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オリーとティアの初デート…オリーブ視点



君影草「だいぶ回復しましたっ!ご心配していただきありがとうございました。明日から頑張って書きます(ノ≧∀≦)ノ」



 今日はティアと下町にいく日です。どこで二人で過ごすか悩みましたが、最近ティアは王城に来ていますので下町に行く機会は減っているだろうと思い「下町へいきませんか?」聞いてみましたが…瞳をキラキラさせて必死に頷くティアは可愛らしかった。


 時間通りに迎えにいくと丁度ティアも階段から降りてきて…シンプルだが、可愛らしく刺繍されたワンピースに赤いリボン。帽子も白く赤いリボンが付いていて…私の瞳の色が入っているとこにドキドキと心臓が早く脈うちだす。

 ティアはきっと意識して身に付けた訳ではないはずです。気を効かせてくれたのは…ティアの兄であり婚約者である従者のクロードでしょう。チラリと視線を向ける。エドワードの言うように年齢以上に優秀ですね。事前にティアと二人でいくことを伝えたからでしょう。まだ婚約者候補でしかない私だが、身分は上。だが、ティアの婚約者という立場であればいまは従者であろうともあちらのが上ですが…私の色を身に付けさせたということは私を認めてるという証。ティアを任せると態度で示してくる姿には好意が持てます。普通に私達の年齢では嫉妬が先立ち出来る行為ではないのですが…ふぅ、アリウム家に仕える執事の家系の者は代々優秀との噂は本当ですね。昔から何人も引き抜こうとするか誰も成功した試しがないらしいですし。


 ですが、僅かに瞳に不安な色が見えますね。そう思った私はクロードの前で魔力を分かりやすく見せて特別性の防御結界を張る。物理だけでなく、悪意にも反応する結界。発動しなければ一日ぐらいなら持ちます。発動してしまうと半日程に縮まりますが、影にもデルフィニウム家の護衛をかなり付けましたし大丈夫です。まず連れ去ることすら出来ませんので。

 ティアからは見えてませんがエドワードからも聞いていたのか私が魔法を使うと安心したように目元が柔らかくなったクロードを見ると私もホッとする。ティアの婚約者とは仲良くしたいですからね。


 馬車で移動した後、エスコートではなく下町にいる恋人達みたいに手を繋ぐとティアはふんわりと花咲くように笑ってくれた。実は繋ぐまでかなりドキドキと緊張しましたが嫌がられることもなく手を繋いでくれるティア。そして、その笑顔は本当に天使のようです。ティアは気がついていませんが周りの男性達がうっとりしてるのは仕方ない事かもしれません。今は幼いティアでもここまで周りの男性を魅了するなんて…成長すればかなり危険そうですね。


 歩いてるうちに食べ物があるあたりにくるとティアはキョロキョロして小動物みたいで可愛い。無意識なのかお腹をさわさわして「あぅ…」なんて。ふふふ。鳴き声みたいですね。エドワードから聞いていましたがティアは食べることが本当に好きなんですね。特に甘いものが好きだったはずです。


「ふふ。何かたべますか?」

「…ん。あれ…好きなの。」


 ティアが指差したのは一口カステラ。うん、あれなら食べさせやすそうですし給餌行為も出来そうですね。いつもエドワードがしてますし、殿下も前回のティアとの二人の時間にしたと言っていましたし私もやりたいです。はぁ~…緊張しますが、ティアは嫌がりませんかね。チラリとティアを見るが目をキラキラさせて一口カステラに夢中…うん、これなら食べてくれそうですね。


 一口カステラを購入すると店員がかなり焦ってティアに頭を下げてます。エドワードに聞いていましたが知っていてもびっくりですね。ティアは気がついてないらしいのですが、ティアは下町では幸運を運ぶの天使と呼ばれてるらしいです。

 どうみても商家の娘以上に洗練された所作だけでなく髪や瞳に出てる魔力の色は貴族のティアは下町にきても皆に丁寧に接し、愛らしく優しい天使であり、その天使が訪れた店は人気店となる。と噂が広がり今では『幸運を運ぶ天使』と民

