、出遅れた令嬢やワガママからどんどん家庭教師をクビにしていった令嬢は質のよい家庭教師が付きにくく大変らしい。


 元々今までの令嬢達は勉学は最低限で屋敷を管理するのも一妻多夫のこの世界では男性がすることが多い。もちろん、女性もするが一部の貴族の女性のみであったりもする。ほぼ、家令や執事任せだったりする。女性は子供を産むのが優先とされてることもあるが年々貴族令嬢の質が低下していったことも理由にあるみたい。数十年前まではまだ貴族夫人達がきちんと管理をしていたらしいが、少しずつ貴族令嬢の質が低下していき、陛下の代の試練の時以降更に貴族令嬢だけではなく、優秀な令息達が貴族社会からいなくなったことにより更に悪化したらしい。


 それが私の御披露目パーティー以降、改善され出してかなり良くなったらしい。まぁ、らしいってのは私がリリア様や陛下から話を聞いたからなんだよね。リリア様と勉強後のお茶会に陛下も度々参加するから色々教えて貰えるの。ウィリアム陛下は…こ~…ついついペラペラ喋っちゃった感がかなりあるとおもうんだけどリリア様も私相手だからまぁいっか。みたいになってるの…いや…10才の私にそんな話されても困るよ…。


 あ、セシルの事は夏の長期休暇の時に我が家に来たアル達にはちゃんと話したよ。かなりビックリしていたわ。


 そんなセシルとは基本ずっと一緒♪今では魔法の訓練も一緒にしていて、セシルとの訓練は飛行魔法を中心に頑張ってるの!!!セシルが言うには飛ぶのは産まれた時からある羽を媒介にして飛んでるんじゃないかな?って感じなの。ただ魔力を込めてるってよりは私達人間が歩くような感覚で自然に飛んでるらしい。ただ、妖精は魔力の塊だから羽にも魔力は常にあるからそれにより飛んでると思うんだって。で、今は魔力で羽を再現する訓練中。魔術の様に基本があるわけではないから完全に魔法を新しく作ってることになるんだって。とりあえず羽自体はイメージして魔力を背中に付ける感じにしてるんだけど上手く発動しなかったんだよね。それが夏の休暇中にあったオリーブにより結界を薄くする感じで背中つけるようにすれば…っとなり、やってみれば形だけの羽は生えたの!!!ただ…見た目だけで飛べず…セシルみたいに羽が動かせなくて形を維持するだけでかなり大変なの。とりあえず、今は維持しながら動かす訓練をしてるの。その訓練を毎日してるからか今までは魔力が減った時の疲労まで感じることがなかったのに今では毎日ぐってり。そのお陰か?セシル曰く、魔力量も増えてるらしい。元々かなりあるらしいのに更に増えることにびっくりした。


 ついでに、私は王城に行った時に騎士団に顔を出して治癒魔法の訓練もはじめたよ。セシル曰く、私は四大属性だけではなく二大属性の光や闇も訓練次第では使えるらしい。ただ、光に関してはかなり適正があったらしいが闇に関しては属性の中ではかなり使いにくいことが分かった。今までリリア様との訓練は基本四大属性だったから気がつかなかったの。まぁ、闇魔法も影で拘束することはできるんだけど闇魔法を使うより氷付けにしたりした方が楽って感じるんだよね~…。前世の記憶にもそれぐらいしか知識がなかったからなのもあるのかな?魅了魔法なんてイメージが上手くできなくて発動しなかったんだよね。でも、光魔法による治癒は水魔法の治癒よりも簡単に発動することが分かったの!セシル曰く、治癒魔法は回数こなせばこなす程威力が上がるらしい。だから、王城にいく時に騎士団に顔を出すようにしてるんだ。


