魔力はキラキラ《6歳》
君影草「ティアラローズ6歳なります。」
乙女ゲームの小説を語った翌日の夜遅くに帰宅したお父様とお母様はビックリするぐらいぐってりしていた。
それから、たまに小説の話を聞かれて皆が集まる夜の時間にサロンで話す様にもなりました。ただ何故か、アルフレッドルートでの大公の話をよく聞かれた。「お父様やお母様はアルフレッドルートのこの話が好きなの?」って聞いたら苦笑いされたけどね。なんでだろ?
お兄様とはエドワードルートについて沢山話したよ♪だいたいいつも最後には「小説のエドワードはダメなやつだね。こんな可愛いティアラローズを嫌いだなんて…僕だってティアにしつこい位付き纏われたいよ。…よし!明日は1日一緒にいよう!」っとベッタリ一緒にいる日を作られたりしました。
小説のエドワードルートの幼年期にハマったのかな?っと…あえて後ろに付いて歩いたりしてたら振り返ってぎゅむぎゅむ抱き締められて頭に頬擦りされて「あぁ!なんだこれ!可愛すぎるよ!!」っと構い倒されるようになりました。クロードまでもがエドワード役やりたがるし楽しかったよ♪しばらく皆でハマりました。大好きなお兄様とクロードも楽しそうだし、私の話す小説の話も嫌がらずに聞いてくれた上、幼年期ごっこまでしてくれるなんて嬉しいし楽しいっ♪
そんなティアラローズ達は廊下やエドワードの私室で幼年期ごっこをしてはたまたま通りすぎる使用人達から微笑ましく見られたことには気がついていなかった。そして、ちゃっかりクロードが魔道具で記録していたことにも気がついていなかった…。
あ。そうそう。クロードが小説で出たかも聞かれたよ。クロードはエドワードの従者だったんだよね!この世界と似てるのに本当、小説とは違うよね♪
そんな風に毎日楽しく過ごしていて、半年過ぎたかな?ぐらいの頃には大公が捕まったって聞いたよ。ビックリだよね!この世界の大公さんは国王乗っ取り計画していたらしく王族に危害を加えたとして幽閉されたんだって。
ほぇ~!小説ではずっといたけどこんなとこも小説とは違うんだね。うんうん。びっくりだ。
そして、ティアラローズ6歳になりました~♪日々の生活に魔力循環と操作の練習が始まりました。変わったことはそれぐらい。まだ魔法は習っていません。一般的には7歳前あたりから魔法は習い始めるらしい。とりあえず魔法を使うまでは魔力を体内でぐるんぐるんしたり~、手に集めたり~、足に集めたり~、体の外に放出したり~っと魔力で遊ぶ感じ。夜のサロン中にお母様やお父様から教わって練習してます。
これをすると魔法を使う際にコントロールが上手くなるし、練習すればするほど魔力も増えるらしい。わぉ、ファンタジー♪魔法に関しては転生者の場合は色々あるらしく?教師を探すから待つように言われたよ。ちゃんと習わなきゃ危ないから勝手に使おうとしないようにだって。危ないなら仕方ない。うん。我慢だね♪今はぐるんぐるん魔力で遊ぶのを頑張ろ~と、おーっ♪
あ、ついでに私の魔力は色は無くて銀と金のキラキラした光の集まり?みたいな魔力だったよ。魔法を使わずに手に魔力を集めて体外に放出するとキラキラってした魔力が見えるの。お兄様は淡い紫色のモヤモヤってしたのが出てきて銀のキラキラが輝いてる感じの魔力でした。
ってなるとね。新しいドレスきた時に家族にお披露目する時に魔力を纏ってくるくる回ってって言われるようになりました。
周りからみると銀髪のストレートの髪に金の瞳、ティアラローズは可愛らしい顔で、服は妖精みたいなデザイン。そんな子がキラキラさせながらクルクルすると~…あら不思議。神々しさや人外さが増すらしいです。
え?魔力だよね?エフェクト加工に使うものじゃないよね?!