から慕われるティア。民の中でもティアが下町にくると危害を加えられないように『天使を見守る会』なんてのも有るらしく今では素行が悪い方はティアがいる方には近寄ることがないように誘導されるようになったらしい。そんな皆が見守る中歩いてますがティアは全く気がついてない…ですね。


 ジュースも買い、小さなテーブルに移動して出来るだけ自然に見えるように膝に座らせましたが…これはいいですね。恥ずかしいですが…はぁ、私がこんな風に女の子と触れあえるなんて夢みたいです。ティアと出会ってからはイライラすることも減りましたし、女性や女の子とあっても…まぁ口が悪く中身も醜い方に会っても今までみたいに傷つくことも無くなり、寧ろティアの素晴らしさを実感するだけなんですよね。私が傷つくというよりはあの方達が醜く汚ならしく感じて近寄りたくすらないんですが…何故気持ち悪いといいながらも声をかけるのかが理解できませんね。私だって最近では声かけられるのすら気持ち悪いので寧ろ無視してほしいです。声さえかけられなくとは視界にすら入れませんがね。


 あぁ、ティアが女の子達にびっくりして固まってるうちに思考が脱線してしまいました。今日は皆で話してまずは下町の女の子からティアに見せていこうとなり、御披露目パーティーまでに少しでも耐性を付けなくてはいきなり貴族の女の子をみてティアが倒れてはいけませんからね。平民の女の子でも…これはかなりびっくりしたみたいですね。


 今日のノルマは達成したしたしデートに戻りましょう。私の今日の目標はティアと手を繋ぐこと。膝に乗せること。給餌。これは達成できましたので、次の給餌の合間にできれはジュースも共にのみたいのですが…流石に嫌がられますかね。ティアにバレないようにゆっくり深呼吸して…すーはー。よし、梅と呼ばれたジュースを一口のみティアに差し出す。


「うん。ティア。梅ってのおいしいですよ?どうぞ。」

「…いただきます。…んっ♪おいしっ♪」

「ふふ。レモネードも美味しいですね。ティアが進めるだけあります。」

「でしょ?ここのレモネード凄く美味しいの♪梅シロップのも美味しいです♪」

「ふふ。よかったです。」


 くっ!なんて可愛いのですかっ!!!はぁ、手を繋いでくれて、私の膝にものってくれて給餌だけでなく、共に1つのコップで飲み合えるなんて…夢みたいです。私が今まで辛かったのはティアに出逢うためだったのではないでしょうか?そのためティア以外の女性から嫌われるなんて…寧ろティアだけが私の特別とはじめから運命だったのでは?はぁ…そんなことはこじつけだと分かってきても幸せ過ぎます。私を幸せにしていただいてる分以上にティアを幸せにしたいです。


 ティアが気になったアクセサリーの出店で…ふむ。せっかくの初デートなのでなにかプレゼントをしたいのですが…何がいいのでしょうか?確か高級なものは苦手だとは以前エドワードから聞きましたが…っ!悩んでる間にティアが何か買われたみたいですっ!女性にお金を払わすなんてっ!と思い慌てるが、そんな笑顔で「ん。もう払ったので大丈夫です。」なんて嬉しそうに言われると…ふぅ、仕方ありませんね。もしかしたら誰かへのプレゼントかもしれませんし。確かプレゼントなどは女性でも自分で買うと聞いたことがありますし、初めて女の子と出掛けたので私には分かりませんがそうだったはずです。


 ん~…単品でみるならティアは何色でも似合いそうですが服が問題ですね。確か濃いのはあまり見たことがありませんが…リボンなら大丈夫でしょうか?確かティアは髪に付けているのはリボンが多かったはずが…本人に確認するのが一番ですね。


