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物語の内容は


君影草「前世記憶やっときましたー。ふぅ。」



 びっくりして固まってるとハッ!と意識を戻したお父様が深呼吸をする。そしてお母様に座るように促す。


「えっと…大丈夫??」

「すまない。ティア。少し取り乱してしまったが続けてくれないか?もしかしたら凄く重要な事かもしれないんだ。」


 真剣な顔で話すお父様の顔色はまだあまりよくない。お母様に至ってはまだ真っ青で…あ。セバスはだいぶ戻ってるけど少し雰囲気がおかしいかな。


「えっと…わかりました。」


 えっと…前世の記憶はあんまりないんだけど好きなのは覚えてたから大体なら思い出せるかな。


「その乙女ゲーム《花の攻略対象に愛されたい》ってのは私が知ってる限りでは本の内容ぐらいですが大丈夫ですか?あと、私は前世の記憶とハッキリとは覚えていません。年々忘れてきていて今では好きなことだったことぐらいです。本の内容もハッキリとってより気になったので考えていて大体の話を思い出してるぐらいで細かくは分かりませんが大丈夫ですか?」

「あぁ、いま覚えてる範囲で教えてくれ。後で思い出した場合にはその時教えてくれたら大丈夫だ。」


 周りの真剣な雰囲気に不安になるが大事な事みたいなのが分かりコクンと頷き話し始める。


「その本ではヒロインである男爵令嬢のカンナ・クローバーが産まれた時に平民の母親から引き取られます。そして、男爵家で育てられて学園にいきます。学園で攻略対象の方と恋愛をして結婚をする話です。小説は攻略対象ごとに一冊の小説にハッピーエンドの物語が書かれていました。攻略対象の第一王子アルフレッド・ダリアは俺様ドSキャラで珍しい男爵令嬢の性格が気になり話しかけるようになり、結婚する場合はヒロインは王妃様になります。公爵家のエドワード・アリウムは冷酷無比のクールキャラで、ヒロインはずっと冷たくされながらも妹であるティアラローズに悩み苦しんでいたエドワードを癒していき、結婚すると公爵夫人に。宰相の息子のオリーブ・デルフィニウム女性嫌いの毒舌キャラで、確か…産まれた時から母親や女の子達にオッドアイの事で気持ち悪がられて傷付いていたのを会ったときから全くオッドアイの事を気にしないヒロインに癒されて、将来宰相になるオリーブと結婚して公爵夫人に。侯爵家の次男レオナルド・ジャスミンはタレ目の女好きキャラで、レオナルドは結婚後ドレスデザイナーとして王都で店を構えるようになります。確か女の子が好きで着飾るのが好きになりデザイナーとして頑張ってるとこをヒロインに支えられて店を構えて結婚する頃には既に話題のデザイナーとなっておりヒロインはその妻となりました。あっ!ヒロインにはドレスのモデルとして理想的で話しかけるようになるのが出逢いだったはずです。騎士団長の息子ルーファス・クロッカスは堅物無口のヤンデレキャラ。確か学園に入る前に騎士団長が大怪我をしてそれがきっかけでお母さんがショックを受けて錯乱するように?あれ?なんで錯乱??えっと…それからお母さんが「私を守るために強くなりなさい!」と会う度にルーファスに厳しく言うようになって、更にはルーファスを傷付けるようになり…ルーファスは学園に入る頃には笑わなくなります。そんなルーファスは護衛騎士見習いとして王子の側近でもあり、父親に負けない騎士になるために鍛練を頑張ったりする姿を応援したり怪我の心配をしたりして、卒業後に結婚。って感じです。」


 ここまで分かったかな?っとお父様を見ると頷いてくれる。ほっ。伝わったみたい…。


「ふむ。殿下…いや、本のアルフレッドやエドワードの事は詳しくわからないのか?」

「あ。アルフレッドに関しては、アルフレッドが元々ヒロインが普通の令嬢とは違うからと気になり声をかけるので、生徒会長として頑張ってるところに差し入れをしたりするぐらいですぐにヒロインに落ちるみたいです。小説でもですが、ゲームの公式攻略サイト…えっと…ゲームの内容が書かれてる情報の資料には出逢いから好感度が高いためにチョロいとありましたっ!ただ、悪役令嬢であるティアラローズの婚約者で…それなのにティアラローズを邪険にしてヒロインとばかりいるのでティアラローズの出番がかなりあります。」


