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違和感は前世の記憶


君影草「またまた誤字報告いただきました。ありがとうございますっ!そしてすみません。」



 色々な話をしながらお茶会は進んだ。ほぼティアラローズが普段なにをしてるのか?の話だったのだけど、自分の事ばかり聞かれていた事をティアラローズはお菓子に夢中であまり気にしていなかった。

 モグモグ。ダニエルのマカロンもブラウニー美味しっ♪モグモグ。


「あ。」


 お腹もいっぱいになりだした頃に思い出した。


「あのね?聞きたいことあったの。」

「ん?」


 急なティアラローズからの質問に皆、首を傾げる。


「あのね?ルーファスは私と同じで5歳なんだよね?」

「うん。そうだよ♪」


 ティアラローズと同じで嬉しいルーファスは元気いっぱいに答える。


「アルやオリーやレオは?何歳??」

「あぁ、言ってなかったね。私とオリーブとエドワードは8歳で、レオナルドは1つ下の7歳だよ。」

「そうなんだ~。ん~…」

「何か気になるのかい?」


 ティアラローズの反応にアルフレッドは首を傾げる。


「7歳になるとお城でお茶会が開かれてお茶会デビュー?するんだよね?」

「ん?」

「あ。ティア。ちょっと違うかな。」


 首を傾げるアルフレッドとティアラローズにエドワードから訂正がはいる。


「ティア、この国では7歳になる子にお城でのお披露目パーティーがあるんだ。陛下から無事に7歳になったことへの祝いの言葉をいただけるパーティーなんだよ。そのお披露目パーティーからは正式にお茶会デビューすることができるんだ。」

「ありゃ?勘違いしてました。」

「ふふ。そのパーティー以降からは婚約者を探したり情報を集めたりすることになるんだけどティアはまだ気にしなくていいよ。」

「婚約者?…貴族なので政略結婚ですか?」

「ん?あぁ、そんな貴族もいるが大体はまず婚約者するもの達の相性が悪ければ政略結婚出来ない場合もあるよ。」

「?????」


 えっと?貴族だから政略結婚もあるけど相性が悪ければ無理ってこと??ん?相性?性格とか??


「相性とは性格の不一致ですか?」

「ふふ。違うよ。魔力の相性だよ。」

「魔力ですか?」

「うん。魔力には相性があって、魔力交換をすると相性が良ければポカポカするような温かみや安らぎを感じるんだよ。相性が悪ければ痛みや不快感を感じるんだ。良くも悪くもなければ何も感じないよ。性格、家への利益よりも相性が悪ければ無理なんだ。」

「何故無理なのですか?」

「魔力の相性が悪ければ子供が出来ないんだよ。」


 びっくりして口を開けたままポカーンとなるティアラローズ。


「えっと?では好きな方が出来ても魔力により結婚出来ないパターンもあるのですか??」

「ん?お互いに好きなら出来るよ。その場合は魔力は悪くなることはまずないからね。」

「そうなの??」

「うん。魔力の相性が良い者同士は一緒にいれば普通は仲良しだからね。性格も合うらしいよ。でも、片方が好きでももう片方が嫌い…好きではない場合は魔力の相性が悪かったり普通だったりするかな。片方が性格の違いが合わない場合はやはり相性が良くないんだ。」

「だから気になる相手や政略結婚でもまずは魔力の相性を確かめるんだよ。ティアは政略結婚させるつもりは一切ないから安心してね♪」


 なるほどっと頷くティアラローズにエドワードはいい子っと頭を撫でる。一先ず、政略結婚はなくて安心だね♪

 そんなほのぼの雰囲気でニコニコしてると、アルフレッドが咳払いをする。


「ついでにこちらも知っていた方がいいですね。この国では12歳で学園に入学して、3ヶ月後に王城での夜会で社交界デビューをする。学園は5年あり12~16歳まである。貴族は学園を卒業することを1つのステータスとして認められる。これは年齢で認められるのではなく学園を卒業することが大事で飛び級するものもいるが、通常の卒業よりもテスト内容が難しくなるんだ。」

「普通に卒業する場合はテストの点は関係ないのです。ですので、飛び級される方はほぼいません。」


 アルフレッドの言葉にオリーブが補足する。


「えっと?では成人はいつですか?」

「成人は結婚が認められる年齢の16歳だよ。お互いに16歳の誕生日が過ぎれば学園を卒業してなくても結婚が認められるよ?でも、卒業後に結婚することが多いかな。」


 レオが首を傾げながら答える。ついでにルーファスはティアラローズ同様に知らなかったのでフムフム頷きながら静かに聞いている。


「ふふ。卒業式のパーティーに半年前からはバタバタするからね。人によっては一年前からドレスの準備をする令嬢もいるらしいよ。そんな中、結婚式の準備は凄く大変なんだよ。」

「お兄様、卒業式はそんなに大変なのですか?」

「ドレスは職人が作るからその時期はバタバタしてるからね。それに、学園でも生徒会に入れば引き継ぎなどの時期だし、学園では年の真ん中と終りにはテストがあるし、半年過ぎると学園外での実技もあるからね。まぁ、他にも学園の行事もあったりするからね。家を継ぐものは学園とは別に当主になるための勉強も厳しくなってくる時期だから、卒業前には父親に付き添い足場をある程度固めておく必要があるからね。」


