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魔力の相性は



君影草「やっとティアと攻略対象の魔力の相性の話になります。魔法に関しての話が落ち着いたら攻略対象たち視点の話を書きます。その時にティアラローズに惹かれていく話がかけたらいいな…。」



 なんだかんだ話していたらいつの間にかお昼になっていたのでリリア様とお母様と昼食を頂きました。


 リリア様がお手洗いで席を外したときには、


「リリアったらティアの前だと昔のあの子に戻ったみたいだったわ。王妃になってあまり会えなくて心配だったの。普段はちゃんとしっかりした王妃様って感じで無理しちゃってると思うの。だからティアが王城にくるときに沢山話を聞いてあげて。もちろん、ティアも沢山相談しちゃいなさい。喜ぶから。リリアをよろしくね。」

「これからはリリアに魔法をならったり王城で勉強もするのよ?リリアのことだから魔法の時だけじゃなく休憩の時間にはちょくちょく顔をだすとおもうわ。」


 と、安心した様な優しい笑顔を浮かべていた。お母様は体調が心配なのもありそのままセバスと帰宅された。


 その後、リリア様とクロードと共に訓練所に移動した。騎士団の訓練所だけでなく、王族専用の訓練所もあり私は王族専用の訓練所で魔法を習うことになる。理由を聞くと、転生者で有ることを隠すため人目につきにくい場所であるからとか、他にはアルフレッドの婚約者候補なのだから気にせず使えばいいとか、王妃様が教えるのだから大丈夫、など言われた。

 あと、魔法がつかえても騎士団のように魔術師の集まり?はないんだって。ただこの世界の騎士団は、第一部隊が近衛騎士部隊で貴族であることだけでなく、剣も魔法も決められた基準の一定以上なければ入れないバランス型の部隊。第二部隊は魔法も使えるが短距離を得意とする剣術が重視の部隊。第三部隊が剣術も使えるが遠距離魔法を得意とする部隊。第四部隊が騎士団所属の医療や支援部隊とされていて、戦う技術は少なくても結界等の自分を守る技術がなければ入れないらしい。

 訓練では得意とする技術を隊に別れてのばすが、合同訓練も良くしていてバランスよくチームを組んだりして、魔物討伐の実践では合うチームで組むようになっているんだって。魔法を全く使えないのは平民でもいないので練習や努力次第で自分に合う騎士団に入るみたい。

 ただ、近衛騎士だけは国王の護衛のため他国にも外交についていくので貴族のみで、更には何事にも対象できるように剣術も魔法も使えなきゃだめなんだって。前世での本のような貴族だったら入れるとか、見目麗しい集まりってわけではないらしい。「まぁ、外交の際には見目麗しい者を特に連れていくわ。やっぱりスムーズにことが運びやすいみたいよ。」と、リリア様は笑っていた。


 訓練所にはお兄様達がいた。


「お兄様達も練習ですか?」

「ん?僕らはティアのはじめとの魔法を使うのを見に来たんだよ♪」


 側に近寄るとお兄様はギュッと抱き締めてくれて頭を撫でてくれる。婚約したことを思い出してブァ!っと顔が真っ赤になるのがわかった。


「っ!あ…あ…あの、お兄様恥ずかしいです。」

「あぁっ!もぅ!可愛いな~♪いつもしてることなのにこんなに恥ずかしがるなんてっ!」


 真っ赤になった顔を両手で隠しお兄様の胸元…よりちょっと下だが顔を埋めるように隠す。お兄様は更にギュッと強く抱き締めて頭に頬ずりをしてくる。すると恥ずかしかった気持ちがドキドキはしているが安心するように落ち着いてくり。はぅ。恥ずかしかった…。午前中は急な婚約の話しにびっくりしてたから今よりはまだ良かったけど時間がたつと実感してきたよ~…。