 あれ?なんでお父様笑顔で青筋たってるの?…あ。お母様は笑顔だけど目が笑ってない…ってかお父様より怖い…。怖くてお兄様の腕をぎゅっと掴みチラリと振り返ると…ビクッ!…あれ?お兄様も目が笑っていない…ってか無表情?はじめてみました…。キョロキョロとクロードやセバスをみると表情を完全に消してます…。ガタガタブルブル。


「ティア。続けてくれるかな?」

「…はい。」


 あぅあぅ。怖いよ…。どうしたんだろ?本の話なのに…。


「ティアラローズは全攻略対象での悪役令嬢で、アルフレッドとは婚約者。エドワードとは兄妹。オリーブ、レオナルド、ルーファスとは何故か婚約者候補とありました。それで、ティアラローズは婚約者、婚約者候補なのに自分を蔑ろにする攻略対象に焦り、はじめは注意からはじまり、攻略対象の好感度があがるとヒロインを無視するようになり、虐めが始まるようになります。悪役令嬢は基本ずっと無表情で笑いません。話し方も淡々とした冷たい感じです。はじめは悪役令嬢が言ってることは当たり前なのでは?ってのからはじまりますね。」

「ふむ。少し聞くがいいかい?」

「はい。」

「何故婚約者や婚約者候補とあるのに攻略対象はヒロインといるのかい?特にアルフレッドは。」


 あぅあぅ。お父様声が低くなってます。


「えっと?確か元々小さいときに親同士が決めた婚約で、学園前までも交流は最低限だったとありました。」

「ほぅ。」

「で、特に交流がなく興味もない悪役令嬢よりも可愛らしい男爵令嬢に惹かれていきます。」

「ふむ。みんなそうなのか?」

「エドワードに関してはよく分かりませんが、エドワードは実は悪役令嬢を産まれる前から嫌っております。悪役令嬢は仲良くなりたくて頑張っていましたが、それをしつこく付きまとわれてるとエドワードは感じた為に悪役令嬢をずっと避けるように嫌っているとありました。その他はまぁ、そうですね。エドワードに関しては妹なだけですが、ヒロインに注意をし始めるので更に嫌われる感じです。」

「ふむ。」


 あ。少し空気が和らぎました。ホッ。


「では、悪役令嬢は何故ヒロインを無視し虐められるんだい?」

「えっと、確かはじめは婚約者がいる相手と二人っきりであったり、男性と2人でいるときに部屋の扉を閉めてはいけません。とかの注意からはじまります。」

「…。」


 あれ?なんでみんなポカーンとしてるの?


「注意を聞かずに攻略を進めると、次はマナーの指摘が入るようになります。それから毒見なしのお菓子を渡すのは良くないとか。」

「えっと、その事をヒロインと攻略対象はなんていうの?」


 あら?お母様復活ですか?顔色が戻り良かったです♪


「ん~…確か、他の攻略対象でもそうなのですが、アルフレッド攻略の場合ではヒロインは、「アル様が許してるのだからいいじゃないですか。」とか「ちゃんと頑張ってますっ!男爵だからと虐めないでください。」とか「そんな、酷いです。頑張って作ったのにっ!毒なんていれてませんっ!」とかです。アルフレッド様は「お前は細かすぎる。鬱陶しいな。」とか「カンナが毒を入れるはずがないだろ。俺の前から消えろ。」とか「お前のような傲慢な女よりもカンナの様な心優しい女のが俺には相応しい。この婚約は親が決めたものだ。俺は認めていない。」とかです。」


 …あれ~?また冷たい空気になってきたよ~?なんで??


「それで?」

「えっと、確か最後の辺りでは悪役令嬢は「いい加減にしなさい!まず手順を踏むように。わかりますか?!」などと2人に話ますが聞いてもらえず、ヒロインからは「自分が愛されないからときつく言わないで下さい!」「そうやって私をバカにして虐めないで!」とか言われ無視をするようになります。するとヒロインへの虐めがヒートアップ…えっと、虐めが激しくなり加速します。あと卒業式前にはヒロインに階段前で出会い「殿下とまだ結婚してないのに肌を許すなんていけませんっ!相手の事もあなたの事も考えなさいっ!」っとヒロインの頬を叩きます。その際に階段から落ちるのですが、危機一髪アルフレッドに助けられます。それで、卒業式に悪役令嬢のこれまでの無視や虐め首謀者としてや階段でのことを殺人未遂として、悪役令嬢は自宅謹慎。でも、実は裏話偏では娼館落ちとありました。」

