表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/73

転生者の苦悩



君影草「キリがいいところで終わらせたのでいつもより短めになってしまいました。」



「ふふ。ティアはエド達が本当に好きなのね♪」

「はいっ!お兄様とクロードは大好きです♪恋…は多分してます。そのよく分からないのですがお兄様とクロードにドキドキするのは本当ですし、他の誰かとお兄様達が結婚すると思うと…嫌です。」


 フリージアの言葉にティアラローズは元気よく答えたが、途中でクロードが側に居たことを思い出した、チラチラと見ながら恥ずかしそうに答える。

 そんなティアラローズをみてクロードは顔を真っ赤に染め口元を手で隠す。今まで兄妹として見られていたのに、男して見て貰えてる嬉しさとティアの口から恋やらドキドキやら言われ、更には嫉妬して貰えるなんて…なんて今日は素敵な日なんだっ!なんて思っているが口には出していない。


「あら?アル達は大好きじゃないのかしら?」


 クスクス笑いながらからかうようにリリア様が聞いてくる。


「え~と…友達として好きですよ?美少年だな。とか、可愛いな。とか、将来イケメンになりそう。とかは思っていましたが…その…恋と言われると…違うような?そういう対象として見ていなかったので…。」


 最後には罰悪そうに答える。だって、リリア様はアルのお母様なんだもん。婚約者候補だけど…友達以上かと言われると難しいよ…。


「うんうん。そうよね~♪いきなり沢山の男性を好きになってなんて私からは言えないわ。私は無理だったから…エドワードとクロードをそう見て貰えただけで嬉しいわ。あとはアルフレッド達の頑張り次第で恋ができればいいのよ♪だから気にしないの♪」


 リリア様は立ち上がり私の隣に座りギュッと抱き締めてくれる。


「もしね。アルフレッド達が受け入れられなかったら言いなさい。ささっと解消してあげるわ。ティアが本当に私の娘になれないのは残念だけど、私にそって大切な姪であることには変わらないわ。だから自分の思いを偽らなくてもいいのよ。それに、恋ができなくても政略結婚のようにアルフレッドを利用してもいいわ。」

「え?」


 びっくりしてして顔をあげると少し悲しそうだったリリア様が悪そうな顔でニヤリと笑った。


「ふふふ。そうすれば、アルフレッドの子を2人作って貰えたら助かるけど無理ならアルフレッドに側室を作ればいいのよ♪そっちで子供は作ればいいわ。国王の妻であれば、エドワードとクロード以外に夫は迎えなくて済むわよ♪」

「えぇーーーーっ!!!」

「ぷっくくくく。だって、アルフレッドは大好きなティアを嫁に迎えられるし、あの子ウィルの子だから独占欲もあるはずよ。だったら、エドワードやクロード以外をティアの夫にと無理に結婚させようとする人なんて近寄らせないわよ。あははははっ!!!」


 リリア様なにやらツボにハマったらしく笑いが我慢できずお腹をかかえて笑いだしちゃった…。びっくりしすぎてお口が閉じれないよ…。


「あらあら、リリアったら。普通息子をそんな風に進める親なんていないわよ。」


 と言いながらもお母様もクスクス笑っている。えぇ~…お母様まで…。感動してたのにまさかの大爆笑なんてアリ?


「あぁ~…久々にこんなに笑ったわ。」


 笑いすぎてヒーヒー言ってたリリアが固まってるうちに回復されたみたい。よ…よかった…よかったのか?


「ティア。これも一つの選択肢よ♪惚れさせれないアルフレッド達が悪いのよ。好きなのに結婚できず、他の女性と政略結婚するよりはアルフレッドにしたら嬉しいはずよ。この世界だと一人だけを選ばなくていいから政略結婚する女性も好きな人とも結婚できるから幸せそうにしてるわ。貴族の娘でも貴族の男性を一人でも夫にしていれば、平民の男性とも結婚できるのよ。」

「そういうものなのですか?」

「そういうものなのです♪ただ、平民の女性の場合でも数人夫を迎えなきゃいけないから小さいうちから大体兄弟から夫を選ぶように言われるし拒否しても親に籍を入れられたりするわ。政略結婚と同じようなものね。平民に転生してもそうなの。だから、平民に転生してこの世界に馴染めなかった子は辛い結末を迎えるわ。一応、教会で女性が保護できるようにしてるけど一生ってわけではないの。運が良ければ体を求めない人の妻になれたりもするけど大体はお爺さんとかよ?まぁ、孫のように可愛がって貰ってる間に好きな人を探して結婚。そうすれば2人は夫に迎えられるから強くは言われなくなるわ。でも、親からは兄弟を進められるのは止まないから家をでて冒険者になって居場所がバレないように点々と移動しなきゃいけなかったりするの。転生者によっては兄弟と籍を入れられても離婚も出来ず、冒険者になって逃げ続ける子もいるわ。」

「そ…そんな…。」


 自分でも真っ青になってるのがわかる…。そんな私をリリア様だけじゃなく、リリア様と反対側に移動してきたお母様と一緒にギュッと強く抱き締めてくれる。


「転生者はね。この世界の女の子みたいに傲慢でもワガママでもない子にはなかなか受け入れられなくて辛い目にあうの。この世界の男性からすれば大人しくて恥ずかしがり屋な日本人は可愛いくて魅力的で執着する人も多くて凄く危険なのよ。私は小さい時にウィルに…第一王子であるウィリアム様に出会えたから幸運だったの。お互いに一目惚れだったし、ウィリアム様は独占欲が強い方だったからすぐに側近であったリチャード様の婚約者であったライラック辺境伯に頼んでくれて、フリージアの実家に養子にしてくれたわ。私にきた縁談もお父様に頼んでくれて蹴ってくれたの。しかも、リチャードの家に養子に入るのはリチャードがずるいからとかよく分からない理由から嫌がったのよ。」