 えっと?普通でもテストや実技、行事がある学園生活中に生徒会や家を継ぐ人は更に大変になる中で結婚式をすると…する側もだけどされる側も式の準備やドレスの準備で更に大変になるから卒業後に結婚するのが普通なんだね。


「ふふ。まだ難しく考えなくて大丈夫だよ。ティアはまだ5歳だし、ゆっくり学んでいけばいいんだよ。僕らもいまからまだまだいっぱい学ぶからね。一緒に頑張ろ。ね?」

「うん♪わかった♪」


 分かったような…でも前世の記憶とごちゃごちゃになり難しい顔をしていたティアラローズをエドワードは優しく撫でる。


「ティアのお城でのお披露目パーティーもだけど社交界デビューも僕がエスコートするから安心してね♪」

「はい♪お願いします♪」


 ティアラローズの髪を取りキスを落とす。…あれ?その仕草をするお兄様が一瞬成長して見えました。が、とりあえずにっこりと笑い了承する。と、ガタッ!と音がして振り向くと…あれ?なんで皆立ってるの??


「おいっ!それは流石に…。」

「そうです。決めるのは早くないですか?」

「ずるいよ。」

「うんうん。」


 えっと…皆顔怖いよ?どうしたんだろ?よくわかんないけど怖いからぎゅっとお兄様にしがみつくと上からため息が降ってきた。ちらりと見るとお兄様が苦笑いしてる。


「ティアが怖がってますよ。それに僕はティアの兄でもありますからね。婚約者がいない女の子は父親か兄弟がするものです。そもそも殿下達は今日初めてティアに会ったのですよ?」

「「「「っ!!!!」」」」


 お兄様の言葉に何故かみんな悔しそうな顔をして…あ。ため息付いてる。何があったんだろ???とりあえず怒ってないのかな???


「大丈夫だよ。みんな怒ったわけじゃないからね。ちょっとびっくりしたことがあったんだよ。」

 

 お兄様がニコニコしてながら頭を撫でてくれて、安心して体の力を抜く。あーびっくりした。


「びっくりさせてすまない。」

「すみません。」

「ごめんね。」

「ごめんな。」

「いぇ。びっくりしただけだから大丈夫だよ?」


 しょんぼりしながら謝るみんなににっこり笑うと安心したようでそのままお茶会の終わる時間まで沢山お話をしました。


 帰り際にお菓子を渡すと凄く喜んでくれて、お皿のクッキーとパウンドケーキも綺麗に食べてくれてたし、頑張って作ってよかった♪また遊びに来てくれるって言ってたし楽しみだな~♪


 それから週に何度かの頻度で遊びにくる様になる事をこの時のティアラローズは知らなかった。

 この世界の一年は360日で12か月ある。1月は30日で5週間6日。火の日、水の日、風の日、土の日、光の日、闇の日となっている。学園では闇の日が休みである。

 ついでにいつもティアラローズやエドワードが勉強を休みの日としてるのも闇の日である。







 その日の夕食後、サロンでまったりと家族と過ごしているが…ティアラローズは1人考えていた。そんないつもと違うティアラローズにエドワードが訪ねる。

 ついでにサロンにいるのはリチャード、フリージア、セバスチャン、エドワード、クロード、ティアラローズである。セバスチャンはお茶の準備後リチャードの後ろに控えている。クロードは本来休みの日であったがお茶会があったため別の日に休みをとることになっている為今日はティアラローズの後ろに控えいる。ティアラローズは安定のエドワードの膝の上ではなく、ソファーなので膝の間で後ろからエドワードにぎゅうぎゅう抱き締められたりしていた。

 

「ティア。今日は何かあったの?殿下達に挨拶した時も少し変だったよね?」

「…うん。なんかね。アル達もなんだけどお兄様もね。今日、成長した姿が見えた気がしてね…。考えてたの。」

「成長した姿??」

「うん。」


 考えるように話すティアラローズにエドワードは首を傾げる。


「前世の記憶にね。同じ名前で見た目も…あ。見た目っていっても髪の色や瞳の色や雰囲気とかね。もっとおっきくなった時の姿なんだけど、同じような人がでる本を読んだことがあるの。乙女ゲームが題材の小説でヒロインと攻略対象、悪役令嬢が登場人物の学園ものの話なんだ。」


 この瞬間に大人達はビシッ!っと固まる。その事にエドワードはチラリと見たがティアラローズは気がつかず続ける。


「えっとね。確か乙女ゲーム《花の攻略対象に愛されたい》ってやつの小説でね。本来は携帯の簡単なゲーム…あ、えっと…物語を画面をみて操作して会話とかを選択して恋愛を体験するゲームを本にしたのを読んだことがあるんだ。その本にアル達とお兄様が攻略対象で、私の名前は確か悪役令嬢だったな~っと思って…「「「っ!!!」」」…どうしたの?」


 ガタン!っと音がしたのでびっくりしてそちらを見るとお母様が真っ青な顔で立ち上がってる。お父様もセバスも顔色が悪い…あれ?なんで??




 



 やっとティアラローズの前世の記憶話が書けますっ!予定より早めた為に考えていた内容に変更が出ました。

 その為登場人物欄にて悪役令嬢とヒロインの乙女ゲームでのキャラ設定が変更しました。気になる方は確認をお願いします。

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