ティアラローズはますます皆から「天使♪」「妖精♪」っと呼ばれるようになりました。普段滅多に合わないような使用人さん達まで集まってすることじゃないよね?!えぇ~…ずるい。私も見る側がいいよ…私からしたらキラキラ眩しくて目にダメージがっ!あぅ。
「ティアますます可愛いゎ♪」
「あぁ!私の娘は天使だっ!これ以上天使になってどうするっ!」
「僕らの天使がこのままどっかに飛んでいっちゃいそうで不安になるよ。ふふ。ちゃ~んと捕まえてなきゃね♪」
あぅあぅ。ぎゅうぎゅうくるしぃです。キラキラとくるくるで目が…目が~…。あぅ、フラフラします。
ぐってりしてるとお兄様に抱っこされて只今ソファーにいます。あぅ。取り乱すとまだ上手く魔力を出したり閉まったり出来ません。ぐってりしたまま徐々に魔力を体内にナイナイします。ふぇ~…眩しかった。
「ふふ。大分上手になったね♪」
「本当ですか?!嬉しいですっ!」
ガバッ!と振り返ると…あぅ。くら~…とします。
「あぁ、ごめんね。可愛くて回って貰いすぎちゃったね。」
ギュッ。っとされて頭をなでなで…はぅ。最近お兄様に遊んでる?とか、かまってる?って感じとは違う…なんだろ?労るような?凄く優しい感じで撫でられると安心するのですが少しドキドキします。実はクロードにもこんな風にされるとドキドキするようになってしまいました。
たぶん…前世の私自身の記憶を全く思い出せなくなったからだと思います。大好きだった小説の内容は…《花の攻略対象に愛されたい》以外のも思い出せるんだけど、私自身の事は全く…なのです。あ。さっきのエフェクトって言葉とかのような知識は前世知っていたことみたいでわかります。
何て説明したら…ん~…産まれた頃は前世の私のが強くて、ティアラローズの中にいたような?感じだったのですが、今では前世のことは本で読んだ知識のような感じです。
まぁ、その影響か?ティアラローズとしての勉強で学んだことがすんなり私として入るようになってきました。ティアラローズとしての私が安定してきた気がします。
そして、今の私は可愛いものやキレイなものが大好きです。昔はドレスは歩くにくいしワンピースのが楽だから好きだったんだけど…今ではドレスも普通に嫌だなとかもなく、可愛いなっと思って着ています。確かにワンピースも楽ですが、ドレスも貴族令嬢としてちゃんと慣れなきゃいけないし、可愛いので今は日常的に着ているし好きです。あ、デザインはいつも通りお兄様とクロードが中心に選んでくれて可愛い系から清楚系まで沢山あります。あ、もちろんワンピースもあるよ?下町にお兄様やクロードと行く時にいりますので♪
今ではアル達とも皆で下町に行くこともあるの。はじめの頃は屋敷だけだったんだけど…たまたま下町に行こうとしてる時に遊びに来ちゃったから皆で行くようになるキッカケになったんだ。遊びに来すぎて今ではたまに連絡もなく来ちゃうことにもアリウム家の使用人達が慣れちゃたぐらいにね。
そんな感じで毎日楽しく過ごしていましたが、昨日の夜にお父様からびっくりな話がありました。私の魔法の先生が決まったそうです。
「ティア。ティアに魔法を教えてくれる先生が決まったよ。ただね…こちらから習いに行く事になるがいいかい?」
「えっと…それは大丈夫ですがどちらで習うのですか?」
「あ~…それがね。王城…お城でなんだけど…大丈夫かい?」
「…お城ですか?ってことは、先生のお仕事の合間で習う感じですか?」
一般的に貴族は学園までの間は屋敷に家庭教師を呼び勉学や魔術、剣術をならいます。私は転生者の関係もあり、今まではマリーやお母様から勉学やマナーを習ってきました。うっかり転生者とばれないようにするためでもあったと最近聞きました。あと、女性の教師は少ないために女の子は母親や代々使える執事の家系が女の子に教えれるようにしてあるらしく女の子が教師をから教わるのはあまり無いことでもあるらしいです。下級貴族の方は教師から教わることが一般的らしいです。上級貴族の方でも女の子に教える方が居なかったりする場合もあるので少ないですが女性教師もいるみたいです。
そんな中、私が転生者は魔法に関してはこの世界の方と使い方が違うケースが多いらしく、その事も含めて教えれる人ではないとダメらしくお父様は頑張って探してくれていたみたいなのですが…何故お城??普段働いといてなかなか休めない方とか??かな??
「ん~…まぁ、そんな感じかな?あと、色々あってティアにはお城で魔法以外にも色々学んでもらう事になるかも知れないんだけど、まず明日ご挨拶に行ってから詳しく話し合うことになったんだけど大丈夫かな?あとそれ以外にも明日お城で話すことがあるんだけどいいかい?」
「はい。よくわかりませんが、魔法を教われるのは楽しみです♪」
よくわかんないけどやっと楽しみにしていた魔法ですっ!ウキウキと私室に向かうティアラローズをリチャードは眺め苦笑いをしていたことにティアラローズは気付いていなかった。お城で誰に学ぶのかも…そして学ぶ意味も…その時のティアラローズの頭には全くなかった。
エドワードルート幼年期ごっこ。とりあえず、ティアラローズからエドワードにくっつく。エドワード役が振り返るまで「お兄様♪お兄様♪」っと後ろをついて歩いたり、後ろからクイクイっと裾をひっぱり「お兄様。遊ぼ?」っと首を傾げたりする。本来の小説ではエドワードは嫌がりティアラローズを突き放すが、現実では可愛すぎるティアラローズにエドワード役がキュンキュンする楽しい遊びだった。抱き締めて頬擦りして髪や頬にちゅっちゅするまでがワンセット。ティアもきゃっきゃしながら遊んでいた。