「「「「「なにっ(なんですって)!?」」」」」


 ビクッ!あぅ。流石怖いです。ガタガタブルブル。涙目になりだすティアラローズに皆慌てて謝り、落ちつかせて話を続けてもらう。


「全部の話で基本悪役令嬢は虐めの首謀者として自宅謹慎。婚約関係のは破棄になります。」

「何故悪役令嬢はヒロインが肌を許したとわかったのかい?」

「学園で噂になっていたのを聞き、その方達に聞くと中庭で本人達が話していたのを聞いたとありました。」


 あぅ。さっきほど怖くないけど…みんな笑っているのに目が笑っていないよ~…。


「わかった。でも、この悪役令嬢は何故悪役令嬢と呼ばれてるのかい?」

「えっと、まず見た目は絶世の美人なのですが、全部の話で一切笑いません。確か裏話編での悪役令嬢話の際に書かれていましたが王妃教育で、感情を出さないように厳しくされ、更にアルフレッドやエドワードからも「お前の笑顔など見たくない。」と度々言われ続けて、深く傷付き笑えないようになったとありました。更に王妃教育でも下のものに甘く見られてはいけないので口調を直されて、それにより淡々と感情を隠して話すようになってるのが「可愛げはないし口うるさい傲慢なあの女はなにを考えてるのかわからない。」などと言われたりするところがありました。アルフレッドの話では最後に手をあげてしまいます。そのようなヒロインにとっての悪役にあたる方を悪役令嬢と呼ばれます。物語に寄っては陰湿な虐めなどありますがこの物語にはその様な描写はありませんでした。ヒロインや攻略対象にしつこく注意をするライバル令嬢って感じでしたね。その為、花愛…《花の攻略対象に愛されたい》のファンの中ではヒロインよりも人気キャラで、真のヒロインとか言われてました。むしろ悪役令嬢のヒロインバージョンを出すようにとの声がありました。」

「…ふむ。娼館落ちの理由はわかるか?」

「悪役令嬢はヒロインのパッピーエンドでは自宅謹慎からの娼館落ちはアルフレッドが国王後に必ずなるとありました。どの攻略対象のパターンでも必ず国王が手をまわし、秘密裏に娼館へ連れていかれた。とありました。」

「へぇ。なるほどね。」


 あぅあぅ。あっちこっちからなにやらピリピリした雰囲気が…。


「ごほん。…では、そのハッピーエンド?以外では悪役令嬢はどうなるのだ?」

「?ヒロインではなく悪役令嬢ですか?」

「あぁ、そうだよ。」

「うーん。私は小説はしっかり読んだのですが小説はハッピーエンドのみしかなく、あとはティアラローズの裏話偏しか読んでなくて…元は…その…」

「なんだい?」

「…あぅ。18禁の乙女ゲームなんです。」

「18禁?」


 ティアラローズはアタフタしながら顔を真っ赤に染める。


「18歳以下禁止というもので内容がえっちぃのです。」

「…ふむ。」

「あぅ…その乙女ゲームの…えっちぃを省いたもの通常版とアプリ版…携帯での…持ち運びができる機械でも恋愛体験出来るようになりまして、私はその携帯の公式攻略法を読んだだけなのです。なので詳しくはないのですが…ヒロインがバットエンド…アルフレッドと結ばれなかった場合はそのままアルフレッドと結婚したとありました。他は知りません…。」

「いや…大丈夫だ。悪役令嬢が幸せになるとかはなかったのかい?」

「ありません。ヒロイン中心の物語になので。その為、悪役令嬢のヒロインバージョンを出してほしいとのファンの声があったぐらいです♪この物語の悪役令嬢さんホントに可哀想で…幸せにしてあげたいっ!って凄かったんです♪私はこの悪役令嬢キャラが一番好きでした♪」


 元気いっぱいに悪役令嬢推しを主張したが…あれ?みんな暗い…?あぅあぅ。なんで?空気が重いよ…。






 ティアラローズばかり喋ってますね。すみません。でも、ティアラローズ可愛い♪乙女ゲームのアルフレッドは特に最低ですね。すまん、アルフレッド。実は乙女ゲームでは、俺様なだけでなく頭悪いキャラなのよ。

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