「…あれ?」


 何か忘れてるような?っと思い顔をあげてお兄様をじっとみる。お兄様はニコニコしながらも目元が赤く染まってくる。


「…ティア。流石にそんな風に可愛く見られると恥ずかしいよ?」


 ティアラローズは自覚がないが身長差があるため上目遣いになっている。ん~…何か忘れてるんだけど…なんだろ?婚約…ん~…。


「あっ!」


 魔力には相性があることを思い出したティアは顔色がどんどん悪くなっていく。


「ん?どうしたの?大丈夫?」


 気がついたエドワードだけでなくアルフレッド達も気がつきびっくりする。


「あ…あのね。私、お兄様と魔力の相性みてないよ?魔力交換…してません。」

「あぁ~…大丈夫だよ?」


 少し罰悪そうな顔をするお兄様をみて、アル達をみるとみんな顔を背ける。若干だが、目元が赤く染まっている。


「え?ですが、魔力の相性が悪かったら大変です。」


 首を傾げながらどんどん不安になってきたティアラローズの目には涙が溜まってくる。


「あぁーっ!泣かないで。本当に大丈夫なんだよ!」

「ティア!泣かなくていい!相性は悪くないからね。」

「そうです。むしろ良いぐらいですよ!」

「そうだよ!」

「大丈夫だ!」


 みんなが大丈夫とか相性が悪くないとか言うが何で解るのかが分からずポロっと涙が溢れた。


「はぁ、あなた達ティアに話してなかったのですか?」


 リリア様のため息が聞こえて首をまわして振り返るとリリア様が側に来てくれて頭を撫でてくれた。


「魔力交換はね、一方から魔力を送るだけでもある程度相性が解るのです。」


 え?そうなの?


「ティアは魔力交換のことをどこまで知ってるの?」

「えっと…魔力の相性はお互いの魔力交換でわかる。あと、魔力の相性が良ければ安心感を感じることができる。」

「他には?」

「普通であれば特になにもないが、相性が悪ければ不快感を感じる?」

「そうです。それが細かく相性をみる方法なんだ。」

「細かく…ですか?」

「そうよ。それは婚約をする時に細かく知りたいときに行われるんだ。魔力の相性は子供を作るのに重要だからね。でも、だいたいは…そうね~…夜会などでダンスをする時に相手に一声かけて魔力を流すんだ。片方だけね。幼い時に婚約する場合まだ魔力交換が出来ない子が相手であればその場合も一声かけて魔力を流すんだ。まぁ、一声かけるのがマナーではあるが家族だったり、まず相手にアプローチする場合には声をかけない場合もあるのよ。」


 えっと…?わからず首を傾げてるとリリア様は優しく頭を撫でてくれる。ほわほわと温かくて安心する。


「ふふ。今私は魔力を流したのよ?安心する感じがした?」


 え?そうなの?!びっくりしながらもとりあえずコクコク頷く。


「あら。私とティアの魔力も相性がいいのね♪母親の場合では子供をあやす時とかによく使うらしいわ。ふふ。赤ちゃんがくずったり、不安になったりしても魔力を流すと抱っこする以上に安心してくれるから良く泣き止むのよ♪」


 なるほど…頭を撫でながら魔力を流してくれたからすぐに安心したのもあったのね。ってこては、お兄様も?っとお兄様を見る。


「そうだよ。僕もさっき少し魔力を流したんだ。」

「もしかして…普段もよくしてくれてますか?」

「うん。そうなんだ…。」


 恥ずかしそうに頬をかくエドワード。


「…なんで恥ずかしそうなんですか?」

「っ!!!」


 あ。お兄様真っ赤になっちゃった。


「ふふ。ティア、エドワードをからかっちゃダメよ。さっき話したでしょ?好きな人にアプローチ♪親とかあやすとかそんな時じゃない場合に魔力を一方から流すのは気になる人や好きな人にする行為なのよ。それで相性が良ければ相手に自分は安心だよ。ってアピール出来て近寄りやすくなるの。この人の側は安心だ。って相手に植え付けるっても取れるけど、安心できる人の側に居たいものでしょ?」

「あ。…なるほどです。」

「で、側に居られる機会が増えれば好きになって貰いやすくなるってことよ♪」


 一種の求愛行動みたいな感じなのかな?ん~…いや…好きになって貰うためのアピールをしやすくする行動…準備段階?…なるほど。続ければ私がお兄様やクロードの側にいるのが好きな感じになるように進展していくってイメージかな。


「あと、一方から流す場合に相性が普通の場合は安心感も不快感を感じず、特に何もないの。今の様に頭を撫でればただ撫でただけの行為に感じるわ。まぁ、前世でも気持ちに好意があれば嬉しいでしょ?」