「その、ティアは何色が好きですか?」

「??特にないですよ?」

「そうなのですか?いつも淡い色が多いですよね?」

「えっと…服は家族みんなが選んでくれてます。見た目からのイメージなのか淡い色は多いですね。」

「あぁ。なるほど。普段髪飾りよりリボンが多いのは…」

「えっと。リボンのが好きなのです。その…宝石はなくすのが怖くて…」

「ふふ。ティアは変わってますね。ちょっと待っててください。」


 なるほど、淡い色のドレスは確かに多かったですね。宝石が苦手ならやはりリボンで…ん~…黒のリボンは流石に服に合いませんし…私の色をプレゼントするのは婚約者なら変ではない…ですよね?まぁ、まだ候補ですが。ドレスの色を考えるに水色なら使えそうですね。赤も今日つかってますので、下町にも使えそうなのも買いましょう。ドレス用にも使えそうなのは…髪止め?になりますがリボンの形で水色のサテン生地とチュールを可愛らしく大ぶりなリボンに真ん中にはバラの花か?の形に固定されてるこちらは…うん、宝石もないですし大丈夫ですね。なるほど、宝石のかわりに生地でこのように花にすることで平民でも買えるような値段に下げることが出来てるのですね。これなら髪にだけではなく、カバンや服にも使えそうですね。あとはシンプルな水色のリボンのレースリボンのものと…色違いで赤いのも買いましょう。これなら普段使いにもできそうですね。

 あ~…この赤いサテンのリボンは私にも使えそうでティアにも似合いそうですが…流石にいきなりお揃いにしては嫌われます…よね。もっと仲良くなってからお揃いが嫌でないかティアに確認しましょう。流石に恥ずかしいです。今日いつもと違うことを既に色々してますので…これ以上は私の心臓も耐えれません。「私とお揃いのリボンを買いませんか?」なんて…うぐっ。無理です。あぁ、私の色のリボンにティアの色の刺繍…欲しいですが…流石にティアが要るとこで買う勇気もないですね。後日こっそり買いにきましょうか。いや、買っても恥ずかしくてティアの前ではつけれませんし…自宅用になら。チラリとティアを見ます。はぁ、やっぱりティアの銀髪に良く似た色ですね。やはり後日ではなく、ティアを送ってから来てみましょう。


 その後もティアと手を繋ぎデートをしましたが、串焼きにサラダクレープにシューズにクッキーに…昼ご飯も含めましたが思ったよりもこの小さな体に入りますね。一緒に食べてるので量的には多すぎではないですが…夕食はたべれるのでしょうか?時々広場でゆっくり休憩もして…勧めても「お昼も屋台がいいです!ダメですか?」と可愛らしく上目遣いでおねだりされてお店には入りませんでしたが疲れてないでしょうか?元気いっぱいにはしゃいでるティアを見ると大丈夫そうですが余程下町にくるのを楽しみにしていたみたいですね。

 

 ティアを見てると癒されます。今までの女性に対するイライラは本当に嘘のようになくなり、殿下達には「女性の前で以外でも変わったな。」っと言われましたがとうとう父にまで「落ち着いたのは嬉しいが落ち着き過ぎて老けてないかい?」なんて言われました。失礼な父ですね。喋り方なんて元々父に似たのに。流石にイラっとしたので「私の喋り方や考え方は元々父さんに似たので父さんも昔は老けてるとか言われませんでしたか?」っと聞くと「あぁ…言われてましたね。私に似たのか…。」と凹んでたのは面白かったですね。父の敬語の口癖は私や使用人対してはだいぶ崩れますが仕事モードでは崩れすらしません。それが移ったのに本当に失礼な父ですね。中身がそっくりと言われる親子なのですから本来の私は父に似ていたのだと私もビックリしましたが…老けてるのでしょうか?ふむ…ティアに嫌われないのならどうでもよいのですが…反応を見るに大丈夫そうです…よね?