 ふふふ。っと小さな笑い声が頭の上から降ってくる。恐怖からガタガタ震え始めていた私の体をリリア様とお母様が温めてくれる。


「それにね。私は産まれた時から体が弱かったから私の側には元々私を狙うような男性を近寄らせない様にお父様がしていたの、だから私の姉妹になれば男避けもお父様がしてくれるって分かっていたからなのよ。ふふ。独占欲ってこの世界の男性では凄く珍しいのよ?みんなが当たり前のように複数の夫を持つんだもの。私はリリアと小さい時に姉妹になったからリリアに影響されてこの世界では珍しいタイプの女性になったらしいわ。リリアに出会う前は私も傲慢まではいかなくても凄いワガママだったのよ?私からすれば身近にいた女の子がリリアだったから今では違和感があるんだけどね。私がいけないことをしたらリリアが教えてくれたのよ。この世界ではね。夫が少ないのは恥ずかしいことなの。体が弱く子供を沢山産めないのは女性として魅力がないとされるのよ。でも、私はリリアのお陰で求婚者が凄かったのよ?辛かったのをリリアに救われたわ。私はリチャードとはリリア似合う前に出会ってお互いに好きで仲良かったから早くに婚約したのだけど私は体が弱くて魅力がない女だってことが学園に行くまで悩みだったの。それなのに…」


 お母様…悩んで辛かったはずなのに今凄く幸せいっぱいって顔で笑ってる…。


 「それなのに学園に入ったら凄くモテたのよ!私からすれば見た目なんて凄く可愛くて綺麗なフリージアはそれだけでも素敵なのに私が側にいたから性格まで転生者並みにいい子なの!私達が学園に入るまでにフリージアがどれだけ可愛くて素敵かを話しても外を知らないフリージアは信じきれなくて泣いちゃったりして大変だったのよ。なのに、転生者の私よりもモテるの!」


 可愛らしくプンプンしてるリリア様は少しニヤニヤもしててお母様をからかってる。


「だって。見た目なんて産まれてずっとこれなのよ?確かに可愛い系統だとは思うけど見慣れすぎて当たり前なのよ。リチャードを見てたら私なんて普通に感じてしまうわ。」


 あ。その気持ちすっごく分かります!お父様も格好いいイケメンさんだもん!お兄様みたいに小さい時から美少年のはず。そうなると自分なんて見慣れて普通に感じるよね?!私だって、お兄様とクロードだけじゃなくアル達まで見てるから私なんて普通よ、普通。うんうん。つい無言でコクコク力一杯頷いちゃうよ。


「ほら。ティアもそうでしょ?私からすればティアなんてすっごく可愛くて綺麗な天使さんなのに。」

「あら?ティアそんな風に思ってるの?」

「…はい。お母様の気持ちすっごく分かります。周りは凄く可愛くて綺麗な人ばかりで私なんて確かに可愛い系統とは思いますが見慣れすぎて見た目の価値なんてあまりわからなくなってます。まぁ、可愛いとは思うけどいつもとと変わらず普通って感じで…自分の容姿なんて鏡を見なきゃ忘れちゃってるので…私よりお兄様やクロードのが可愛いく感じますし、綺麗さで言えばオリーなんて最近では更に綺麗になってます。」


 リリア様はびっくりした顔で私とお母様を見比べるように見ています。


「なるほど。これは遺伝なのね。魔力にも性格の遺伝はあるのね。知らなかったわ。」


 へぇ~…魔力にも遺伝があるのかな?私とお母様って似てるの?っと思い首を傾げながらお母様を見るとお母様も同じように首を傾げて私を見ようとしてるところだった。…なるほど。考え方がにてるのかな。っと頷くと同時にお母様も頷いてた。そんな私達を見てリリア様はまたツボにハマって暫く笑っていた。







 ついでに、容姿に関して。


 リチャードは外では笑わないために冷たい印象を与えているがそれでも凄く人気が高い。綺麗さが凄くてこの世界でもかなりのイケメンである。細マッチョで着痩せするタイプで、綺麗だけど中性的ではなく男らしい美しさ。二重で切れ長な瞳にスッとした鼻、唇は薄目だが薄すぎず適度にいい感じでクールな印象をです。髪質以外はエドワードはリチャード似である。


 フリージアは綺麗だけどどちらかと言えば可愛らしい容姿をしている。体が弱いこともあり更に儚げで庇護よくを誘うタイプである。ついでに胸もデカイ。ボッキュンボンである。ぱっちり二重で大きな瞳に小降りで綺麗な鼻。口は小さいが唇はプニプニである。


 で!ティアラローズはフリージアの可愛らしさを引き継いだ上、リチャードの美しさや綺麗さがある為成長すれば二人の良いところを更に磨きがかかり容姿は絶世の美女となる。成長した体型はフリージア似のボッキュンボンで二人の魔力をしっかり引き継いだティアラローズの魅力は凄いのである。

 乙女ゲームの悪役令嬢のときには笑わない為リチャードの様な冷たい印象を与えるキャラだった。


 ついでにクロードは小さいときは可愛らしいが成長と共に男らしい格好いいタイプの男性になります。護衛として鍛練もしっかりあり獣人なこともあり、すでにエドワードよりも筋肉がついていて男らしくなってきている。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