「はい。」

「でも、魔力の相性が悪い場合には一方からでも不安感や不快感を感じるのよ。そうね~…片方だけが凄く性格が合わない場合でもそう感じるわ。まず受け入れられないって感じの場合ね。一方の場合でこの場合には婚約の話をしたりしないわ。子供は作れないからね。でも…転生者の場合、片方だけが凄く執着することもあるわ。ストーカーみたいな感じにね。そんな時には気を付けるのよ?相性が悪かったのに言い寄ってくる相手は危険よ。覚えておきなさい。一方が魔力を流してもお互いに同じ魔力を感じてるから子供が産めないってわかっていてもしつこいんだからね。」


 ひぇ~!こっちでは独占欲って滅多に何のにそんな人もいるの?!転生者でどんだけ魅力的なのよっ!!ティアラローズが真っ青になってるとお兄様だけではなく、アル達も順番に頭を撫でてくれた。あ、これが魔力なんだ。安心感だけじゃなく、ホワホワポカポカする。


「みんなも流してくれたんだね。ありがとう♪ホワホワポカポカする♪」

「「「「「っ!!!」」」」」


 あれ?なんでみんな真っ赤に??


「あら?安心感だけじゃなくて温かい感じなの?」

「…?はい。」

「あらあら。私の時とはどう違うかしら?」


 え?リリア様との違い?


「ん~…リリア様はほわほわした感じでちょっと温かいかな?ってかんじです。お兄様やアル達はみんな同じぐらいほわほわする優しい感じもするけどポカポカ温かい感じがします。」

「まぁっ!みんなそんなに相性がいいのね!ふふ。どおりでアルフレッドが「魔力交換はする必要がありません。」なんて言うのね♪」


 そうだったの?っとアルを見ると真っ赤になってる顔を片手で口元を隠して顔を逸らしています。ティアラローズが首を傾げているとリリアが耳元に口を寄せて小さな声で話します。


「あのね、一方だけでも温かく感じるほどの魔力だとお互いに魔力交換をしちゃうと性的にも感じちゃうのよ。」


 びっくりしてリリア様の顔を見るとニヤニヤされてます。ティアラローズは全身が真っ赤になるほど赤くなり、赤くなった顔をかくすように手を特に口元に当てて声にならない悲鳴をあげるのであった。






 




 魔力は産まれた時に親から受け継ぎ、成長とともに変化していく。魔力量は鍛えれば増え、性質は自身の性格に引き摺られて成長する。

 例えば剣術が得意で魔法が苦手な人は遠距離魔法は苦手な代わりに身体強化や近距離での魔法の方が使いやすくなる。剣に火を纏わせたり、攻撃する際に刀身を火の分のばれたりする。など、性格にあった魔力に変化する。

 このように魔力はわかるため、乙女ゲームでの設定ではティアラローズの魔力は攻略対象との婚約の際にお互いに魔力交換をし、安心感を得られたので婚約した流れである。一方からでは安心感も不快感もない普通程度であったため、攻略対象達は乙女ゲームでのティアラローズを好きにならずにヒロインと結婚した。ヒロインとは一方からでも安心感が合ったために気になり接触していったのである。


 たが、現在はティアラローズと攻略対象の相性は凄くいい。はじめて魔力を流した時に相性の良さがわかり、更にはティアは可愛く性格も良いため惹かれていっている。乙女ゲームとは違い、ティアラローズも攻略対象も性格が変わってきているからである。特にティアラローズは水城薫の魂も入っているため魔力の変化が凄かった。


 エドワード、クロードはティアラローズに水城薫の魂が入っていた為に乙女ゲームとは違い、すぐにティアラローズに惹かれた。

 アルフレッドもアルフレッド自身の性格も幼い時に変わったのも影響されており、オリーブも初めてティアラローズに合ったときにティアラローズから影響を受けている。

 レオナルドは乙女ゲームで女好きだったのは相性が悪い女性が少なかったからである。比較的に相性が良いのである。乙女ゲームではヒロインに出会う前まではティアラローズとの相性が一番良かったが、ヒロインに出会いヒロインとの相性がティアラローズよりも良かったため接触するようになる。

 ルーファスに関しては乙女ゲームの時のように性格が変わる前なので相性が良かったのである。


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