 帰りの馬車でティアにプレゼントを渡すと笑顔で受け取ってくれました。


「中身を見てもいいですか?」


 なんて可愛らしく首を傾げながら聞くので頷くと、中身をみて目をキラキラさせてお礼を伝えてくるティアは本当に可愛かったです。水色よりも赤や黒を渡したいのですが赤は行けますが黒はもっと成長すれば服も変わりますし渡せる日は焦らなくてもきます。その時にはドレスもプレゼントしたいですね。ですが、正直ティアには黒より白が似合うんですよね。はぁ、ティアにも似合うのをデザインしてもらわなくてはいけませんね。そんなことを考えてると。


「オリー…私もね、プレゼントがあるの。オリーにも使えるかな…て…。」


 もじもじと恥ずかしげに渡してきたのはティアが先ほど買ったもので…中身は赤サテンのリボンに銀の刺繍がされたリボンで…え?!これ、私が買うか悩んだもので後から買いに行こうとしてた…え?ティアがこれを私に?!それだけでもビックリして固まっていたのに…


「私とお揃いで買ったの…」


 と、ティアの手には同じリボンが…っ!!!!ティアも同じことを考えてくれてたってこと?!私とお揃いで持つのもティア自ら?!うわ…うわ~…これは嬉し過ぎます。恥ずかしくて顔が真っ赤になってるはずですが、ティアも真っ赤になって俯いてて…見られてなくて良かった。


「ティア…ありがとうございます。大切に使いますね。」


 コクリと可愛らしく頷くティアの顔が見たいですが私もまだ赤みはひいてませんし、我慢ですね。

 

 ティアを送り届けた後、急いで自宅に帰り早いですがお風呂に入り、髪を乾かしてからすぐにリボンを結びました。今までティアからの誕生日に頂いたものは全て宝物ですが、新しくこちらも増えましたね。リボンは初めて頂きましたが…これは毎日使いたいです。ふむ…父に傷まないようにできる魔法がないか聞いてみましょう。




 帰宅したゼノールは息子に捕まり保護魔法を教えるのであった。一度に多量の魔力を使い、技術としてもかなり難しいと言われる保護魔法は国宝ぐらいにしか使われない魔法であったが、失敗もなく一発で成功させ、魔力もかなり使ったのか真っ青な顔なのに嬉しそうにはしゃぐ息子をみて流石にドン引きしていたとか。ついでに、国宝でも全てに保護魔法がかかっているのではなく、デルフィニウム家の先代達が陛下の命で何点かかけたことがあるぐらいである。しばらく魔力切れで使い物にならないために滅多にすることがない魔法であり、ゼノールも保護魔法の書物を持っていただけで成功したのは過去に片手で数えるくらいであり成功すれば魔力切れで翌日倒れるためにウィリアム…陛下からお願いだから倒れないでくれと懇願されて今では練習すらしていなかった魔法であった。

 成功しなくても保護しようとしたものが傷んだり破損することはないし、発動しなければ魔力をごっそり持っていかれるわけではないが…まず一発で成功する魔法ではない魔法をオリーブはティアのリボンを保護したい一新で出来たのであった。

 保護魔法は、生地も傷まず破損することも色褪せすることもないため過去に時間停止されでるのでは?と言われる程魔力の補充なしに永遠に保護することができる魔法である。食べ物では発動したことが過去にもなく、空間魔法でのアイテムボックスの用な魔法の時間停止を過去に使えたものも出来るかとしてみたができず、結界魔法が得意な家系であるデルフィニウム家の者のみが今まで出来た為に今では結界魔法が得意な者ではないかと言われている。理由として、リリアが過去に1度だけ成功したことがあるためである(公にはせず陛下であるウィリアムによって秘密事項にされた。)。過去にも結界魔法が得意な者がデルフィニウム家以外の者で1人出来たことがあると書物にもあるとかないとか。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 幸せそうなオリーが見れて幸せでにやにやしちゃいました(*´艸`) ティアほんとに可愛くて最高です!! 出てくる魔法も素敵で好きです(*≧∀≦*) [一言] 体調が良くなったみたいで安心しま…
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