 ただ、ティアラローズはその事により騎士達から更に騎士達から慕われる様になっている。元々、周りの令嬢達に比べて優しく可愛らしく勤勉なティアラローズは天使の様な容姿から好意的に見られていたのが、ストレッチを通して尊敬するように崇拝される様になっていたのだが、今では訓練後に治癒をする姿から女神の様に信仰している者も多い。信仰まではいかない一部はティアラローズに対して恋愛対象としての気持ちを秘めている。流石に10才の令嬢であり公爵令嬢に告白することが出来ない大人達。まぁ、ティアラローズの年齢に近い騎士見習い達は特に崇拝や信仰のような感情よりも恋愛対象として見てしまうが高嶺の花の為に諦め…その気持ちがいつしか崇拝する気持ちに変わり、いつしか信仰しだす者が増えているのであった。傷を治す時に優しく声をかけて貰い、日々の訓練への労いや頑張りを誉められ、治癒後には騎士として感謝されたり励まされたりしてティアラローズを良く思わない騎士はいなくなった。日々、貴族令嬢でありながらティアラローズが真面目に訓練してる姿を見ているからでもある。


 もちろん、女神の様に信仰する様になったのは治癒魔法からだけではない。昔に比べてティアラローズ自身の見た目が今では成長して女性らしくなってきている。幼かった可愛らしい天使が女性らしくなることで女神の様な美しさに加わり、儚さが増した。訓練所では治癒だけではなくたまに訓練もしているので飛行魔法の訓練での羽の結界が上手く発動しなかったティアラローズの魔力が空気中に散りキラキラと降り注いでいる姿が理由の1つでもあった。魔力には基本色があり靄のような姿なのがティアラローズの魔力はキラキラエフェクトなのが女神が佇んでるいたり降臨されたように見えることからでもあった。


 そんな周りの反応を知らないティアラローズはいつもニコニコと訓練しているのであった。もちろん、定期的にある令嬢達の騎士訓練見学会ではお茶会では見られないティアラローズの姿を見にくる令嬢達も沢山いる。ティアラローズは多くの貴族令嬢の憧れの存在であった。


 お茶会でティアラローズと交流するようになった令嬢達は訓練でみたティアラローズの姿だけではなく、一人一人に対して身分関係なく丁寧に接して、勤勉で、マナーも完璧、公爵令嬢なのにワガママではすらないティアラローズに憧れない令嬢は一部のみだった。一部ではやはり王族や上級貴族の婚約者、婚約者候補であるティアラローズに対して嫉妬する令嬢達で、婚約者や婚約者候補が地位だけではなく皆見目麗し事も理由である。今までのようにワガママを言えばティアラローズと比べられ、更には今では自身が一番美しく可愛い貴族令嬢だと思っており、身分とわずバカにしていた貴族令嬢達までもが痩せてきており、勉学に魔術にと頑張っていることからそんな貴族令嬢達よりも下にみられる事に腹をたててティアラローズを害そうとしたりするが、ティアラローズに対する警護は流石公爵令嬢であり、ティアラローズが気がつく前に処理されている。ただ、暗殺者を捕らえても依頼主を口にしないものが多く、結果罪に問えず仕舞いであったりする。令嬢自ら依頼したわけではなく令嬢は親にすがり付いただけだったりとしてやり手の親であれば尻尾がつかめなかったり、証拠まではなくて捕らえれない者達だったりするからであった。まぁ、一部のお間抜けな者達は証拠があったりした為に国王自ら沙汰を下した。ティアラローズを我が娘のように既に可愛がっているウィリアムは宣言通り行動に移した時には危険を感じた一部の者達は直ぐに手を引いた。


 悪役令嬢であったはずのティアラローズは転生したことにより、転生者としての記憶は今では知識としてしかなくて、乙女ゲームの世界であると分かっていてもティアラローズの知っている小説の内容とは違い、転生者もティアラローズだけで無いために乙女ゲームの内容はかなり変わってきている。


 悪役令嬢であるはずのティアラローズは家族や攻略対象から溺愛され、騎士からは信仰対象としてみられ、令嬢達とも仲良く過ごしていたティアラローズは自身が悪役令嬢であったことを忘れて楽しく過ごしていた。


 そんな平和で楽しい日々を過ごしていたティアラローズ10才の秋の終わりにライラック家の血筋に現れる能力が目覚めるのであった。






 お忘れかもしれないので補足ですが、上級貴族特有の特異性の発現。アリウム公爵家には複合魔法…特に氷魔法が得意な家系。デルフィニウム公爵家は結界魔法…その中でも保護魔法が使える家系。ライラック辺境伯は未来視です。ただし、ライラック家のはライラックの未来視は女性特有である。

 ついでに王族には特異性魔術はなく、魔力量が通常の貴族異常に多いのである。

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