この世界の魔法と対策
君影草「あれ?昨日予約投稿を間違えて同じ日にしてしまい2話投稿してしまった(笑)後書きが書き途中だったので気になる方は確認してください。」
「陛下。何故当事者だったあなたが忘れているのですか。ティアはヒロインが魅了魔法を使えるか心配してるんですよ。」
お父様が眉間を揉んでます。この感じヒロインは魅了魔法を使えるんですね。
「ティア。ヒロインに選ばれるものは必ずは光魔法と闇魔法の使い手なんだ。ただ、ヒロインの性格によりどちらかに傾くケースが多い。前回の時のヒロインは闇属性である魅了魔法の使い手だったんだ。」
えっ?!びっくりしてお父様から陛下に視線を移すと罰悪そうに頬を掻いていらっしゃいます。えぇ~…陛下って前回の攻略対象だったんだよね?なんで忘れてるの?!
「あぁ~…ゴボンッ。」
いやいやそんな困ったように視線逸らされても困りますよ…。
「…ティア。代々ヒロインが現れるのは王族がこんなんだからなのでは?っとも言われてるのよ。国王に相応しくないものはヒロインと共に落ちるし、国王になられる場合にはヒロインが王妃になり国王になる方をサポートしたり、ヒロインの性格が悪い場合は他に国王を支え補える王妃が必ず現れるのよ。何故か結果は毎回良いパターンに落ち着くので第一王子の試練何て言われているのよ。ただね。今回のように事前に試練の内容がわかるパターンも、王子が第一王子のみってのは今までなかったわ。その代わりに事前に第一王子のみという最悪のケースを避けることができる貴女が…ティアが現れたわ。もし、小説の通りにヒロインと第一王子が結ばれていたらその者達にとってパッピーエンドでも国にとってはバッドエンドだったの。」
あ~…乗っ取りまっしぐらでしたね。しかも、国王も王妃も役に立たない…確かに国にとってはバッドエンドである。
「それを救ってくれたのがあなたよ。それにティアが産まれてエドワードもシナリオから外れて、更には幼い時にティアやエドワードの優秀さを聞いてアルフレッドのポンコツにも気がつけて修正できたわ。」
え?アルってポンコツだったの?ちらりと見ると恥ずかしそうに頬を掻いてるアルがいて…え…ほんとの話なんだ…ってことは代々第一王子はポンコツ…ってこと???
「話を聞くにヒロインの性格も小説の通りなら宜しくないわ。魅了魔法を防ぐ魔道具は第一王子分以外では2つ分しか用意はできないわ。なので、それ以外の方には魅了魔法にかかった際にわかる魔道具を身に付けさせてるわ。こちらは量産できたの。なので魅了魔法にかかった場合にはすぐに教会に行くように説明してあるわ。」
「説明してある…?」
「あぁ。そうだった。私達の時のヒロインが強い魅了魔法の使い手でな。それで廃人になるものが現れたんだ。教会に行き回復魔法をかけても回復しなくてな。それで、それ以来学園に居る間は魅了魔法にかかった際に分かるようにと魔道具を貸し出してあるのだったな。」
「はぁ。忘れないでください…。」
えぇ~…陛下大丈夫なのかしら?リリア様がしっかりしてるしそのサポートが大切なのもヒロイン以外からも選ばれるってのには納得します…なるほど…確かに国王になる方だけではなくその国王になる方に相応しい王妃が選ばれる為の試練でもあるようですね。
「私達の学園生活の反省を活かして学園内であれば対策はできています。学園に入る際にアルフレッドだけではなく、婚約者と決まったエドワードとクロードには魅了魔法を防ぐ魔道具を渡すわ。ただ、他の方の分は今のところ準備は難しいわ。希少な光魔法の魔石を使ってあるので手に入らない為に増やせないの。壊れた場合にも修復には時間がかかるわ。いま使用している魔石も定期的にメンテナンスや闇魔法を防いだ魔石は定期的に光魔法で浄化をして使う感じよ。」
ふむ。魔道具があっても万能ではないし、前世の機械のようにメンテナンスは必要なのね。魔石で防ぐのも反射するかんじではなく、吸収して溜まるから浄化をしていかなきゃ魔石事態が耐えれなくて壊れるってことかな。
「はい。わかりました。」
はふ。とりあえず一先ず安心です。
「では、エドワードとクロードはティアラローズの婚約者として認める。書類にサインをしてくれ。アルフレッド、デルフィニウム子息、ジャスミン子息、クロッカス子息はティアラローズの婚約者候補とする。こちらは通常の親の意思ではなく、本人の意思でどちらかが解消を求めればすぐに解消するものとする。だが、お互いに好意を持てば正式な婚約とする。ふむ。こちらは卒業までの候補とする。卒業まで候補であった場合は卒業後どうするかをまた決めることにした方がよいな。それで良いならば書類にサインをしてくれ。」
