エドワードの妹…アルフレッド視点
君影草「何故保存・投稿する前に画面を消してしまうんだ…眠い中書くのは危険だ…書きながらうとうとしながらスマホが降ってくるよりもダメージがあるよ。投稿したつもりで翌日開いたら書いた話がなくてびっくりしました。」
ーーーーーアルフレッド視点ーーーーー
私の名前はアルフレッド・ダリア。この国…ダリア王国第一王子です。今日は午後からは側近であり、友でもあるエドワード・アリウムの家に遊びに行く予定である。
王族としてではなく、エドワードの友達としての訪問するので馬車でぞろぞろいくのもな~…っとなり、ひとつの馬車での移動を考えて、午前中はエドワード以外の側近達(エドワードと同じく友達でもある。)と共に過ごすことにした。
「なぁ、エドワードの言ってたことってほんとかな~?」
こいつはルーファス・クロッカス。勉強は苦手だが明るくていい奴。まぁ、正直言うと脳筋だけどね。考える前に体が動くタイプだよ。
「はぁ。エドワードが嘘をつくとは思いませんが正直信じられませんね。女の子なんて我儘だしうるさいし失礼なやつらです。」
眉間に深ーいシワを寄せながら嫌そうにいうのはオリーブ・デルフィニウム。何があったか知らないけど女の子をってか、女性を凄く嫌ってる。
「えー?女の子可愛いじゃん。確かに言ってることは我儘だけどさ。」
首を傾げながら話すのはレオナルド・ジャスミン。僕からしたら女の子が可愛いってのには賛成出来ないかな。まぁ、僕に近づく女の子にも問題があるからなんだけどね。
「まぁ、今日行けばわかるよ。大袈裟に言ってる気はするけどね。」
アルフレッドは肩を竦める。女の子でエドワードが言ってるような子なんていないと思うけどね。貴族令嬢として育てば更にね。平民でも女の子は我儘らしいし、公爵令嬢であるエドワードの妹が我儘でないなんて考えられないよ。エドワードは妹が好きすぎて本当の姿が見えてないんじゃないかな?
「でもさ?エドワードが言ってたことが本当なら確かに天使って言われてもおかしくないよね?」
「殿下のいう通り大袈裟なだけではないのですか?」
「だからもしもだよ!本当にそうだったら?」
「うーん?男からしたら想像もできないほど魅力的な女の子?」
「ふむ。どのように育てたらそのような女の子になるんだ?」
「わかりません。」
「うーん。」
ルーファスの問いに皆首を傾げる。まず、その女の子が想像できない。結果…アリウム家に向かう時間まで頭を悩ますのであった。
アリウム家エントランスでは罰悪そうな顔をした面々がいた。
「で?なんですか?」
ニッコリと問いかけるエドワードの目は笑っていない。
「いや…その…な。皆で行く時間まで待っていたのだが…待ちきれなくなって…な。…来てしまいました。」
しどろもどろに答えるアルフレッドに、目をそらす側近達。最後には皆しょんぼりと肩を落とす。頑張って考えた結果やはり想像できず、我慢できずに来てしまったのである。
「はぁ。来てしまったのなら仕方ありませんがティアはまだ準備中ですよ。」
「準備中?」
来てしまったものは仕方ないと諦めたようにため息をつくエドワード。アルフレッドは首をかしげて考えるが…わからん。
「あなた達が僕の友達として来たからですよ。はじめて合う僕の友達にはりきってお菓子を焼いてくれてるんです。今は調理場にいます。」
「「「「…調理場。」」」」
唖然口を開いたまま固まるアルフレッド達。いち早く意識を戻したのはアルフレッドであった。
「いやいやいや。君の妹は5才ではなかったか?!」
「はぁー…ですから、普段から僕らにお菓子を作ってくれてるので大丈夫ですよ。今日は殿下達がティアを見るために来たのでティアにはクッキーなどのお菓子を頼んだのです。いらないなら食べなくて大丈夫ですよ?」
「いや…食べるが…。それにまぁ、型を抜いたぐらいだろ?」
「ちゃんと材料から計り、混ぜて型を抜いてますよ?焼くのだけは危ないので料理人がしてますが…。」
「「「「はぁ?!」」」」
まさかの調理場にいることにビックリしたのに型を抜いただけでなく、焼く以外はその令嬢がしてるのか?!いやいや、何あたりまえなことを?みたいにエドは首を傾げてるんだ?!
「…あ。なるほど。なんでしたら調理場に見に行かれますか?まだティアには殿下達が来たことは伝えていませんし、作業中だったので素のティアが見られますよ?」
「…頼む。」
「では、バレないようにコッソリですよ?ティアが恥ずかしがりますから。」
そしてまさかの公爵家にきて一番に調理場に向かう面々。しかも覗きである。調理場について…入り口から覗き見る。
中ではティアラローズが椅子に座りながら包み袋にお菓子を包んでいた。
「ホントに調理場に女の子がいる。」
「ふむ。顔は良く見えないが…手ずから何やら包んでるな。」
「うわ~♪あんなにちっさいのになんか頑張ってるね。」
「…。」
こそこそ話ながら覗くが、距離があるために顔は良く見えない。だが、その子は遠くはなれているがキラキラと輝く銀髪を邪魔にならないように編み込んで1つに纏めてあり、服も料理の邪魔にならないようなワンピースにフリフリのエプロンをしている。ん?会話が聞こえそう…か?皆も気がつき黙った。オリーブに関してはずっと黙っている。
「んー?やっぱり難しいね…。」
「お嬢様。こちら側からリボンを通すのですよ?」
「あ。間違えちゃった…もっかい。」
「そうです。上手ですよ。」
「ん。…できたっ♪」
鈴を転がすような愛らしい声が届く。どうやら包み紙のリボンがうまく結べなかったみたいだ。…横にいる獣人の使用人にやらせればよいのではないか?
「これが最後のだったよね?」
「はい。」
「間に合ってよかった♪じゃぁ、これはクロードのね♪こっちは皆で食べてね♪かごのは帰り際に一応持ってきてもらっても大丈夫かな?」
「ありがとうございます。」
お菓子は使用人達の分も包んでいたのか?かごに入っているいくつかの菓子を帰り際に??まさか私達の分とかか???
「…食べてもらえるかな。」
「大丈夫ですよ。エドワード様も言ってたではありませんか。」
「でも、皆いつも美味しいお菓子を食べてるんだよ?私が作るのなんてまだ簡単なのしか出来ないし、前よりは上手になってきたけど…。それに王子様や貴族の方々だよ?大丈夫なのかな…。」
私らが食べるかを不安に思ってるのか?確かに普段から毒見とかあるが…それに令嬢の手作りは今まで食べたことはない。だが、今日は何より食べてくれるか不安になりながらも作ってくれたのか?
「頑張って作られてたではないですか。」
「…うん。…やっぱりかごのはお茶会で食べてくれるか大丈夫かで持ってきてもらってもいいかな?」
「はい。では、着替えをいたしましょう。」
「あっ!急がなきゃ!」
最後まで不安そうな声が聞こえていたが着替えのために後片付けを始めた。使用人と共に片付けをはじめる令嬢に驚く。片付けまでちゃんとするのか…。
「殿下移動しないとバレますよ。」
エドワードの言葉にハッと気がつき慌ててその場を後にした。園庭に案内されて紅茶を飲む。皆無言である。
「で?どうでしたか?」
ニコニコ笑ってるエドワードに少しムッとする。確かにエドワードの言った様な子に思える。それに、顔は見えなかったが可愛らしい声をしていた。今のところ普段見る貴族令嬢の甲高い声や媚を売ってくる声ではなかった。
「ふふ。ではそろそろティアを迎えに行ってきます。」
と、声をかけエドワードは行ってしまった。それに合わせてドキリとする。あの子に…あの令嬢に会える…どんな子なんだろ…。
「「「「はぁ。」」」」
皆深いため息をつく。ビックリして顔を向けると皆もビックリしていた。
「もしかして皆緊張してるのか?」
アルフレッドは苦笑いをし聞いてしまう。
「もちろんだよ。僕なんて女の子はお城にくる殿下目当ての子ぐらいしか知らないからさ。あんな子見たことないし…ドキドキしてるよ。お菓子のいい匂いしてたしさ。」
ルーファスはそわそわしながら言うが…ルーファス…君はお菓子が好きなだけでもないのか?
「声可愛かったね。それに…女の子の不安そうな声はじめて聞いた…。ちょっとドキッとしちゃった。」
レオナルドは少し目元を赤くしてる。それは…わかる。私も少しドキッとしてしまった。なによりもっとあの子の声を…いや。まず話してみたい。
「…。」
「あれ?そういえばオリーブ。ずっと黙ってたがどうかしたのか?」
「…あの子は…。」
オリーブは俯いたまま小さな声で呟く。
「あの子は私を見て…嫌がりませんか…ね。」
オリーブの問いに皆黙ってしまった。オリーブが瞳の色を気にしてることを何となく分かっていたからだ。なにより、城に来た令嬢には「気持ち悪い。」など言われていた。オリーブのオッドアイは珍しいが気持ち悪いなど思ったことはない。オッドアイは産まれながらに魔力を多くもってる希少な子にでる状態だからだ。オリーブは産まれながらに防御系の魔力を強く持っていたらしい。
魔力には火、水、風、土などのと分けるだけでなく、攻撃系や防御系など特化してるものがあるのだ。オリーブの場合どの属性でも攻撃系魔法より防御系の風による結界が特に得意なのだ。現宰相も同じ魔法が得意だがオリーブは産まれながらにそれが使える。その事を父上から聞いたが…産まれながらに結界魔法に特化しているとわかる何かが起きたということだろう。
「すみません。会ってみなければ分かりませんよね。それにきっと嫌がります。」
いつも令嬢に嫌がられる時には無表情で無視するオリーブが…なんか萎れてる…。これはオリーブか?無視する以外では「あぁ、僕の瞳ですか?気持ち悪いですか?君の甲高い声に比べたらマシかと。」とか「いや、君の殿下に媚びてる姿のが気持ち悪いですよ?」とか言ってるオリーブか?
そんなことをしているとテラスからエドワードにエスコートされて令嬢が現れた。その姿にびっくりして皆立ち上がる。
キラキラと光るストレートの長い銀髪に輝くような金色の瞳。くっきりとした二重に大きな目。ちょんっとある愛らしい鼻に、小ぶりでぷにっとしたピンクの唇。淡い紫色のプリンセスラインでスカートや肩にはチュールでふんわりとした可愛らしい印象を与えるドレス。何よりエドワードと話ながら微笑んでる姿にドキドキする。エドワードはなにかを伝え私達の方に視線を向けた令嬢は少し恥ずかしそうな笑みを浮かべる。その笑みに更にドキリとした。その姿に吸い寄せられるように私たちは近づく。
「殿下紹介させていただきます。こちらが僕の妹のティアラローズです。」
「お待たせいたしまして申し訳ありません。私はティアラローズ・アリウムと申します。」
5才でありながらも綺麗なカーテシーをする令嬢はホントに絵本の中にいる天使の様に愛らしい姿をしていた。私達はただ彼女から目を離せずにしばらくの間固ったのであった。
誤字報告ありがとうございます。コメントも頂きました。ありがとうございます。嬉しかったですっ!!!
返信でこの世界の設定を書かせていただきました。分かりにくくてすみません。