そうして、みんなでサインした。…陛下は小さな声で「早くティアが娘になるとよいな♪」っとルンルンでリリア様に話してました。陛下…聞こえてます。
その後陛下と宰相さんとお父様は仕事の為に部屋を退出した。渋る陛下を引きずるように退室した宰相さんとお父様凄いな~。この世界不敬罪とかないのかしら?あと、お兄様もアル達も通常の勉学のために退室したよ。
部屋にはリリア様、お母様、セバス、クロード、私がいます。セバスやクロードが給仕をしてるのでまだ他には話せない内容みたいです。
「あら?そんなに緊張しないで。他の使用人が居ないのはまだ転生者関係の話だからよ。」
にっこりと笑うリリア様の言葉にホッと息つく。
「ほんとに可愛いわ。フリージアはずるいわ。私もティアの様な娘が欲しいわ。」
「ふふ。いいでしょ~♪ティアは可愛いから羨ましがるのは仕方ないわ。それにリリアは養子とはいえ私にとっては大切な姉妹よ。それにティアは姪なのよ?娘みたいなものじゃない♪」
「あっ!そうね♪」
ニコニコ楽しそうに話すお母様とリリア様。なるほど、リリア様はお母様の実家に養子に入り陛下と結婚したのか。とっても仲が良い姿は本当の姉妹のようでもあり、信頼できる親友同士であるようにも見える。
「ねぇ、ティア。あなたは記憶に魔法についてのゲームやマンガの記憶はあるかしら?」
「はい。あります。」
「やっぱり♪こちらにくる転生者は大体同じぐらいの時代からこちらに来てるの。こちらでは時代差があるのに不思議よね。だから、ゲームやマンガを全く知らないって方はこちらにはいないわ。」
「え?そうなんですか?」
「えぇ。不思議よね~♪」
頬に手をあて可愛らしく首を傾げるリリア様ですが、前世では時代差ないらしい。でも、今のリリア様を見るに前世の記憶が強くあるはずなのにちゃんと貴族にみえる所ではなく気品も所作も一級品です。…私には想像できないほどの苦労をされた様です。少し胸のあたりがキュってなりました。今はこんな風に話しやすく話して頂いてますが、普段はちゃんと王妃として務めをはたしており、この様に身内に話すようなしゃべり方ではないのがきれいな所作からだけでも伝わります。
「こちらの魔法はね。想像力が大切なの。ちゃんとどの様な魔法かを想像するか。例えば火なら温度とかまで想像できれば青い火が出せるわ。でもね、こちらではそこまで詳しく分かっていないから普通の人は出せないの。転生者か、転生者から知識を学んだ人だけね。呪文…ん~…長長しいのは人が使うものには無いわね。ファイヤーボールとかアイスランスとか短いものならあるわ。それも魔法を使いやすくするためのもので想像力や知識があれば無詠唱でいけるわ。だから、火、水、風、土、光、闇だけではなく、結界のような無属性のものも出来るわよ。あとは…生活魔法ね。クリーンやライトなどは生活魔法として使われてるわ。ただ、ゲームとは違い蘇生系の魔法はないわ。回復魔法も万能ではないし、四肢を失った場合に生やすことが出来たものも過去に数人しかいないわ。魔力量もかなり必要なのよ。いま居る転生者の方で凄い方でも怪我をしてすぐの方ならば傷口を塞ぎ治せる方は居るわ。ただ、その方はS級冒険者をされててその怪我をした場に居たから出来ただけで、日にちがたった怪我人ではダメだったわ。条件としても身近にいて怪我をしてない状態を見ていないとダメだったわね。その方の知識とかも関係あるみたいよ。過去の凄い方は前世では医療系の仕事をされていたらいしわ。」
なるほど。ゲームの様な魔法はあるが知識や想像力がなくてはだめなのね。それにゲームではなくこちらの世界でも現実に生きているわけだから蘇生系の魔法はない…と。
「万能ではないのですね。」
「そうね。魔法も練習すれば発動までの速度や威力もあがるし、魔力循環や操作をすれば魔力量もあがるけど努力次第みたいね。魔法適正があっても連絡しなきゃ使えないのよ。」
「魔法は使えない属性もあるのですか?」
「ん~…火、水、風、土はみんな使えるわ。ただ、得意不得意はあるし努力をしなければ使えないわ。使えないわけではないけど合わないから得意な属性を伸ばす傾向になってるわね。その場合、努力不足で使えないわ。」
え…せっかく使えるのに練習しないってこと?得意な属性を伸ばす方が伸びが早くて楽だからかしら?ん~…満遍なくすると器用貧乏になるって感じなのかな?
「光や闇の属性は産まれた時からの適正みたいね。ん~…ステータスなんかは見えなくて…教会にいけば水晶であるかないかわかるわ。ただ、有料ね。それに調べなくても使える者は自分で気がつくらしいわ。あ。光魔法が使えるから教会にっ!なんてのはないわ。ただ、教会に属して神官になるほうが…その…給料がいいわね。光魔法が使える方が多いだけで他の方もいるわよ?こちらの神官は神に仕えるからっと結婚できないとかはないし、一つの就職先みたいな感じね。だから光魔法が使えたとしても気にしなくていいわよ!貴族女性がはいることはまずないわ。女の子が少ないんだもの。」
光魔法が使えるから聖女に!なんてのはないのね。よかった。
「そうね~…魔法で怪我は治るけど病気は魔法ってよりは薬草との薬ね。それに、怪我でも普通はまず医師に見て貰って治すのが一般的ね。ただ、魔法の方が傷跡が残りにくいし早く治るわ。病気では菌を無くすことはできなくて回復魔法で体力を少し回復はできるから風邪なら治りやすくなるけどその為に使うのはお金のある貴族だったり女の子にだったりするわ。この辺は医師や薬剤師って覚えていて。」
ティアラローズはコクコク頷く。その姿が可愛らしくてリリアの目尻は下がる。
「転生者としての記憶から覚えとおかなきゃいけないのはだいたいそんなところね。またなにか思い出した時に話す感じでいいかしら?」
「はいっ!ありがとうございますっ!」
「ふふ。リリアありがとう。ティアが前世の知識を持ち出して知らない人に間違えて話したりしてはいけないもの。ティアは可愛いだけでも狙われるのに更に転生者だからと利用されたり拐われたら大変だもの。」
「ふぅ。本当可愛らしいだけでも危険ですものね。」
え~と…確かに見た目はティアラローズの体は可愛いとは思うけど…最近ではあんまり実感はないですよ…こ~…慣れてきたってのもあるけど自分だから馴染んで…こ~…自分可愛いってナルシストではないですし。まぁ、客観的に考えたら可愛いなとは思うけどね。
今の私からすればお兄様達の方が美少年で可愛らしいし、更に最近では成長してきてかっこよさや色気が出てる感じを見てる方が見ていて魅力的に感じるんだけどな~…うん。お兄様達のが危ないわ!
「いぇ。私は私なんかよりもお兄様達のような美少年のが危ないと思います。これから小説に描かれていたようなイケメンに成長するんですよ?危ないですっ!え?どうしよ?!護衛を増やしますか?いや…それよりも私が魔法を学んでお守りする方が…あわわわわっ!どうすれば…お母様っ!お兄様達が危ないですっ!」
頬に人差し指をあて首を傾げながら考えていたティアラローズが真顔になったかと思えば急にアタフタと手をパタパタさせて、バッ!っと音かしそうなほどの勢いでフリージアやリリアの方に向く。両手の握りこぶしを胸のあたりでぐっ!ってしてる姿はまだ6歳のティアラローズでは真剣に訴えてもフリージアとリリアからすればただただ可愛いだけである。
フリージアとリリアはティアラローズの様な女の子がこの世界には居らず、それだけでも危険なのにと考えていた為に急にエドワード達の心配をし始めたティアラローズにびっくりして淑女であるのも忘れてポカーンとしてしまったのは仕方ないことであった。もちろん、その場にいたセバスチャンもクロードもである。王妃であるリリアだが幸いにも、ここにいるのは身内だけであったので我にかえった瞬間内心ほっとしていた。
魔法に関してはこの様にしました。私が今までの読んできた話だと統一性ってあまりないんだよ~…これっ!って決まってるのはないし、ステータスがない世界にしたかったから細かく話したりはありません。大体こんな感じなのね。ぐらいでいて貰えたら助かります。




